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大ショック!からスタートした【幼稚園弁当奮闘記】

画像提供/筆者

Entertainment

大ショック!からスタートした【幼稚園弁当奮闘記】

幼児向けテレビ番組『シナぷしゅ』プロデューサー・飯田佳奈子が綴る等身大ママエッセイ。今年3月に配信したエッセイで、るんるんとお弁当作りの計画や夢を語っていたのですが、いやはや、今読んだら笑ってしまうほど完全に机上の空論でした。実際に始まった幼稚園弁当生活は、思っていたのとはちょっと違ったことや、悩みがたくさん。今回はそんな我が家のリアルなお弁当ライフを書きたいと思います。

あれもだめ!?これもだめ!?

入園間近となった3月下旬、幼稚園から日々の生活の詳細が書かれたしおりをもらって、大ショックを受けました。なんと!!お弁当の注意事項にはピックや楊枝の使用禁止と書いてあるんです。せっせと可愛いピックを買い集めていたのに…すべて無駄になってしまいました。よくよく考えてみると、それぞれの幼稚園で色んなお弁当のルールがあるのは当たり前で、浮かれて先走ってしまった私が悪かったのですが。ピックや楊枝が使えないとなると、作れなくなってしまうメニューもあって、もともとラインナップに入れようと思っていた献立も数がすっかり減ってしまいました。 もう一つのルールとして、果物の別添えもNGで、果物用の小さなケースを用意していたのも使えなくなってしまいました。

一つのお弁当箱にすべてを入れ込まなければならないとなると、詰め方にもかなり工夫が必要です。誤飲防止のため果物をカットして入れると水分が出てしまうので、おかず類にそれが響かないようにしないと…というのもあります。果物には小さなアルミカップを使っていますが、アルミカップの存在感が意外と大きくて幅をとるのも悩みの種。少しお弁当箱のサイズをあげないといけないかな、と検討中です。 そんなこんなで、スタートダッシュからずっこけてしまったお弁当ライフ。来年入園を控えている方にお伝えしたいのは、まずなによりも園のお弁当ルールを事前にしっかり確認すること、です。

前向きな気持ちに応えたい!

息子がカンショクしてくれるお弁当のひとつ

さらに、予想外のこともありました。それは息子のリクエスト。子どもながらにお友達のお弁当もしっかり見ているようで、「明日はオムライスにして!」「○○ちゃんのお弁当みたいにのりまきを入れて!」など、突然の容赦ないリクエストが放り込まれるようになったんです。お弁当に対しての前向きなリクエストなので、できるだけ応えてあげたくなってしまい、前日の急な予定変更もやむなし。今はとにかく「食べたい」と思ってもらえること、「全部食べられた」という成功体験を積み重ねることが大切かなと思っています。 お弁当作りを手伝いたい!と言われることもよくあって、正直手間が増えるだけなのですが、そんな時はほんの一工程だけでもやってもらうようにします。自分が手伝った、と思えばきっとよりおいしく食べられますもんね。

お弁当作りの醍醐味♪

ネガティブなことばかりあげてしまいましたが、良いことももちろんたくさんあります。まず、思ったよりも大変じゃない!息子の幼稚園選びのときに、一番気がかりだったのがお弁当作りのことでしたが、想像よりもずっと楽ちんです。うちの息子はよく食べるほうですが、そうはいってもまだ年少さん。お弁当箱自体もそんなに大きくないので、詰めているとあっという間にいっぱいになるし、子どもが好んで食べるものは調理も複雑じゃないのでそこまで負担がないように感じています。今はまだ作り始めてほんの2か月程度のお弁当初心者ですが、これからどんどん数をこなしていけば、もっと慣れてきてさらに楽になっていくんだろうなと思います。 あとは、余ったおかずをついでに自分のお弁当にしたり、在宅のランチにしたりすることで節約にもなるし、健康的にもなっています。そして何より、息子が完食してくれると気持ちいい!空っぽになったお弁当箱を見ると、一日の疲れが吹き飛ぶ気がします。「今日のお弁当どうだった?」と幼稚園の帰り道に聞いて、「カンショクしたよ!」と息子が答えてくれる。そのやりとりがもう癒しです。

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