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息子が指さす先には誰もいない…ロバート山本の「本当にあった怖い話」

 

2017年に第一子を授かり、パパとなった、お笑いトリオ・ロバートの山本博さん。息子くんとの生活の中で感じた「?」や「!」をマンガに描き、昨年7月からインスタグラムで発信。そのイラストをもとに、山本さんがパパ芸人ならではの気づきを綴る本連載。

一周年を迎えてますますパワーアップ!第53回は、本当にあった怖い話。山本さんが19歳のときに体験した恐ろしい出来事とは……?

■何もない空間に向かって「じいじ」と呼びかける息子

何もない空間に向かっておしゃべりする……というのは、「子どもあるある」のひとつ。うちの息子も、ある夜、何もない空間を指さして、急に「じいじ!」と言い出したことがありました。

息子は、本当のおじいちゃんのことを「じいじ」と呼びます。それ以外に、街中で見かけたおじいさんや、絵本に出てくるひげのおじいさんのことも「じいじ」と呼ぶんです。
とりあえず、おじいさんを見ると「じいじ」と言うので、リビングで突然「じいじ!」と言い出したときは怖かったですね。

「え? じいじいた?」って聞いたら「じいじ、いた」って言うんですよ。「どこ?」って聞いたら「じいじいた、じいじいた」って言いながら歩いていって、最後は玄関の靴箱の前で「じいじ、じいじ」って……。

何もない空間に向かって「じいじ、じいじ」ってずっと言ってるから、もうこれ以上は追究しないほうがいいと思って「じいじ、ようこそおいでくださいました〜」と言って、リビングに戻りました。何かがいたときのために、歓迎の姿勢は示しつつ(笑)。

息子が指を指した先には……。(インスタグラム絵日記8月31日)

■深夜、布団の周りをダッダッダッダッと走り回る音

ここからは、本当に怖い話になるので、苦手な方はご注意くださいね。僕は過去に心霊体験をしたことがあります。

上京したてのとき、僕は東京の某市に住んでいました。当時の相方と一緒に上京してきて、共同生活をしていたんです。
お金を貯めるために選んだのは、深夜のコンビニのアルバイト。2人で面接を受けに行って、採用されましたが、新人なので交互にシフトに入れられました。

相方がシフトに入っている日、僕は休み。誰もいない部屋で寝ていたら、深夜、遠くのほうから足音が聞こえました。寝ぼけた頭で「誰か歩いてきたな」と考えていると、その足音が部屋に入ってきたような気配を感じたんです。

「相方が帰ってきたのかな?」と思って、再び眠りに入ろうとすると、頭の上あたりで何やらごそごそ物音がする。そこにはタンスがあったから、部屋着に着替えてるのかと思いましたが、よくよく音を聞いてみると、僕が寝ている布団の周りを歩いているんです。

寝ぼけていたから、最初は「うるせーな」と思って無視していたんですけど、次第に「これ、あいつじゃないぞ……」って気づきはじめて。眠気より恐怖が勝ったところで、僕の周りを歩いていた“誰か”が、ダッダッダッダッと走り始めたんです。

生まれて初めてそんな目に遭って「ヤバい、これは絶対に人じゃない」と思ったんですけど、完全に金縛りにかかっていて、体が動かないんですよ。そのうちに、ダッダッダッダッという足音がピタリと止まって、急に静かになりました。

ずっと目をつぶっていたんですけど、こんな経験、一生のうち一度きりかもしれない。だから、見ておいたほうがいいと思ったんです。でも、見るのはやっぱり怖い。どうすれば怖さを薄められるか考えて、一番怖い姿を想像してから目を開ければいいんだとひらめきました。

血だらけの顔が目の前にあるかもしれない……。そう思いながら目を開けたら、そこには部屋の天井しかありませんでした。ちょっと拍子抜けして、部屋の中をキョロキョロ見回すと、冷蔵庫の上に黒い影みたいなものが見えたんです。

冷蔵庫の上には電子レンジがあって、その上には何もないはずなのに、髪の長いかつらみたいなものが置いてある。「これはヤバいな」と思っていたら、そのかつらがゆらりと動いて、ドーンと目の前に落ちてきました。

女性の生首でした。その生首と目が合い、「もうダメだ」と恐怖でいっぱいに。ガタガタ震えているうちに、意識がなくなって、相方が帰ってきた音で目が覚めました。

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