mamagirl公式ママ投稿アプリ「KiraraPost」より●恋するウェディングフォト@yurinaさん

Lifestyle

フォロワー20万のTwitterパパ、Shin5さんの連載がスタート!

TwitterやInstagramなど、SNSで30万人以上のフォロワーを持つShin5さん。
20代前半でシングルマザーの彼女と結婚、妻の出産を機に、結婚しても妻をずっと大切にしたいという思いをTwitterで発信し、反響を呼んでいます。
結婚から10年目を迎えた今年、改めて二人の軌跡を振り返り、妻に恋した&恋する瞬間をmamagirl WEBだけに綴っていただきます。




こんにちは、Shin5です。20代前半で当時シングルマザーの彼女と結婚し、その半年後に妻が双子を妊娠、出産。2017年に第四子の娘が生まれ、家族6人で暮らしています。
双子の妊娠を機に「結婚しても妻をずっと大切にしたい。いつも恋しているような関係でいたい」と思うようになり、日常のできごとや家族への思いをTwitterで発信していました。
妻との出会いから結婚、日々のできごとを5分で読めるショートエッセイ形式でママガールで連載します。



【僕が妻に恋する瞬間】#1「出会い」

夕方、僕は仕事を終えて、会社の飲み会に向かって歩いていた。

「今日の飲み会は気が進まないな…」

定期的に開催される他部署との合同の飲み会は、いつも小さな居酒屋を貸し切って100名以上が集まる。同じ部署の仲間ですら、入れ替わりが多すぎて名前と顔が一致しないし、他社から出向している社員もいれば、派遣社員からアルバイトまで大勢いるので会話をしていても落ちつかないのだ。


「このまま家に帰るのもありだけど」

そういいながら歩いていると、駅前の居酒屋に到着してしまった。

飲み会の時間は残り1時間くらいか。
それなら少し顔出して、さっさと帰ってしまおう。

居酒屋に入り、適当に挨拶をしながらお座敷の空いている座布団に腰掛けた。
隣には、経理部門の女性たちが座っていた。

「お疲れ様です!ビールでいいですか?」
「お疲れ様でーす!あ、すみません」
「ビールのグラスがないなー」

たまたま通りすぎた店員さんが、小さなグラスと冷えた瓶ビールを持ってきてくれて、隣に座った彼女が両手でビールを注いだ。

「顔が疲れてますねー。大丈夫?」
「そうですか?ビールありがとうございます!」
「とりあえず飲みますか、私はウーロン茶だけど」
「はい!お疲れ様でーす!!」

騒がしい店内で、まずは二人だけで乾杯をした。
少し話をして綺麗な人だと思ったが、会社ですれ違ったことがあるくらいはあっただろうか。もし話をしていたら覚えていそうなくらいタイプの女性だった。近くの席には、他にも綺麗な女性や最近入社した新卒の若い女性もいたが、全然気にならなかった。

簡単に自己紹介をして、首からさげっぱなしの社員証を鞄にしまった。
その仕草に指をさして彼女が笑い、つられて僕も笑う。
目がよく合う。とても良く笑う。


隣同士で10分くらい話をして、それだけで盛り上がった。
こんなことなら、もう少し早く飲み会に参加していれば良かったと後悔した。


あっと言う間に飲み会が終わって、2次会に流れるときには彼女の姿はもうなかった。帰り間際に「今日は楽しかったです!もう少し話したかったけど」と話かけたが、「また飲みましょう!」と言って、彼女は腕時計をみつつ時間を気にしながら、さっと店を出てしまった。


僕は2次会に行こうか迷い、携帯電話を眺めた。
着信やメールの通知は、何も表示されていない。


付き合って半年の彼女からは、1週間以上連絡がなかった。

お互いまめに連絡するほどでもないが、夜中に長電話することもあれば、休日の予定を合わせてデートし、終電まで一緒にいるようなどこにでもいる恋人関係だ。ただ、ここ最近、仕事が忙しい時に連絡を返せないことが重なり、なんとなく連絡が減っていたのは事実。話をすれば喧嘩になることが増えて「もう別れよう」と二人で話をしたことも1度だけある。

一緒にいる時間は楽しいし、そのうち同棲したいと思って勝手に準備を始めたりもしていた。
付き合いはじめの頃のように戻れたらいいなと願いながら、連絡するタイミングが分からずに「明日別れるかもしれない問題」を先送りにして毎日を繰り返す。

