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イタリアの離乳食はやっぱりイタリアン?味付けはチーズとオリーブオイル!

毎月各国1回更新、世界各地のママライターによる連載【世界のmamagirlから】。
イタリアに住むMAKOが今月のテーマ「離乳食について」をお話しします。

Q1.イタリアならではの離乳食の特徴は?

主治医から一番最初に教わるレシピのベース“SEMOLINO”。

こちらも離乳食のベースとなるスペルト小麦“FARROファッロ”。日本でも浸透しつつあるのかもしれませんが、栄養素を多く含むといわれている小麦です。

A1.
イタリアの離乳食はとってもイタリアン♪オリーブオイルにパルメザンチーズという“ザ・イタリアンメニュー”。
主治医が6か月検診時に離乳食のメニューを手書きで書いてくれます。ベースになる炭水化物にどんどん野菜やお肉、お魚を足していくのですが、ただひたすら味付けはオリーブオイルにパルメザンチーズというかなりイタリアンなメニューです。

Q2.イタリアの離乳食で驚いたことは?日本との違いはある?

ベースとなるやわらかく細いパスタに人参と白身のお肉をペースト状にし、オリーブオイルとパルメザンチーズで味付けした一品

A2.
イタリアでは子どもが生まれたら必ず主治医を決めることになっています。主治医となってくれる小児科医のリストがあり、ほとんどのママは近所にスタジオ(プライベート診察室のような所)を構えている医師を選びます。選んだ主治医を通してすべて医療関係のことは進められていきます。

その主治医が離乳食についても管理してくれ、主治医によって多少違いはありますが、初めての離乳食は大体ベースになるSEMOLINO(セモリーノ)というパスタにも用いられる上質な小麦粉をペースト状にし、スプーン一杯のオリーブオイルをいれたものを食べさせます。
こちらは昔も今もあまり変化がないようです。

次の段階ではそれをベースに次はパルメザンチーズを足したもの、その次はそこにズッキーニをゆでてミキサーにかけたもの、さらにニンジンペーストなどを足していきます。
味は常にオリーブオイルとパルメザンチーズ!そしてトマトは一番最後、離乳食が終わるころに足すように言われます。

セモリーノの他にもベースになる素材が数種類あり、それを色々変えていく感じです。
日本のように、様々なレシピを様々な味で作る感じではありません。主治医の書いてくれた伝統的なメニューをベースに徐々にお肉、お魚も足されていきます。

イタリアではベジタリアンママも多く、離乳食からベジタリアンメニューにしている人も。

Q3.何か月からスタートする?何歳で卒業?

果物のみの市販品離乳食。お値段ひとつ1.38ユーロ。オーガニック商品。

A3.
主治医が子どもの成長や体格を見ながら判断してスタートしますが、大体5か月から6か月から始めます。
日本では2,3か月から麦茶などを飲ませる場合もあるかと思いますがイタリアではありません。フルーツなども大体5,6か月から。

ただ子どもが二人目、三人目となるとママ達は主治医の指示はほどほどに聞きながら自己流で始め、自己流で卒業してしまうイタリアンママも多いです。

Q4.離乳食作りに役立つおすすめの便利グッズはある?

A4.
イタリアの場合一家に一台あるのが、小型フードミキサー。普段のお料理にも使いますが、離乳食の時期には大活躍。
日本だと普通に包丁を使ってみじん切りにしたり、すり鉢を使ってすったりする場合でもイタリアではすぐにフードミキサーが登場します。とっても便利♪

Q5.離乳食作りに役立つおすすめのレシピは?

A5.
イタリアでは体に良いとされているオリーブオイルは、上質なものが簡単にお手頃価格で手に入ります。
カルシウムがたっぷり入っていると言われる本格的パルメザンチーズのかたまりも、各家庭の冷蔵庫には必ずと言ってよいほど常備。

この二つがあれば、ベースをちょっと変えるだけで、味がつき、栄養満点♪茹でた野菜やお肉をミキサーにかけオリーブオイル&パルメザンチーズで味付け。日本の味に飽きていそうであれば是非お試しを!

Q6.市販の離乳食はどんなものがあるの?

