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クリスマス時期のお菓子屋さんのウィンドウ。食べるのがもったいない程かわいい!

Lifestyle

家族愛たっぷりのイタリア。クリスマス当日の定番メニューもご紹介!

毎月各国1回更新、世界各地のママライターによる連載【世界のmamagirlから】。
フィレンツェに住むMAKOが今月のテーマ「世界のクリスマスについて」をお話しします。

Q1.その国にとってクリスマスはどんな行事?クリスマスの定番といえば?

A1.イタリア人にとってクリスマスは一年で最も重要で大切な日。


クリスマスの定番はなんといっても1か月近く続く友人たちとの食事会と当日のながーいながーい家族との食事会!

フィレンツエ大聖堂の横には毎年大きなクリスマスツリーが登場。歴史的建造物とクリスマスツリーの組み合わせがとても幻想的です。

カトリック総本山のあるヴァチカンがあるイタリアではクリスマスは宗教的な意味合いにおいても最も重要な日。そして信者ではない人にとっても同じく重要な日。クリスマスはイタリア人にとって家族や親戚とたっぷりと過ごす大切な日だからです。
11月に入ると町や人は既にクリスマスモードに突中。まずはプレゼント探しから徐々に始まり、家中の飾りつけ、最後に当日のお料理買い出しという感じです。当日といっても11月後半から既にクリスマスに向けての食事会は始まるので、ながーいクリスマスシーズン到来です。
学生時代の友だちとの会、学校関係のママ友たちとの会、職場の友だちとの会など、日本でいう忘年会、新年会のような感じですかね。みんな予定がパンパンなのに何としてでもこのクリスマス食事会は成し遂げようと(笑)。

Q2.日本との違いは?

A2.日本との違いは当日は家族や親戚と過ごします。それともちろん学校も職場もお休みです。

普段からイタリアでは家での食事会が多々ありますが、クリスマスのテーブルコーデは普段とは違い、お皿も特別なものを出す家庭が多いです。

日本ではクリスマス当日は好きな人やお友だち、又は家族だけ、お友だち家族とのパーティなどかと思いますが、イタリアでは家族&親戚と過ごします。時にはパパ側、ママ側の両家の親戚が大集合する場合もあります。地域によっては2日間この大規模な親戚の集まりが続くことも。
そして観光客の沢山いる街中を除いてほぼ全てのお店は閉まります。大型スーパーももちろん閉まってしまいます。日本のお正月のような感じですね。

Q3.前準備はする?いつから?

A3.もちろんします!そしてなんと飾りつけする日が決まっています!

クリスマスツリーのオーナメントの一つとして子どもが使用したファーストシューズを飾っています。

ツリーのオーナメントの一つとしてベビーシューズを飾る習慣はイタリアだけではないようですが、大切な思い出として長くとっておけるように上質なものを選んだり、贈り物として高価なものを選んだりとイタリア人ファーストシューズにはこだわっています!

昔ながらの習慣でクリスマスの飾り付けをする日が決まっています。12月8日(聖母マリアの無原罪宿りの日)に家族総出で飾り付けを行うのです。今年は12月8日は土曜日ですが、毎年祝日になります。町でも各家庭でもクリスマスの飾り付け開始日は年々早くなってきていますが、この習慣を守っているご家庭もイタリアではまだまだ存在します!子ども達はこの日を今か今かと待っています♪
11月から既に至る所でクリスマス風景を見かけますが、この12月8日を境にぐっと盛り上がってきます。とにかく町中どこもかしこも綺麗で華やか!各ショップや、商店街、商業施設、大通りのイルミネーションに加えて、各家庭でのイルミネーションが始まるので、12月8日以降のイタリア旅行はおすすめです!

Q4.当日はどこにいる?誰と?

A4.断然家族と過ごします!時には親戚まで全員♪

当日会場となる家庭ではおもてなしとして、ツリーだけではなく細部の至る所にクリスマスグッズが。こちらは木で作ったお手製のクリスマスツリー。さすが職人の国イタリア!