今日は少し飲みすぎたのかも知れない。
そういえば、飲み会の途中で部屋の電気が突然消えた時、隣にいた彼女の手を握ってしまったのを思いだした。

「ちょっとお手洗いに行ってくるね」

話が途切れたタイミングで、席を立った彼女を目で追っていると、近くに座っていた同僚たちと目が合った。どうして飲み会に遅れたのか、さっきまで何を話していたのかと質問責めにあいながらビールを飲んでいると、突然電気が消えたのだ。

電気が消えた瞬間、誕生日のサプライズか、居酒屋のブレーカーが落ちたのか分からず、宴会中の大広間は一瞬静かになった。こういう時、どうしたらいいのか分からなくなる。

テーブルの上にあったお鍋のガスコンロの火がところどころで灯り、携帯電話のライトをつけて周りを確認する人もいたが、30秒経ってもまだ天井の電気はつかない。
テーブルの端っこに座っていた僕は立ち上がり、壁のあるほうへ手をのばした。すると、トイレから戻ってきた彼女の手が触れて瞬間的に握ってしまったのだ。


「誰だよ、壁のスイッチ押して電気消したやつー」


廊下から部長の笑い声が聞こえて、部屋の電気がパッとついて僕は手を離した。
周りの目を気にして振り返ったが、部屋が暗くて良く見えなかったのか特に気にしていない様子だったのは助かった。

ただ、彼女の顔は真っ赤になっていてどうしたらいいか分からず、僕は小さな声で「あっすみません」と言って、逃げるようにトイレにむかった。そして席に戻るころにはお開きになってしまった。

「久しぶりにドキドキしたな-」

結局、2次会には参加しなかった。

品川駅まで一人で歩いて夜風に身を任せていると、さっきまでの出来事が何度も繰り返し頭の中で再生される。
そのたびにニヤニヤしてしまう顔をなんとか誤魔化し、駅のホームで電車を待っているあいだに手のひらを見つめた。

僕の手には、彼女のか細くて冷たい指の感覚がまだ残っていた。





【妻ヘのラブレター】

初めて出会った日のことは今でもまた覚えていて、あの日 飲み会に参加していなかったら、あの時となりに座っていなかったら、僕の今はなかったのかも知れないと思う。
この連載を書いている隣で、赤ちゃんを抱きながら眠そうに笑う妻をみて、あの日出会った奇跡に感謝し、これからも大切にしたいと思う。
あの日もいまも、僕の隣にいてくれてありがとう。



ママ投稿より●今週の恋するウェディングフォト

mamagirl公式ママ投稿アプリ「KiraraPost」(https://kirarapost.jp/)に寄せられた投稿から、連載のメイン画像をピックアップ!

今週の恋するベストフォトは「KiraraPost」ユーザー@yurinaさん。
結婚3年目で、1歳になる男の子ママのyurinaさんご夫婦を紹介します。

家族旅行で伊豆へ

交際から数えて12年。共に歩んできたyurinaさんから、旦那さんに宛てたメッセージです。
「高校生から変わらない優しいところ、そして人として尊敬できるところが大好きです。これからもずっとずっとよろしくね。」


【ウェディングフォトを大募集!】

雑誌・WEBサイト「mamagirl」では、これからも読者参加型の企画をたくさん考えていきたいと思います。
mamagirl公式ママ投稿アプリ「KiraraPost」(無料)をダウンロード、会員登録後に、「#shin5エッセイ」「#妻恋」のハッシュタグをつけて、みなさんのウェディングフォトをポストしてね!
shin5さんのオリジナルエッセイのメイン画像に採用されるかも!
みなさんのご参加・ご協力をお待ちしております!

Shin5

都内で会社勤めをしながら、なにげなく始めたTwitter が話題となり書籍化。
妻と4人の子どもとの日常を綴ったつぶやきが人気を集め、SNSのフォロワーは計30万人を超える。

漫画「結婚しても恋してる」 (ジーンピクシブシリーズ)、は2016年 次にくるマンガ大賞にランクインし、累計20万部を突破。
書籍は中国・韓国で翻訳版が発売されてアジア圏で注目されている。

結婚後も妻への恋心と子ども達への愛情いっぱい生活を言葉で切り取り発信している。

SHAREFacebook
TWEETTwitter
LINE LINE

Recommend
[ 関連記事 ]