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新生児が手足バタバタさせる理由は?原因と対処法、 受診の目安もチェック

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Baby&Kids

新生児が手足バタバタさせる理由は?原因と対処法、 受診の目安もチェック

■泣きながら手足バタバタをするときのチェック項目

同じ赤ちゃんの手足バタバタでも、寝ないで泣く、激しく泣くとなると心配になりますよね。そんなときに確認しておくべき項目を紹介します。

・ 不快感を解消しよう!衣類・おむつのチェック

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排泄したり吐き戻したりしたときだけでなく、汗をかいて服やオムツが濡れてしまう場合もあります。濡れたオムツや服を長時間身につけていると、不快感だけでなく肌荒れの原因になるのですぐに交換してあげましょう。

・ 暑くない?寒くない?室温のチェック

汗ばんでいるときは暑いサインです。服の枚数や室温を調整して適温にするなどの対応をしてあげると◎ですよ。エアコンの風が直接当たっていないか、逆に寒すぎないかのチェックもいっしょに行いましょう。

・ もしかして発熱したかも?体温を測る

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咳込んでいたり、尿がほとんど出ていないという場合は体温を測ってみましょう。このときに顔色も確認しておくと病気の早期発見につながります。

・ 機嫌が悪いだけかも?おもちゃで遊ばせてみる

赤ちゃんのお気に入りのおもちゃやいつも泣き止ませるときに使う動画を見せて、機嫌を確認してみるのも大切です。興味を示さずに泣き続ける場合は、構ってほしいのではなく違う要因が関係しているかもしれないので要注意ですよ。

・ 傷や発疹、肌荒れに注意!裸にして状態を観察

発疹が出ていないか、肌荒れを起こしていないかなどを確認しましょう。特に、脇や顎、首元や足のつけ根など、目につきにくい場所はかぶれが進んで爛れてしまっていることもあります。
肌を刺激しているものが無いかという点も注目して確認すると良いですよ。

・ 便秘でおなかが詰まっている?肛門を刺激する

基本的に新生児期の赤ちゃんは便がゆるく、一日に何度も排便します。便を貯められるようになると回数も減りますが、腸の調子が悪く便が硬くなってなかなか出ずに苦しくて泣いている場合もあります。
個人差はありますが、排便がなく苦しそうに泣きながら手足をバタバタさせている場合は、綿棒浣腸などで肛門を刺激し、排便を促してみるのも大切なホームケアですよ。

■病院の受診が必要な場合の見極め方

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赤ちゃんが泣きながら手足バタバタをしていても、病院を受診する目安がわかりにくく、調べれば調べるほど病院へ行くべきかわからなくなることもありますよね。
ここからは、病院への受診が必要となるパターンを紹介します。ママやパパが受診を見極める際の参考にしてみてくださいね。

・反応や呼吸がおかしい場合はすぐに病院へ

生後3カ月頃までの赤ちゃんは特に注意すべき点です。いつもより息が荒い、苦しそうにゼイゼイしている、激しいといった呼吸の状態や、周期的に泣いたり泣き止んだりといった反応の変化を感じた際は、診療時間外でもすぐに病院を受診しましょう。

・排尿排便の異常がある!回数や色を確認

便や尿の色、頻度についても注意しましょう。便に関しては、便秘気味でホームケアをしても出ない場合や、出た便の色が血交じりの赤や黒、白といった場合は要注意です。
便の色を確認する際は、母子健康手帳に記載されている便色カードを使用するとわかりやすいですよ。

・嘔吐した?回数や色、嘔吐後の状態もチェック

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赤ちゃんはよく吐くので見落としがちですが、緊急性の高い嘔吐もあります。嘔吐物が黄色や緑色、赤・黒の場合は消化器官の異常が考えられます。
迅速な対応が必要なので、速やかに病院を受診しましょう。何度も嘔吐したりいつもと違う様子で泣きながら手足バタバタをしている場合は、かかりつけ医に相談するのが◎です。

・けいれんしている場合は状態と継続時間を確認!

けいれんとは、運動に関する神経の働きが異常を起こしたことで体の一部がつっぱる、ピクピクするなどの症状。けいれんが一回で済んで、継続時間が5分以内であればひとまず大丈夫ですが、短時間で繰り返したり口から泡を吹いたり、青ざめたりといった症状が見られたらすぐに治療が必要です。
特に熱性けいれんは赤ちゃんに見られやすいけいれんの一つですので、頭に入れておきましょう。

・ いつもより熱がある・顔色が悪い…状態も確認を

赤ちゃんの平熱は36.5~37.5度と大人より少し高めです。泣いて手足をバタバタさせている際は一時的に38度近くまでなることも多くありますが、生後3カ月未満で38度以上が出ていると要注意!
また、平熱の範囲でもぐったりしている、泣き方が弱々しい、顔色が悪いといった症状があり、心配な場合は病院を受診しましょう。

■少しでも心配なことがあれば受診しても大丈夫

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言語や共通の意思疎通方法を習得するまで、赤ちゃんの気持ちはママやパパが観察して察することしかできず、気持ちも体の負担も大きいものです。特にはじめて子育てに挑むパパママは、慣れずに心配なことばかり。
「こんなことで相談していいの?」と悩むことも多いでしょう。少しでもおかしい、心配だということがあれば、かかりつけの小児科の先生に相談しましょう。
また、夜間や休日の緊急時には「こども医療電話相談#8000」というサービスがおすすめです。電話すると小児科医師や看護師に繋がり、病院を受診した方が良いかの判断や、どのように対応したら良いのかを教えてもらえます。
他にも都道府県によっては、病気以外の心配ごとにも相談にのってくれるサービスがあります。一人で行き詰まった際にはこういったサービスを利用するのも◎ですよ。

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