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家の掃除は重曹で!基本的な使い方や汚れ落としの効果を解説

出典:photoAC

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家の掃除は重曹で!基本的な使い方や汚れ落としの効果を解説

「重曹」といえば、「クエン酸」や「セスキ炭酸ソーダ」などと並ぶ、自然派掃除アイテム。食用に使われるほどの高い安全性と、環境にやさしいエコな性質、身のまわりの掃除に幅広く使える万能性で人気です。スーパーや100均などでも気軽に入手できますよ。今回は、そんな重曹の基礎知識をはじめ、キッチンやリビングなどの汚れの種類別におすすめの使い方をご紹介します!

■重曹ってそもそも何?

まずは、重曹の基礎知識をサクッとおさらいしておきましょう!

・重曹の特徴は?

出典:photoAC

「重曹」(化学名:炭酸水素ナトリウム)は、弱アルカリ性(pH8.4)の物質で、「ベーキングソーダ」とも呼ばれます。水に溶けにくく粒子が細かいので、クレンザーとして使われているほか、洗浄剤として酸性の油汚れやたんぱく質汚れを中和して落とすときなどにも使われます。生ごみや靴の消臭剤としても効果がありますよ。古くから食用や薬用として使われてきたもので、基本的に人体には無害。万一、小さい子どもやペットの口に入ってしまっても安心という特徴もあります。

・どんな汚れに効果があるの?

重曹が得意とする汚れは、酸性の油汚れやたんぱく質汚れ(血液汚れなど)です。水に溶かして加熱すると二酸化炭素の泡が出るため、その力で鍋の焦げつきなどを落とすこともできます。一方、重曹が苦手とする汚れは、ギトギトになってしまった油汚れや、石化した水垢汚れなどです。また、同じアルカリ性のアンモニア臭は中和できないため、消臭できません。

・セスキ炭酸ソーダと何が違うの?

出典:@bm.p0512さん

重曹と同じく、家の掃除によく使われるものに「セスキ炭酸ソーダ」(化学名:セスキ炭酸ナトリウム)があります。セスキ炭酸ソーダは、重曹よりもアルカリ性が10倍強い物質で、そのぶん汚れを落とすパワーが強力!皮脂汚れや油汚れ、たんぱく質汚れに強く、キッチン周りで活躍してくれます。重曹よりも水に溶けやすいため、スプレーにしたり、洗濯に使ったりするのがおすすめです。

■重曹の基本的な使い方

ここからは、重曹を使って掃除するときの、基本的な使い方をご紹介します。

・そのままクレンザーとして

重曹の粒子の細かさと、水に溶けにくいことを利用して、クレンザーとして使えます。汚れに直接振りかけ、布でふき取るか、ブラシでこすり落とします。

・水に溶かしてスプレーとして

重曹を水に溶かした重曹水を作り、スプレーボトルに詰めておくと、いろいろな汚れにふきつけて使えます。一般的な濃度は、水200mlに対して重曹小さじ2杯ほど。40度くらいのぬるま湯を使うと、溶けやすくなります。重曹は水に溶けにくいため、使うたびによく振って全体を混ぜましょう。また、暑い季節は腐りやすいので、作り置きはおすすめしません。

・ペースト状にして

重曹と水を1:1の割合で混ぜると、ペースト状になります。お風呂場のドアパッキンなどにこの重曹ペーストを塗りつけてしばらく放置した後、スポンジなどでこすり洗いするとカビ汚れが落とせます。

■キッチンの油汚れは、重曹ですっきり!

油汚れが多いキッチン周りの掃除には、重曹が大活躍してくれます。汚れに合わせて、重曹をそのまま使ったり、スプレーやペーストを使い分けたりすると効果的ですよ。

・コンロ回りの油汚れは、重曹クレンザーと煮洗いで

出典:photoAC

油汚れがこびりついたコンロ周りは、重曹を直接振りかけてクレンザーとして使ったり、重曹スプレーやペーストでこすったりすると効果的です。五徳は、重曹を使った煮洗いがおすすめ。水200mlに対して重曹を大さじ山盛り1杯の割合で溶かし、鍋に入れて加熱します。沸騰したら五徳を沈めて10分程度加熱し、火を止めて冷めるまで放置します。取り切れない汚れは、ブラシでこすり落としましょう。

・冷蔵庫内の汚れも重曹スプレーで

こぼれたソースなどの汚れがこびりつきやすい冷蔵庫。重曹スプレーをふきつけて、水にぬらして固く絞ったふきんで汚れをふき取りましょう。がんこな汚れには直接重曹を振りかけ、ブラシでこすり落とします。

・電子レンジ内の汚れは重曹水の蒸気で落とす

耐熱容器に水500mlと重曹小さじ1を入れて混ぜ、電子レンジで約3分(600W)加熱します。加熱が終わったらそのまま放置して蒸気で庫内を蒸らし、汚れを浮かせましょう。10分ほどたったらドアを開け、水にぬらして固く絞ったふきんなどで汚れをふき取ります。

・トースター掃除は重曹クレンザーですっきり

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汚れがこびりついた金網を取り外し、重曹を直接振りかけてブラシでこすり落とします。その後水洗いしましょう。

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