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Baby&Kids

【絵本通ママ推薦!】今月の子どもと読みたい絵本~睦月~

毎月1回更新の『絵本通ママ推薦!子どもと読みたい絵本』。保育士資格保有の私がオススメしたい、子どもと読みたい今月の絵本を紹介します。
第5回目に紹介する絵本のテーマは、「年明けに読みたい絵本」と「ホットケーキ記念日(1月25日)に読みたい絵本」の2つです。

子どもは、大好きな大人に絵本を読んでもらうことが大好きですよね。絵本には、読み聞かせによる言葉の習得や理解などの「認知能力」も高めますが、近年乳幼児の専門家の間で注目されている「非認知能力」も育むことができます。
子どもたちは、物語の主人公を通して、「人とうまく関わる力」や「目標に向かって頑張る力」、「感情のコントロール力」など、IQや数値で測ることのできない学びを得ていけるのです。もちろん絵本だけではなく、子どもの主体的な遊びを通して身についていく力なので、子どもの遊びこめる環境を作り、一歩下がって見守り、もう一歩のときにサポートすることが現代の子育て・保育の主流になりつつあるようです。

年明けに読みたい絵本①【十二支のはじまり】

岩波書店 文)長谷川摂子 絵)山口マオ

■絵本のあらすじ


むかしむかしの、そのまたむかしのお話です。神さまが、動物たちに言いました。「一月ついたちの朝、私の屋敷の前に集まれ。早く来たものから順番に、一年ずつ年をやる」と。そこで、年が欲しい動物たちの競争が始まります。


■おすすめポイント


長谷川摂子さんが書く文章の、「てのひらむかしばなし」シリーズのうちの一つ。加えて、これまでコラムをご覧いただいた方にはお分かりになる方もいらっしゃるかもしれませんが、「わにわにシリーズ」の絵を担当されている山口マオさんの絵で動物たちが描かれています。わにわにファンにはたまらない味のある作画ですが、長谷川摂子さんの文章の「方言」もなんとも言えない懐かしさと、温かさを感じることができます。


■絵本の総評


十二支について学べる度★★★
お正月にピッタリ度★★★
持ち運びしやすい度★★★


「てのひらむかしばなし」というシリーズだけあって、年末年始の帰省や旅行にも荷物になりにくいボールペンサイズ。にしては、文と絵ともにハイクオリティーなので、大人や子どもたちにも大満足していただける絵本だと思います。
動物たちの性格も、ずる賢かったり、気が弱かったり、食いしん坊とさまざま。その個性も楽しめる作品です。

年明けに読みたい絵本②【だるまちゃんとてんぐちゃん】

福音館書店 作・絵)加古里子

■絵本のあらすじ


大の仲良しの「だるまちゃんとてんぐちゃん」。だるまちゃんは、てんぐちゃんの身に着けているもののすべてが羨ましくてたまりません。
そこで、おおきな「だるまどん」や家族に、同じようなアイテムが欲しいと求めるのですが、なかなか良いものが見つかりません。そこから、だるまちゃんの知恵と工夫で、欲しいものそっくりな物を作り出す物語です。

■おすすめポイント


有名な「だるまちゃんの絵本」シリーズ。みなさんの中にはすでに、愛着のある絵本のうちの一冊かもしれません。例外なく、私も幼いころから好んで読んでもらった絵本でした。「だるまちゃんとてんぐちゃん」は、1967年に発行されて以来、2018年現在では162刷も世に出ているそうです。長年変わらず愛され続ける作品の魅力は、多くあると思いますが、一つ言えるのは「家族の子どもへ向けた愛情」でしょうか。
だるまちゃんが要求する物について、そのたび、家族総出で力になろうとするのです。
そのような、「絶対的に愛された経験のある子ども」が一人でも多く世に羽ばたいていくことを願うばかりです。


■絵本の総評


お餅が食べたくなる度★★★
塗り絵がしたくなる度★★★
子どもが読みやすい度★★★


「だるまちゃんとてんぐちゃん」では、文章のすべてが「ひらがな」で書かれています。そのため、ひらがなが読めるようになったばかりの子どもが挑戦しやすい作品と言えます。文章量は少なくないのですが、だるまちゃんやてんぐちゃんの会話文も多いので読み進めやすいです。
また、この絵本の魅力はなんといっても可愛らしく優しいタッチの絵。たくさんの「うちわ」や「靴」が登場するのですが、カラフルで大人も見ていて楽しめますよ。

ホットケーキ記念日に読みたい絵本①【ホットケーキできあがり!】

偕成社 作)エリック・カール 訳)アーサー・ビナード

■絵本のあらすじ


ある朝、ジャックという男の子は、「今日はでっかいホットケーキが食べたいなぁ」と思い、お母さんに伝えました。すると、お母さんは笑顔でこう答えます。「手伝ってくれないとできないわ」。そのため、ジャックは小麦を刈り取るところから材料集めに奮闘します。果たして美味しいホットケーキは無事にできあがるのでしょうか、、、?!