BIO(オーガニック)のグリーンピースとほうれん草のペースト

BIOの100%リンゴとアプリコットのペースト

全てオーガニックのコーナー。他にもオーガニック離乳食は豊富にスーパーに並んでいます。オーガニック専門店に行かなくても近所のスーパーで手に入ります。

A6.
イタリアでは乳児がレストランに行くのはかなり普通の事。乳児連れでもガンガン外出するのが当たり前のお国柄。そんな時ほとんどのママ達が市販の離乳食を持参します。

ベジタリアンやオーガニックを支持するママが多いので、普通のスーパーでも離乳食の“BIOコーナー(オーガニックコーナー)”が充実。
自身は全くオーガニックなどにこだわっていないママでも、我が子にはオーガニックものを選ぶママも多いです。
イタリアの市販の離乳食の瓶が普通にオシャレでかわいいなといつも思っています♪

Q7.イタリアのおしゃれな離乳食・離乳食グッズはどんなもの?

『Richard Ginori』の食器

『Richard Ginori』の食器

『Richard Ginori』の食器

『MUNGAI』の上質なスポンジコットンを使用したスタイとナプキン。全て手刺繍のハンドメイド。

『MUNGAI』のやわらかいオーガニックコットンを使用したスタイ。全て手刺繍のハンドメイド。

『MUNGAI』のスタイとナプキン

A7.
今どき風のかわいくて、オシャレな離乳食グッズも沢山ありますが、伝統を重んじるイタリアならではの老舗ブランドが出す、高級ものがあるのもこの国ならではかもしれません。

言わずと知れた老舗高級食器ブランド『Richard Ginori(リチャード ジノリ)』の食器セットや、刺繍の老舗ブランド『MUNGAI(ムンガイ)』が新しく発表したBABYシリーズのスタイなど、シンプルで品があるアンティーク風デザインがかえってとても新鮮!

どちらのブランドも子ども向けというより、本物志向の上質素材を使用。お値段もはりますが、上質で良質なものを小さい時から手にすることで品格が養われていくというイタリアの言い伝えがあるように、使いすてには決して出来ない、“ものを大切にしよう”とする感じもイタリアらしいですね♪

当時の自分の離乳食を振り返ってみて…

手で食べるのが楽しくなっていた時期、毎回いろいろな所がぐちゃぐちゃに(涙)。。。

一人目は初めてのことで、とにかく主治医の書いてくれたレシピ通りに作り、全然食べてくれなくてもひたすら続けていました(涙)。なんせ味付けが“ザ・イタリアン”なこのメニュー、長男はおそらく生まれた時から日本食大好きだったのかと思います(今でも断然日本食派)。
結局ほぼ食べてくれないまま、母乳のみですごし、すぐに普通食へ。

次男は最初は主治医の指示通り、その後日本の離乳食レシピも取り入れ、半々で順調に進みましたが、月齢にそってということはなく、かなりいい加減に離乳食は終わってしまいました。永遠に母乳を飲みそうな勢いでしたが、無理やり普通食に(笑)。
あとはなぜか当時やたらと手作りにこだわっていました。外出時も手作りのものを一人持参し、イタリアンママ達には「さすが、日本人!」と言われ。。本当はほぼほぼ母乳でしたが(笑)。

今健康な二人を見ていると、「いい加減だったけれどなんとか育つものだ!」と思っています♪

今離乳食を全然食べてくれなくて大変なママも、毎回ぐちゃぐちゃに食べ散らかされて大変なママもいるかと思いますが(思い出すだけで、疲れがよみがえってきそうですが)、どうぞ「あとちょっと!」の精神で切り抜けてくださいませ。

写真提供 河田桃子
MUNGAIホームページ mungai.it 
(日本ではMUNGAI BABY をnanadecor 本店で一部取り扱い有り)



MAKO

某イタリアハイブランドのバイヤーを経て、イタリアフィレンツエへ移住。
現在はブランドバイヤーのアテンド、現地でのOEMディレクション、通訳、翻訳など常にモードと関わりながら、わんぱく盛りの男の子二人&イタリア人夫と日々奮闘中。
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