ウェルカム用に用意されたおつまみ。お店でオーダーして買うサンドウィッチもクリスマス風。

パパ方の親戚、ママ方の親戚どちらでクリスマス当日を過ごすかは重要事項!大抵一年おきに25日当日の順番がまってきます。例えば今年は24日はママ方の親戚、25日はパパ方の親戚だと、来年はその逆。人数の少ない家族、仲の良い両家、又はどちらかが一人っ子で他の親戚が遠くに住んでる場合などは、両家が集まって25日当日を過ごす場合もあります。子どもがいて離婚などをしている場合でもこのルールに変更はなく、25日を交互に過ごしている方が多いです。かなり平等です!

家族が遠くはなれて一人の場合や家族がいない場合はどこかの家族のクリスマスに飛び入り参加したりとイタリア人らしいフレンドリーさでクリスマスはウェルカムです。私の友人や家族が日本からクリスマス時期に来ていたらもちろん強制参加(笑)。そしてこのながーーいながーーーい当日のランチが始まります。会場はレストランなどではなく断然誰かの家です。毎年同じ家の場合もあれば、親戚内で順番に家を変える場合もあります。

Q5.食べ物はどんなものをたべる?

A5.今回はフィレンツエでのクリスマス当日定番メニューの前菜からメイン料理、つけあわせまでご紹介♪

クリスマス当日メニューの定番、お肉を包んだパスタのTORTELLINI。この上にパルミジャーノチーズをたっぷりかけて食べます。とっても美味しいです!

クリスマス当日に食べるドルチェの一つ、ドライフルーツ入りパンのようなPANETTONE。お店やメーカーによって値段も味もかなり違います。是非美味しいお店のPANETTONEをお試し下さい。病みつきになります!

もう一つクリスマスの定番ドルチェ、焼きパンのPANDORO。こちらも沢山種類があり、パッケージにこだわったものも年々増えてきています。

イタリアではクリスマスメニューは、ほぼ決まっています。
地域によって多少の差、又は同じメニューでも具材の違いなどはありますが、そのクリスマス定番メニューをご紹介♪

前菜: ブルスケッタ(バゲットの上にトマトを刻んだものやパテなどを塗ったもの)、生ハム、サラミ、沢山の種類のチーズなど定番前菜メニューに加え各家庭でのオリジナル一品。
クリスマス用に少し高級な魚料理や小エビのカクテルなど華やかなもの。
 
PRIMO PIATTO:初めの一皿という意味ですが、主にパスタやスープ、リゾットなど炭水化物の一品。クリスマスの定番はTORTELLINI(トルテッリーニ)。
お肉や野菜からとるブロードスープ(日本でいう出汁)でお肉を包んだパスタを茹で、スープごと頂く一品。
手作りのものからお惣菜やさんで予約して買うものなど各家庭でこだわります。かなり美味しいです!

SECONDO PIATTO:2番目のお皿という意味ですが、メイン料理のことです。お魚やお肉をメインにしたお料理。クリスマスの定番はTORTELLINIのブロードを作る際に使用した何時間も火にかけられたお肉“BOLLITO茹でたお肉”が登場します。
そのお肉にSALSA VERDE(パセリとニンニクとオリーブオイルで作ったソース)や、マスタード、マヨネーズ等を添えて食べます。ソースはおばあちゃんやママが腕をふるって作ったお手製もの。その他クリスマスのメイン料理はお肉です!お魚は24日のイブに食べるのがイタリアの定番。

CONTORNO:コントルノと呼ばれるSECONDO PIATTOに添える付け合わせ。
付け合わせにはほうれん草の炒め物やジャガイモや野菜のオーブン焼きなど定番付け合わせに加え、クリスマスメニューの定番はこちらもTORTELLINIのスープを作った際に使用した茹でたお野菜たち。