■おすすめポイント


「色彩の魔術師」とも呼ばれているエリック・カール。その絵の魅力もさることながら、物語もとても深みがあります。今回の作品では、お母さんはジャックからの要求に対し、ことあるごとに「笑顔で」答えるのです。「~がないと作れないわ」。
ジャックのお母さんは、ジャックの「ホットケーキを食べたい」という要求に応え、単に材料や道具を用意するのではなく、ジャック自らの手で手に入れるための助言をします。
このように、子ともに必要なものを先回りして提供するのではなく、子どもの「欲しいもの」を手に入れるための、あくまでサポート役に回るというのは、さきほどの「だるまちゃんとてんぐちゃん」のお父さん「だるまどん」とは全く異なる親の姿ですよね。
海外の自立心を育む子育てスタイルが、絵本の中からでも感じ取れる作品です。

■絵本の総評


食事のありがたみを感じられる度★★★
4,5歳児にピッタリ度★★★
自立心を育む度★★★


ジャックが集めるホットケーキの材料は、スーパーやお店からではなく、すべて自然から手に入れるということが、とても面白い作品です。
たとえば、ホットケーキの材料の一つである小麦、ジャックはなんと、麦を刈り取るとことから始めるのです。その後、竿でパトンパトンと叩き、石うすで粉にしていきます。この他にも、鶏から卵をもらい、牛から乳をもらうなど、とても原始的なのです。
現代の、食が豊かな日本の子どもに、命をいただく食事のありがたさを知ってもらうのにも、うってつけの絵本だと思います。

ホットケーキ記念日に読みたい絵本②【しろくまちゃんのほっとけーき】

こぐま社 作)わかやまけん

■絵本のあらすじ


しろくまちゃんが、お母さんと一緒にホットケーキを作るお話です。失敗をしながらも、懸命に楽しく料理をするしろくまちゃんの姿がとても可愛らしいですよ。

■おすすめポイント


こちらも大人気シリーズ「こぐまちゃんえほん」。ユニクロでも、しろくまちゃんがプリントされたパジャマが販売されるほど、非常に認知度の高い作品です。
とくに、フライパンの上でホットケーキが焼けるまでの過程を描いたページは有名で、読んでいる子どもたちも、美味しいパンケーキが出来上がるのを楽しみに待つ姿が目に浮かびます。「ぴちぴち」「どろどろ」など、聞いて楽しいオノマトペ絵本であるのもこの作品の特徴の一つです。

■絵本の総評


料理への関心を高める度★★★
仲間と食べる楽しさ度★★★
失敗を恐れない度★★★


しろくまちゃんは作品の中で、卵を落としてしまったり、ボールから生地を飛び散らかしたりと失敗しながらも、懸命にホットケーキ作りに挑戦します。
大人はついつい、子どもが失敗するのを「防ごう」と考えが働きがちですよね。
しかしながら、この作品では、「失敗させてもいいよね」と自然に思える、子どもの懸命な「目標を達成しようと頑張る力」をしろくまちゃんを通して感じることができるでしょう。

いかがでしたでしょうか。
今回は、2019年の年明けに、子どもと一緒に読みたい絵本をご紹介しました。
年始には、帰省されている方や旅行へ出かける方など慌ただしく過ごす方も多いかもしれません。家族で過ごされる方もホッと一息、子どもたちと絵本を読みあいっこするなど、楽しいひとときのご参考になれば幸いです。

柿沼 みき子

一児のアラサー母です。海から2kmの湘南在住。
メガバンク行員からヨガ講師へ転身。最近子どもを理解したい思いから、保育士資格を取得。
現在ひょんなことからOscarモデルになった、息子のサポートをしています!
足で稼いだ、旬で楽しい情報をお届けできるよう頑張ります!
【KiraraPost】miki.numa
【Instagram】miki.numa

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