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【辻希美さんインタビュー後編】「今を大切に前向きに乗り越えて!」大変な幼児期の子育てを乗り越えて思うこと

人物撮影/mamagirl編集部

Entertainment

【辻希美さんインタビュー後編】「今を大切に前向きに乗り越えて!」大変な幼児期の子育てを乗り越えて思うこと

4人の子どもを育てるママで、YouTubeチャンネル「辻ちゃんネル」は登録者数153万人超えと、mamagirl読者にも大人気の辻ちゃんこと辻希美さん。特別インタビュー後編では、高校生、中学生、小学生、未就学児を育てる大変さやその乗り越え方、さらに夫婦円満の秘訣、そして同じく育児にがんばるママへのエールをいただきました!

辻ちゃんだって、子育てでイライラする!

―最近の子育ての悩みはありますか?

辻:子どもが小さい時は小さい時で大変だなと思っていましたが、大きくなったら大きくなったでまた全然違う悩みも出てきましたね…。ごはんを一生懸命作っても「食べてきた」と言われたり、おかず次第では「いらない」と文句を言われたり…。

―そういう時はどう対応するんですか?

辻:「もうこれしかないから、食べて!」とは言います。それでもリビングに来なくて、家族がいなくなったタイミングで食べることもありましたよ。思春期の時期は仕方がないので、そこを追及したり、否定したりはしません。きっと家族といるのが嫌なタイミングなんだろうなと思うから、あとで食べやすいように食事をプレートにして、置いておくこともありました。

―思春期の子どもの意思は尊重してあげるんですね。

辻:そうですね。でも、ワガママと思春期って紙一重で難しいところですよね。子どもがワガママで反抗している時は、もちろん私も「もう食べなくていい!」って怒ります。思春期の時期的な問題なんだろうなという空気が伝わってきたら、そっとしておきます。

―それは一番上の娘さんの子育ての時に学んだことですか?

辻:そうかもしれないです。長女は唯一の娘ですが、思春期よりも夫が娘に意見を言えないことの方がキツかったかも(笑)。娘に言いたいことや聞きたいことは全部私に言ってくるので、夫には「直接聞けばいいじゃん」って何度も言いました。それでも結局私が間に立つしかなくて。娘も聞かれたくないこともあっただろうに、夫の代わりに私が全部聞く、みたいな嫌な立場でしたね。

―上のお子さんたちは、これまで反抗期はありましたか?

辻:長女も長男も目立った反抗期はなくて。それこそ「うるせえ!」とか言われたことはありません。ただ、反応が無いタイプの反抗はありましたね。私も女性のホルモン周期とかでイライラしていると、ぶつかることもありました。

―穏やかに育児をしているイメージなので、辻さんでもそういう時があるんだと、ちょっとホッとしました。

辻:私も子どもたちに対して、怒る時はめっちゃ怒りますよ! それに対して反応が無いのが一番イライラしますよね。もう、言いたいことあるなら言ってこーい! って(笑)。

思春期前の、小学校高学年が一番難しい時期

―次男くん、三男くんは小学校高学年と未就学児ですが、そこはまだぶつからない?

辻:小学生は小学生でぶつかりますね。特に高学年は難しいと思います。中学生は大人と子どもの境目の時期と思うとわかりやすいのですが、そこともまた違って。親としての対応の正解がよくわからないなと感じる時期です。
思い返せば、長女の時も長男の時も、小学校5・6年生の時の接し方が一番苦労したかもしれません。

―ちょうど次男くんは4月から6年生ですよね。そういったママとしてのストレスが溜まった時、どうやって発散しているのでしょうか?

辻:私、これといった趣味もなくて。しかもじっとしていられないから、映画を一人で見るとか、美容院に一人で行くとかも苦手なんです。何かをやっていないと気が済まない性格なので、家事をしてその様子を動画で撮ること自体がストレス発散になっているんだと思います。ちょっとでも時間が空いたら、もったいない! 仕事したい! って思うんです。10代から仕事をしてきたからこその考え方かもしれません。

家事をサボったところで、やるべきことはやってくる

―本当に手際よくテキパキ家事をこなしている印象です。ダラダラしちゃうことはないんですか?

辻:よっぽど具合が悪い時ぐらいですかね(笑)。結局、サボったところでやらなくちゃいけないことはやってくるので。家事を溜めることはあまりないですね。この時期は洗濯物も1日最低3回は回すので、1日でも休んだら大変なことになってしまう。

―1日最低3回の洗濯! 想像しただけですごいです…。

辻:長袖でかさばるというのもありますが、部活着もありますし、遊びに行って汚れて着替えることもありますし…家族が多いとどうしても仕方ないんです。感染症の時期はタオルも1回使ったら洗わないと、家庭内感染も起こってしまうので。
天気が良いから布団を干そう! なんて日は大変ですよ(笑)。全員バラバラの部屋で寝ているので、その寝具を全部洗うとなると、1日中洗濯に追われている感覚です。

子育ての壁を乗り越えれば、自分自身がレベルアップできる!

―辻さんといえば、夫婦円満。その秘訣も教えていただけますか?

辻:大切なのは、相手に期待しすぎないことですかね。そして、やってくれたことには感謝すること! なにより夫は家庭のことをすごくよくやってくれるので、子どもたちもきちんとそれがわかってます。長女も高校生だしパパを避けるのかなと思いきや、大好きなんだろうなというのが伝わってきます。先日も夫の誕生日に娘が手作りのケーキをプレゼントしていて。良い父娘関係になっているなって思います。

―最後に、mamagirl読者にメッセージをお願いします!

辻:あらためて振り返ると、なんだかんだ言って子どもが幼い時の育児が一番大変だったと思います。出産がゴールと思いきや、出産したらさらに大変。私の場合、最初の3人は約2年おきに出産をしていたので、小っちゃい子が家に3人いる…みたいな状態で。手もかかるし、言うこと聞かないし、スーパーに行ったら全員違う方向に走り出すし。
一番大変な時期ではあったのですが、今思えば本当にあっという間でした。もっとこうやっておけばよかった、こうしてあげたらよかったなと思うことがたくさんあるんです。自分が冷静な気持ちで、余裕を持ってもう一度長女の子育てを経験したい! と思うほど。
幼い子を育てていると大変なことの方が多くて「早く大きくなって!」と思いますが、今を大切にしてほしいと思います。大変なことも、自分自身のレベルアップにつながると思えば、前向きに乗り越えられるはず。私はこの考え方ですごくラクになりました。
子育てで大変なことを乗り越えたら、親としても人間としても、夫婦としても成長できるんです。だから、悩んでいる時も夫婦で話し合ってどんどんクリアしていってほしいなと思います。

【辻希美さん プロフィール】
東京都出身。モーニング娘。OG・タレント。2000年に「モーニング娘。」の4期メンバーとしてデビュー。2004年に同グループ卒業後は、ユニット活動を経てソロとして数多くのバラエティ番組に出演。2007年、杉浦太陽さんと結婚。現在4児のママ。2022年にビューティーブランド「illuN」を立ち上げ、ブランドディレクターに就任。

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菱山恵巳子

ライター
1991年生まれのライター・コラムニスト。エンタメからビジネスまで、執筆ジャンルは多岐に渡る。恋愛漫画の原作も手掛ける。2016年に出産、男女の双子を育てる母。男性アイドルウォッチャー。Twitter:@kaerita_i
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