DOLCE:ドルチェ(スイーツ)。クリスマスの定番はPANETTONE(パネットーネ)と呼ばれるドライフルーツがたっぷり入ったパンのようなドルチェ。これは本当にお店によって味が違います。有名菓子店のPANETTONEは要予約。一つ10ユーロ前後のものからなんと40ユーロ位するものまで!
日本ではなかなか浸透していないドルチェですが、イタリアを代表する一品!クリスマスには必ず誰かが用意します。有名店のものはふわふわしっとりでとっても美味しく、お腹がいっぱいなのに何故かどんどん食べられます(笑)。
もう一つはPANDORO(パンドーロ直訳すると金のパン)と呼ばれる焼きパン。上からお砂糖をふって食べます。どちらもどーんと重量のあるものですが、美味しいお店のものはホントに美味しいのでイタリアにご旅行の際には是非お試しを!

そして、ドルチェやコーヒーで締めにはいるのかと思いきや、クルミとドライフルーツをおつまみにお酒の種類を変えてまだまだこのクリスマス当日ランチが続くのです。。。

Q6.プレゼントはある?

A6.大人から子供まで全員分あります!

クリスマス市の出店。毎年誰に何をプレゼントしようかさんざん悩みます。

有名菓子店で販売しているPANETTONEをプレゼントとして贈る場合も。どこもパッケージがクリスマス仕様でプレゼントには最適です。

もちろんあります!そして用意するプレゼントの量が凄いです!子ども達だけではなく、学校の先生、お世話になった方々、お友だち、親戚などなど果てしないです(笑)。
日本でいうお中元、お歳暮のシステムがイタリアではクリスマスプレゼントとして行われている感じですかね。日頃の感謝の気持ちを込めて様々な人に贈り物をします。愛情や義理人情の気持ちが強いイタリア人らしい風習ですね。

Q7.サンタさんはどんな存在?

A7.もはやホントに存在するのではないか!?というくらい重要な存在です。

レストランやバールの前には毎年、本物か!?と思わせるほど雰囲気のあるおじ様がサンタさんになりきって登場したりします。

かなり大きな子ども達も信じているのがイタリア!小学校も高学年になってくると何人かの子ども達はだんだん真実を知っていきます(笑)。そんな子たちに影響され、サンタさんを信じている子ども達も徐々に疑いだし、今年で終わりかなー?と。。思いきや、国柄なのか純粋なのか最終的にはやっぱりサンタさん実在説を再度信じるイタリア人の子ども達。

当日の夜は窓を少しだけ空けて、テーブルにサンタさん用のビスケットと牛乳1杯、トナカイさん用に人参を一本用意するのがイタリア式。親は子ども達が寝た後、お皿付近にボロボロとビスケットをこぼしたり、人参を半分かじったりとあたかもサンタさん達によって食べられた演出をします(笑)。

まとめ

アートな国でもあるイタリアではクリスマスツリーの飾り付けがとっても素敵です。各家庭での飾り付けセンスも抜群!

イタリア人にとって春はイースター、夏はバカンス、そして冬はクリスマス&年越し、カーニバルが盛んな地域にとっては2月のカーニバルとこれらのビッグイベントが日々の生活の中でとても大きな意味を持っている気がします。
それらのイベントに向けて毎日働いている感じです(笑)。人生を謳歌しているイタリア人らしいですが、そのビッグイベントの中でもクリスマスは特別な感じがします。
普段ラフな服装で仕事をしている人も隠居しているおじいさんおばあさんも子ども達も当日はばっちり正装してくるのです。スーツやネクタイ姿を見かけるのも通勤日よりも断然クリスマス当日です。
それだけで普段は陽気なイタリア人たちにとってクリスマスは特別な日なのだということが垣間見えます。ビシッと正装してこのながーいながーいクリスマスランチを楽しみます。ファッションや食の国、そして私生活や家族をとても大切にするイタリア人らしさがぐっと詰まっているのがイタリアのクリスマスです♪

MAKO

某イタリアハイブランドのバイヤーを経て、イタリアフィレンツエへ移住。
現在はブランドバイヤーのアテンド、現地でのOEMディレクション、通訳、翻訳など常にモードと関わりながら、わんぱく盛りの男の子二人&イタリア人夫と日々奮闘中。
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