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無理なく痩せるコツは?ボクシングの減量経験者ロバート山本が伝授!

撮影:モリサキエイキ

Entertainment

無理なく痩せるコツは?ボクシングの減量経験者ロバート山本が伝授!

ロバートの山本博さんが芸人として、パパとして、日常の気づきを綴る本連載。
第122回目は、無理なくダイエットをするコツについて。芸人でありボクシングの減量経験をもつ山本さんが伝授!
 

■ボクサー時代、2カ月で5キロ落とすはずが……

コロナ禍での体重増に悩んでいる僕ですが、現役ボクサー時代は試合に向けての減量も経験しています。といっても1試合だけですけど。
 
あのときは、試合の2カ月前から5キロの減量に挑みました。慣れた選手の場合、2週間程度の短い期間でそれくらい痩せることも可能です。でも、僕の場合はデビュー戦でしたし、5キロの減量なんて経験がなかったので、念のために長めのスケジュールを組んでいただきました。
 
と思っていたら、試合1カ月前にリミット体重に。これは逆に落ちすぎだと、そこから今度は頑張って食べて練習効率も上げてまた落とすという、思っていたよりもハードなものになりました。
 
そんな経験をしているので、今でも本気になればちゃんと落とせるとは思っています。でも、なかなかその「本気」になるのが難しいんですよね。
 
無理なく痩せるためにはどうすればいいかというと、食べるもの・食べる量を自分の脳と胃にちゃんと相談しながら進める必要があります。
 

撮影:モリサキエイキ

■「腹八分目」が痩せる理由

僕が現役当時やっていたのは、まずはキャベツなどの野菜をたくさん食べる。そして、どうしても炭水化物は好きで食べてしまうので、茶碗のサイズを3つくらい用意して、胃と脳をだんだん騙していくんです。最初は普通の茶碗、次はちょっと小さめの茶碗、最後は子ども用茶碗……といった具合です。
 
もう休むだけの夜のお米は、ただ僕の食への欲を満たすためだけのもの。今日分の炭水化物は取った、だから、本当は不必要だと思い込む。そのことを胃と脳に言い聞かせていく。「これは本当はいらないんだよ、俺が満足できてないから食べてるだけなんだよ」と。こうして胃をだんだんと小さくしていって、最後はご飯を豆腐に切り替えるんです。
 
ただ、減量中でも、朝と昼、練習前の炭水化物は食べるようにしていました。やっぱり問題は夜なんです。夜って風呂に入って休んだり、そこからカロリー燃焼させるような行動なかなかしないですよね?みんなカロリーを摂取し過ぎなんです。
 
なぜカロリーを摂りすぎてしまうかというと、「1日の疲れを癒すため、夜は贅沢に美味しいものをお腹いっぱい食べて……」と脳がインプットしているから。その習慣を崩すと、逆にストレスになっちゃうんですよね。
 
減量においては、いかにストレスを溜めないかも大事なこと。だから、楽しめる工夫を用意する。お皿を変えていくのもその一環で、達成感があって楽しいですよ。
 
とにかく、胃は食べれば食べるだけどんどん大きくなるゴムの袋みたいなもの。毎日お腹いっぱい食べていると、胃の容量も増えて昨日よりも食べる、昨日よりも食べる、を繰り返していくことになるんです。
 
江戸時代日本初の健康本と言われているモノの中にすでに「腹八分目」という言葉が出てきます。腹八分目とはよく言ったもので、過去の自分より少しだけ食べない、を繰り返していくと胃も少しずつ小さくなって、今度は脳がそんなに食べなくても満足できるようになっていくんです。いつしか普通に食べてた量が、こんなにたくさん食べられないとなります。
 
ただ、「腹八分目」といっても胃の容量は見えないから、プレート皿とかの大きさで可視化するわけです。美味しいものを腹八分目です。これを2か月続けたら、かなり痩せるはずですよ。
 

■デビュー戦勝利の影にあんこ有り  

ほかにもストレスを溜めない秘訣はあって、減量中でも思い切り好きなものを食べる日を作ってあげるのも有効です。ボクシングの減量でも、予定より順調に痩せているからちょっとラーメン行っちゃう? という場合はあります。
 
大事なのは、その「ラーメンのカード」をどこで切るか。この手の話では、僕のデビュー戦の相手、ジロリアン陸君は本当にヤバいです。
 
90日くらい大好きな「ラーメン二郎」を断って、リミット内に抑えたら試合前夜にご褒美として二郎を食べる。そんなリカバリーの荒技聞いたことないですから。胃がビックリして普通はできないですよ。ジロリアン君くらいです。
 
僕の場合、ご褒美ではなくパフォーマンス向上のために、試合直前にあえて糖質を摂取するようにしました。試合の2時間前くらいにあんこをペロリ。普段の練習でもよくあんこは食べていましたね。
 
糖質といっても、絶対に洋菓子よりも和菓子がオススメ。洋菓子は油が多いので、せっかく体内に入れた糖を油がごまかして吸収されにくくなってしまうんです。対して、あんこはとても上質な糖で、体もすぐに受け入れやすい。つまり、食べてすぐにエネルギーに変わるんです。
 
最近、ランナーの栄養補給食として羊羹が好まれている、と聞きますがそれも一緒ですね。バナナがいい、という話も聞きますし、選手によっても好みや体質でも分かれます。
 
ただ、僕の場合はあんこが一番パフォーマンス的にもよかったですね。あのジロリアン君に勝てた背景に、あんこ有りです。
 


撮影/モリサキエイキ 構成/オグマナオト 企画/mamagirlWEB編集部
 

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ロバート 山本博

ライター
2018年で結成20年を迎える、お笑いトリオ・ロバートのメンバー。テレビ番組や劇場でのコントではツッコミとして活躍する一方、ボクシングのトレーナーとしてレッスンを開講したり、相方の秋山竜次から「むちゃぶり」で描かされた「むちゃぶりかみしばい」(文芸社)が出版されるなど、多方面に渡って活動している。趣味:ボクシング(フェザー級、戦績:1戦1勝1KO、トレーナーライセンス取得)、ポケモン、お城巡り、蕎麦屋巡り、体を動かすこと特技:ルービックキューブ、ロボットダンス、オカリナ、運動保育【育児絵日記Instagram】yamamotohiroshipapa
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