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ロバート秋山のむちゃぶりで3年…山本博の絵本が完成!息子の愛読書に?

2017年に第一子を授かり、パパとなった、お笑いトリオ・ロバートの山本博さん。息子くんとの生活の中で感じた「?」や「!」をマンガに描き、今年7月からインスタグラムで発信。そのイラストをもとに、山本さんがパパ芸人ならではの気づきを綴る本連載。

第12回は、初めての絵本「むちゃぶりかみしばい」について。ロバート秋山さんからのむちゃぶりで始まった企画が、3年経ったら絵本になりました!

■「むちゃぶりかみしばい」が生まれたきっかけ

昨年、初めての著作「むちゃぶりかみしばい」(文芸社)という絵本を出版しました。
5シーンで完結する作品が、4つ収録されています。

絵本を出版できたことは、もちろん嬉しいです。でも、書店の絵本コーナーに行って、きれいな絵本の中にひとつだけ異質なタッチの絵本がまぎれこんでいるのを見ると「いいのか、これ?」という気分に(笑)。


「むちゃぶりかみしばい」は、その名のとおり、秋山からのむちゃぶりから始まった企画でした。

2015年に、テレビ東京の「おはスタ」という番組に出演していたときのこと。収録中に、秋山から「『少年と魔法のサスペンダー』っていうタイトルのかみしばいを作ってくれ」って突然言われたんです。

僕は絵がヘタだから、内心「え!?」と思ったけど、生放送で言われちゃったからやるしかない。「1週間後にかみしばいを作ってくる」って宣言してしまい、作らざるを得なくなったんですよ。

期間的に5枚くらいしか描けないと思ったので、5シーンで完結する物語を考えました。それで、1週間後の「おはスタ」でかみしばいを読んだところ、視聴者の方からの反応がすごく良かったんです。

その反応に、僕も秋山も気を良くして「ロバートのライブでもやろう」ということに。3年間、2カ月に1回の頻度で続けていたところ、いつの間にか20作が完成していました。

絵日記インスタグラムアカウントでは、ライブで読み聞かせもやってます!(インスタグラム絵日記より)

■出版秘話…実はこっそりプロの登竜門である出版賞に作品を送っていた!

秋山からかみしばいのタイトルが送られてくるのはライブの1週間前。そこからの1週間は、もう地獄です(笑)。

「シャリーと無意味な飛行場」とか「バード兄弟となめにくいハッカキャンディー」とか、秋山が響きの良さだけでつけた複雑なタイトルをうまく回収して物語を作り、なおかつ絵も描かなきゃいけない。しかも、ライブで一度発表したら終わりなんです。

これはもったいないと思い、何か形にしたいと考えていたところ、文芸社が主催している「えほん大賞」の存在を知りました。

えほん大賞は、プロを目指している人たちや本を出版したい人たちが応募する賞です。そんな公募に「ロバート山本です」と名前を出して、ヘタな絵の作品を送ったら、「バカにすんじゃねーよ」って言われそうじゃないですか。だから、芸人であることは伏せて、ダメもとで応募してみました。


マジックペンの色ムラは残っているし、たったの5枚で終わる。きれいな作品ばかり送られてくる中で、僕の作品はとんでもなく目立ったんでしょう。

「ちょっとお話を聞かせてください」と連絡が来て、文芸社を訪れたところ、「えっ? 山本さんって、あの芸人の山本さんですか?」って驚かれました。

編集者の方は、毎年2,000冊くらい絵本を読むので、最初の2〜3ページを読んだだけでオチがわかってしまうことが多いそうです。でも「この作品は一語一句最後まできちんと読ませていただきました。色彩感覚も普通の人ではありえない色使いで目を引きました。」と言われました。

「でも、この作品は最後までオチが読めなかった。どうやって作っているんですか?」と聞かれて、秋山からのむちゃぶりで始まった企画であることや、ライブで発表していることをお話ししました。

ライブにもお越しいただき「これ面白いですね。ぜひ1冊にまとめましょう」って言ってもらえたことから、絵本の出版企画がスタートしたんです。

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