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【絵本通ママ推薦!】今月の子どもと読みたい絵本~弥生~

毎月1回更新の『絵本通ママ推薦!子どもと読みたい絵本』。保育士資格保有の私がオススメしたい、子どもと読みたい今月の絵本を紹介します。
第7回目に紹介する絵本のテーマは、「ひな祭りの日に読みたい絵本」と、「卒園シーズンに読みたい絵本」です。

子どもは、大好きな大人に絵本を読んでもらうことが大好きですよね。

ひな祭りには、ひな人形を飾り、五目寿司やハマグリのお吸い物、ひなあられ、ひしもちなどをいただく習慣があります。昔は「流し雛」といい、紙などで作った人形に災いをうつし、川や海に流すことで厄払いの意味を込め、女の子の健やかな成長を願ったそうです。
現在では、時代とともに人形が豪華になり、流さないで飾るようになりました。

3月の卒業・卒園シーズンなど、転機を迎える子どもへ向けたオススメ絵本もご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。

ひな祭りの日に読みたい絵本①【おいしいおひなさま】

ほるぷ出版 文)すとうあさえ 絵)小林ゆき子

■絵本のあらすじ


ある日、4匹の動物たちがおひな様を見に行きました。おひな様を見ているうちに、自分たちのオリジナルおひな様を作りたくなります。そこで、それぞれが食べ物や葉っぱを使い、ひな人形に見立て手作りおひな様を作るお話です。


■おすすめポイント


動物たち(ねずみ、りす、うさぎ、たぬきちゃん)が、身の回りのものを使って、想像したり工夫したりしながらモノづくりをする姿が、読んでいる子どもたちの発想を広げてくれます。温かみがあり色彩豊かな絵も、子どもたちだけでなく大人も癒される一冊。1~3歳の低月齢の子どもたちにオススメです。


■絵本の総評


低月齢でもおひな様を楽しめる度★★★
手のひらサイズで読みやすい度★★★
お友達と仲良く楽しむ度★★★

動物たちの作るおひな様が可愛く、子どもたちも公園や森の中の物を使って、ひな人形を作りたくなるかもしれません。野菜やチーズなどで作ったおひな様を、動物たちは最後仲良くみんなで食べてしまう平和な物語で、子どもも安心してストーリーに入り込めます。


ひな祭りの日に読みたい絵本②【ひなまつりのちらしずし】

講談社 宮野聡子

■絵本のあらすじ


きみちゃんは、ひなまつりパーティーのために、お母さんと一緒にちらし寿司を作ります。お友だちも遊びに来るので、張り切って飾り付けをするきみちゃん。パーティーは大成功!お友達とのプレゼント交換をしたり、ハマグリで柄合わせ遊びをしたりと大盛り上がりです。


■おすすめポイント


現代のひな祭りの楽しみ方がよく分かり、ひな祭りパーティーをしたくなるような、とてもワクワクする作品です。そして、ちらし寿司の材料に込めた願いがあることや、ハマグリは、「貝の模様が両側同じなように、自分にぴったりの人と出会って、ずっと一緒にいられますように」という願いを込めていただくという文化などを知ることが出来ます。
絵本サイズは大きくて見やすく、見開きやすい作りとなっていて、3歳から小学校低学年ごろまで長く楽しめる絵本でしょう。


■絵本の総評


親の愛情いっぱいひな祭り度★★★
お手伝いがしたくなる度★★★
ひな祭りにお友達を呼びたくなる度★★★


きみちゃんは、お母さんと一緒に、酢飯を作るところから始めます。
絵本の読み聞かせと同様に、子どもと一緒に料理をしたり、お掃除をしたり、大人一人でするより、ちょっと手間がかかることもありますが、作る過程を一緒に経験することで達成感や喜びを共有することができますよね。そういった小さな一つひとつの積み重ねが、子どもが大きくなったときの、宝物になっていくんだろうなと感じさせる楽しい物語です。

