観光客に紛れながら湖を眺めアイスを食べるフランスの日常。

Lifestyle

【フランス在住4年】自然豊かな環境を選んだ5歳4歳2歳のママライフ

毎月各国1回更新、世界各地のママライターによる連載【世界のmamagirlから】!
フランス東部に位置する自然いっぱいのアヌシー近郊で三児を育てているマーレンりさです。どうぞよろしくお願いします。

■フランス・アヌシーママのプロフィール

自己紹介近所の公園は午前中に来ると貸切状態、子どもたち遊び放題!

・滞在国/都市名
フランス アヌシー近郊
・滞在歴
4年
・職業
主婦(9月から学生予定)
・年齢
41歳
・語学力
来仏当初はボンジュールも伝わらなかったけれど、今は何とか病院や役所関係の手続きなどギリギリできるレベル。夫との会話は英語。
・家族構成
夫・長男5歳・長女4歳・次女2歳
・夫の出身・年齢・職業
出身:フランス リヨン 年齢:42歳 職業:銀行のIT
・住居形態
アパート所有

■フランス・アヌシーのママにQ&A

Q1.フランス・アヌシーのいいところは?

スキースキーは冬の週末の定番

パラグライダー天気の良い空にはパラグライダーの姿が沢山見られます

A1.
フランスのアヌシー地方は、スイスのジュネーブの近くにある小さい街で、湖の美しい観光地です。大自然で貴重な体験をさせてあげられるところがいいところだと思っています。都会的な刺激のあるアクティビティはありませんが、その分トレッキング、パラグライダー、スキーなど自然を相手にした本格的なスポーツを身近なものとして体験させられるのが気に入っています。

Q2.なぜフランスにいるの?

アヌシー湖夏のアヌシー湖は青空と湖のコントラストが清々しい!

山の上の公園山々に囲まれた自然いっぱいの環境は私たちが目指すのびのびした子育てに最適

A2.
結婚前から子どもができたら幼いうちは環境の良いフランスで育てたいという思いがあったことが第一。そしてお互い祖父母との思い出がほとんどないこともあり、両親が住む街に近いところに住んで親孝行ができれば良いなという思いから移住を決めました。
計画上は子どもが中学生になる前には日本に戻ろうかな、と話しています。

Q3.旦那さんとのなれそめは?


畑で青空学級子どもが大好きな夫は教えるのが上手

A3.
元々大阪で働いていた私が東京へ転勤になった時期と、夫がフランスから日本へ転勤になった時期が同じでした。当時私にとって東京にいた唯一の友達が昔ボランティア活動をしていた頃出会ったフランス人だったのですが、彼女の幼馴染みの同僚ということで、彼女のお誕生日会で出会ったのが彼でした。

Q4.妊娠出産はどこで?


公園で遊ぶ3人歳の近い3人は一緒に遊ぶのが大好き

A4.
長男は日本で産みました。8年付き合って結婚しましたがなかなか授からなかったこともあり、できるだけ早く3人は欲しいという希望を持ちながら渡仏後すぐ長女の妊娠が発覚。その約2年後に次女を出産しました。日本での出産経験がある分、フランスでのお産は妊婦検診の時点から衝撃の連続でした。

検診は自力予約、出産時もお産が被ってお医者さん不在!?
女性の仕事復帰は普通のことで、子どもを預けて息抜きタイムを確保するのも当たり前◎


その1: 健診
日本では当たり前だと思っていた妊婦健診で行う採血、問診、エコグラフィーはそれぞれ別の機関で行われるのでとても時間がかかりました。それぞれ自分で機関を探して予約を取るので語学が全く出来ない私にはそれはそれは高い壁でした。
さらに基本出産は無痛なので麻酔科との面談もあります。これもタイミングを自分で確認して予約を取らなければなりません。もちろんお医者様はフランス語オンリー。無痛は日本でも経験がなかったため、これはかなりストレスフルでした。
エコグラフィーは合計3回のみ。3回目は32週あたりが一般的なようですが、長男の陣痛が丸3日続いた経験があったり、さらには長女が逆子だった私は、直前までお腹を見てもらえないとなると不安しかありませんでした。
ちなみに逆子でも陣痛が来て病院に着いてから帝王切開するか判断しましょうと言われていました。幸い最終的には逆子は治っていましたがギリギリまで心配でなりませんでした。

