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ロバート山本「稲妻が落ちたような衝撃…」結婚式の夜に起きた異変とは?

 

2017年に第一子を授かり、パパとなった、お笑いトリオ・ロバートの山本博さん。息子くんとの生活の中で感じた「?」や「!」をマンガに描き、昨年7月からインスタグラムで発信。そのイラストをもとに、山本さんがパパ芸人ならではの気づきを綴る本連載。

第42回は、サイパンでの結婚式後編。結婚式の夜に起きた異変で山本さんは……まさかの展開。

■感動した結婚式…しかしその夜、事件は起きた

前回は、僕ら夫婦の結婚式について振り返ってみました。

4年経っても、一瞬一瞬を鮮明に覚えているんだな、って自分でも驚くばかり。そのくらい、感動の深い結婚式でした。
今回は、結婚式のその後の話をしたいと思います。
ある意味、サイパンで最も印象深かった1日。結婚式とは正反対の意味で、一生忘れることがないでしょう。

結婚式を終えた後、僕らは浜辺で写真撮影をしました。家族や友人たちだけでなく、その場にいた知らない方もみんな祝福してくださって、「最高に幸せだな」と幸せを嚙みしめていました。

その夜は、お酒を飲みながら、奥さんのお義父さんやお義兄さんといろいろな話をしました。すっかり酔いがまわって、心地いい疲れを感じながら、ホテルの部屋に戻ったんです。

異変が起きたのは、眠りに落ちてから1時間後。トイレに行きたくなって、ベッドから下りて立ち上がったとたん、腰に「バシーン!」と稲妻が落ちたような痛みが走りました。

そのまま前のめりに倒れたら、奥さんが大きな音に驚いて「どうしたの!?」って起き上がってきました。
僕は腰が痛すぎて、1ミリも動けない状態。「とりあえず、トイレだけ行ってきなよ」って、奥さんが体を支えてくれようとしましたが、立ち上がることもできなかったんです。

緊張と疲労が重なったせいか、ぎっくり腰になってしまったのです。

翌日は、離島にわたって、皆でBBQをする予定でした。ホテルのロビーに6時半に集合して、7時半の船で出発しようって言っていたんですけど、その時点でもう明け方の3時。
「みんな、島でBBQするのを楽しみにしてるのに、何やってんだ俺……。」って、このタイミングでぎっくり腰になった自分が情けなくて、涙が出そうになりました。

■ジリジリと迫る約束の時間…5時59分までデジタル時計とにらめっこ

奥さんから「BBQどうする? 無理だよね?」って聞かれたんですけど、みんなが楽しみにしているのを知っていたから、どうしても諦めきれなくて。
「6時に行くか行かないか決めるから、それまで待って」と言って、ホテルのフロントに電話して氷を持ってきてもらいました。

僕はボクシングをやっていたので、氷で冷やしてあとは自然に温めるのが、一番早く治る方法だって知っていたんです。
痛みの強い場所を氷で冷やして、そこから3時間、ずっと痛みとの戦いです。

「痛ってー」って言い続ける僕を見て、奥さんは何回も「もうBBQはやめようよ」って言ってくれました。でも、奥さんが「やめよう、やめよう」って言うたびに、「こっちは諦めてないんだよ!」って反発心が湧いてきて……。

いろんな感情がない交ぜになって、だんだんイライラしてきちゃったんです。
「諦めてないから! いいから待っててよ!」って、奥さんにも当たっちゃって。もう本当に最悪だな、って思いました。

みんなは6時くらいに起きるだろうから、ギリギリの5時59分まで腰を冷やして、もし立ち上がれるようだったら行こうと思っていたんです。
いまでも忘れませんが、ベッド脇にデジタル時計があって、それをずっとにらみつけていました。

■願いむなしく「やっぱり無理」

デジタル時計がタイムリミットの5時59分を示し、「痛むな、痛むな」と念じながら、なるべく腰に負担がかからないように、ゆっくり起き上がってみる……。
でも、願いむなしく、やっぱり腰にバシーンと衝撃が走りました。

その瞬間に心が折れてしまい「無理、無理。みんなで行ってきて。俺は無理だわ」って奥さんに伝えたんです。

そこから半日くらい、ホテルの部屋の床にバスタオルを敷いて、うつ伏せになってずっとうなっていました。
寝返りも打てなくて、じっとしているしかない状態です。

10時くらいに、無理矢理立ち上がってトイレに行ったんですけど、体を前傾にできなくて、水洗レバーを押すこともできません。「痛ってー」って叫びながら、なんとか水を流して、またバスタオルのところまでヨロヨロと戻って、倒れ込みました。

奥さんと家族のみんなには、BBQに行ってもらったんですけど、奥さんだけ途中で帰ってきたんです。
本当に申し訳ないと思いながら、「なんで帰ってきたんだよ」って、ちょっとイライラしちゃって……。

「いいじゃん、行ってくれば。主役がいなかったらダメでしょ」って言ったんですけど、「いやいや、心配だからさ」って返されました。
体は痛いし、気持ちはやるせなさでいっぱいだし、もうどうしようもない状態でしたね。

その2日後に飛行機で帰国するまで、現地の知り合いの方が、家族を連れて回ってくれたらしくて、本当に助かりました。
僕はといえば、思っていたよりもぎっくり腰の状態がひどくて、結局、車椅子に乗って帰る羽目になりました。

時が経ち、いまとなっては忘れることのない、いい思い出です。
息子が大きくなるまで、「我が家の思い出」として、ずっと言われ続けるんだろうなぁ。

ロバート 山本博

2018年で結成20年を迎える、お笑いトリオ・ロバートのメンバー。テレビ番組や劇場でのコントではツッコミとして活躍する一方、ボクシングのトレーナーとしてレッスンを開講したり、相方の秋山竜次から「むちゃぶり」で描かされた「むちゃぶりかみしばい」(文芸社)が出版されるなど、多方面に渡って活動している。

趣味:ボクシング(フェザー級、戦績:1戦1勝1KO、トレーナーライセンス取得)、ポケモン、お城巡り、蕎麦屋巡り、体を動かすこと
特技:ルービックキューブ、ロボットダンス、オカリナ、運動保育

【育児絵日記Instagram】yamamotohiroshipapa

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