ひな祭りの日に読みたい絵本③【もりのひなまつり】

副音館書店 こいで やすこ

■絵本のあらすじ


ある日、ねずみばあちゃんの元に、のねずみ子ども会から郵便が届きます。その手紙には、一生のお願いとして、ねずみばあちゃんの家にある綺麗なおひな様でひな祭りをして欲しいという内容でした。人間たちがひな祭りの飾り付けをする前に、ひな人形たちとねずみばあちゃんはのねずみの子どもたちのもとへ出かける大冒険のお話です。


■おすすめポイント


人間たちの暮らしの裏で、ひな人形やねずみたちが感情を持ち楽しく暮らしている様子が、読んでいる子どもたちの想像力を膨らませるでしょう。のねずみばあちゃんは、家の蔵に暮らしており、蔵に保管されたひな人形たちと、のねずみの子どもたちのために外の世界に出かけていく展開もスリルがあって楽しめます。ときには雪降る夜もあり、汚れてしまって悲しむおひな様たちに、ねずみばあちゃんの針仕事やお化粧のシーンも見どころです。


■絵本の総評


スリル満点ひな祭り度★★★
美しいひな人形度★★★
動物たちの楽しそうなひな祭り度★★★

ひな祭りをテーマにした絵本を読んでいるなかで、家や店にあるひな人形たちが、外の世界に出ていくストーリーがいくつかありました。「もりのひなまつり」は、ひな人形が、のねずみの子どもを喜ばせるために大冒険しに行ったという点で、スリルだけでなく勇気や、やさしい気持ちも読んでいる子どもたちに伝えることが出来るということが絵本選びの決め手になりました。対象年齢は3歳から小学校低学年まで、こちらも長く楽しめるでしょう。

卒園シーズンに読みたい絵本【たくさんのドア】

主婦の友社 文 アリスン・マギー 絵 ユ・テウン 訳 なかがわ ちひろ

■絵本のあらすじ


未来に進んでいく子どもたちへのエールを詩で表現している作品です。

■おすすめポイント


大ベストセラーになった「ちいさなあなたへ」の作者 アリスン・マギーの絵本です。
卒業・卒園シーズン、新しいドアの前に立つ子どもたちへ向けて、大人もさまざまな期待や心配などを抱くことでしょう。成長を願い、温かく見守りたい気持ちを優しい詩で表現しているので、子どもと一緒に読むことで、その気持ちを子どもに伝えることが出来ます。

■絵本の総評


子どもへ愛ある絵本度★★★
子どもの強さを信じる度★★★
新しく旅立つ子どもと読みたい本度★★★

絵本の詩には、何度も、子ども自身がどれほど強いか、勇ましいか、力を持っているかが表現されています。大人はつい、子どもに自分のした苦労や悲しみを経験させまいと先回り行動することが多くあります。
しかしながら、そのような過干渉は、子どもを信頼していないというメッセージとして、子どもの心に住みつき、自らを過小評価する子どもになりかねないと言います。
この絵本にあるように、子どもの強さ、勇ましさを根底で信じ、いつでも見守っている山や海などの大いなる存在のうちの一人として励まし支えられるという親へのエールも込められているように感じられる作品です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、3月3日のひな祭りを中心に、春に向けた卒業や旅立ちをテーマにした絵本を取り上げてみました。変化のある季節は緊張もある分、一緒に絵本を読んだり、ひな祭りの料理を作ってみたりする時間などで、いつもの和やかな日常を支えてあげられるのではと思いました。

柿沼 みき子

一児のアラサー母です。海から2kmの湘南在住。
メガバンク行員からヨガ講師へ転身。最近子どもを理解したい思いから、保育士資格を取得。
現在ひょんなことからOscarモデルになった、息子のサポートをしています!
足で稼いだ、旬で楽しい情報をお届けできるよう頑張ります!
【Instagram】miki.numa
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