その2:妊婦のライフスタイル
子どもを産みやすいイメージのフランスでは妊娠しても普段通り、日常生活の一環として捉えられています。食事や体重について厳しく管理されることもなく、とてもリラックスした環境でした。
フランスでは働く女性がほとんどなので仕事復帰へのプラニングもしっかりしており、そのためのシッター探しや保育園情報を得るためみんなめいっぱいアンテナを張り、時期が来たらスムーズに仕事復帰を果たします。
専業主婦を選択した友人も「自分の時間がないなんてあり得ないでしょ」と躊躇なく子どもを預ける時間を確保。このスタンスに私の「子どもが小さいうちは自分で育てたい」という執着が薄れ、どれだけ気持ちが楽になったことでしょう。

その3:出産
長女は予定日より1カ月早く生まれたのでサイズも小さく、麻酔が効いているうちにするりと生まれてくれましたが次女はそうは行きませんでした。
その日はお産が重なっていたということもあり、早々に麻酔科の医師が麻酔を打ちに来たと思えば医師が手一杯で長時間待たされ、生まれるタイミングではすでに麻酔が切れていました。長女のお産が楽すぎていきみ方もすっかり忘れていた私は忙しさや3人目というということで母親学級をサボっており、多分3人の中で最も痛いお産だったと思います。
そんな中でも医師は「んー間違ってるけど、まぁ”禅”の精神でこのまま産んじゃって」みたいなことを言っていたのが今でも忘れられません。

Q5. フランスで子育てをする上で1番驚いたことは?


駐輪用のフレームを鉄棒にする我が子。。我が家の近所ではこんなことをしていても道ゆく人が一緒に笑ってくれます

A5.
子どもには厳しくするけれど、子どもを持つ親にとてもサポーティブだということ。幼児が3人もいると流石に公共機関の利用を躊躇するのが当たり前ですが、フランスでは誰かが必ず手を貸してくれるので安心して出かけることが出来ます。
子どもが思わず良くないことをしてしまった際は「親の育て方が。。」のようなことを言われることはなく、子どもに対して直接注意を促してくれたり、「親の言うことを聞きなさい」と軽く説教をしてくれるのが私にはとてもありがたい驚きでした。

Q6. フランスで子育てをする上で1番苦労したことは?

A6.
家の中では日本語優先、日本の習慣に沿ってしつけをしてしまっているので、フランスと日本のマナーの違いや気をつけさせるべきことを私自身理解していなくて苦労しています。
例えば日本語での挨拶やお礼などは言えるけれど、フランス語でどこまで出来ているか義理の両親に注意されて初めて、このことに気付いてショックを受けました。

Q7. フランスで子育てをする上で大変だったこと・よかったことは?


A7.
大変だったこと:断然言葉の壁。子どもが病気になった際にうまく全てを医師に伝えたり、理解するのは未だにとても難しいです。その前に私の住む地域は人口が急激に増えている理由から病院は新規の患者を受けないところが多く、病院探しは至難の技。かかりつけの小児科でさえ予約は2ヶ月待ちのため、定期健診以外は車で1時間かかる隣町のファミリードクターのところまで足を運ぶのですが。これもまた大変なことです。(フランスではほとんどの場合家族単位でかかりつけの医師、ファミリードクターを決めています。妊娠を含め病気や健診をお願いしたい際はまずファミリードクターに診てもらい、必要に応じて専門医への紹介状を書いてもらいます。)

よかったこと:子どもは宝、他人の子どもでも大切にしてくれること。
道を歩いていると知らない人から「ブラボー」や「かわいい子どもたちね」と声をかけてもらう事が多いのはとても嬉しいです。この状況に慣れて3人の子どもを連れて日本に帰省した際に感じた冷たい視線はカルチャーショックでした。

■最後に

日本と比較して環境は違えど親の悩みや育児に関する興味は似ているはず。フランスではこんな感じなのだと身近に感じていただきながら違いを楽しくみなさまにご紹介していきたいと思います。また、我が家は3人子どもがいるので、保育園児、幼児園児、小学生、それぞれの子育て事情を発信していきたいと思っています。

マーレン りさ

レコード会社で勤務、第一子となる長男出産を機に退職し、夫と夫の故郷であるフランスに移住。その後2人の女児をフランスで出産した3児の母。現在はスイスとの国境近くの街・アヌシ―近郊で2カ国の良いところ、そうでないところを楽しみながらサバイブしています。
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