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ロバート山本が語る2020年抱負!「そんなの無理ですよ」断ったものの…

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ロバート山本が語る2020年抱負!「そんなの無理ですよ」断ったものの…

 山本さんが芸人として、パパとしての気づきを綴る本連載。新年一発目となる第60回は、新年の抱負について。

■ロバート山本41歳、ただいま研修中です!

みなさんの今年の目標やテーマはなんでしょうか? 僕は去年の9月に41歳になってから取り組んでいることがあって、その成就が2020年の一大目標です。案の定というか、芸能的な話ではないんですけども……、その目標というのは、プロボクシングの「ジャッジ・レフェリー」のライセンス(プロボクシング審判員)を取得することです。プロボクサー引退後もボクシングが好きで、ボクサーの聖地・後楽園ホールにもよく通っていました。すると現役の時も大変お世話になっていたボクシングコミッションの方から「こんなに来るんなら、ジャッジ・レフェリーのライセンスを取って手伝ってくれ。若手が少ないんだ」と言われたことがキッカケです。はじめは、「そんなの無理ですよ」と断っていたんです。でも、1カ月くらい考えて、自分もボクシング界にはお世話になったし、ボクシングを始めたことで自分自身を変えることができたという思いが強くあります。そんなボクシング界に、自分が少しでも貢献できるのなら挑戦してみようと決意したんです。といっても、実は勘違いしていたことがあって、僕は“ジャッジメント”、採点ならば試合観戦しながら趣味レベルですがやっていたこともあって、勉強すれば出来るかもしれない思い「やってみます」と言ったんですけど、「ジャッジ・レフェリー」だから、“レフェリー”もできなきゃダメなんです。騙されたわけじゃないけど、「さすがにレフェリーは無理だよぉ」と思いつつ、41歳にして研修の日々です。

■目指すは後楽園ホールのリングの上

研修内容はというと、ジャッジに関しては、実際の試合をプロのジャッジの横で一緒に見て、僕がつけた採点を提出してチェックしてもらいます。これを何試合も繰り返すんです。人によっては半年でライセンスを取れる人もいるし、3年かかっても取れない人もいるみたいです。そりゃあ、ボクサーの勝ち負け、つまりは、人の人生を左右する責任ある立場ですから当然ですよね。なかには、取れないまま諦めてしまう人も多いそうです。ただ、ジャッジ担当者もレフェリーも「高齢化問題」は早急の課題。若手のなり手がいないそうで、ちょうど僕ぐらいの40代が少ないんです。それでお声がかかったのもあると思います。もし資格を取れたとしても、ボクサーと一緒で、4回戦を担当するC級、6回戦のB級、12回戦までのA級ライセンスの3段階があります。ジャッジ担当の人が注目されるのって、ボクシングファンでもなければテレビ中継のある世界戦くらいだと思うんですけど、世界戦でジャッジするなんて、とんでもないこと。もう、雲の上の人、僕からすれば殿上人ですよ。もし取れたらの話でいえば、実は今、通っているボクシングジムでは、「トレーナー」として僕の名前が登録されているんです。ジムのホームページでも密かに紹介されてるんですけど、そのトレーナーの立場は返上することになります。どこかのジムの人、という立場だと、公平なジャッジはできないですからね。コミッショナー付の山本博、になります。もしジムのページから僕の顔が消えていたら、僕はそのとき、後楽園ホールのリングの上にいると思います。あ、もちろん、ルミネの舞台の上にも立ちますけどね。

■息子よ!「エンジョイ」なのか「ガチ」なのか、どっちだ?

ちなみに、山本家的な2020年の目標はというと、息子が2歳のうちに「ストライダー」というキックバイクの大会に出場したいと考えています。ペダルとブレーキのない、幼児向けの2輪車なんですけど、もうビックリするくらいのスピードで勝負して、チャンピオンの座を争うんです。「2歳の部」から年齢分けされているので、ウチの子もあの痺れる空気感を味わうことができるんです。2歳で全国チャンピオンとか、すごくないですか? もちろん、勝つことだけが目的じゃないんです。頑張る同世代の子がいる、という空気に触れられるだけでも最高の体験になるはず。だって、2歳の子が転んでも、泣きながら立て直してレースを続けるんですよ。そんな姿を目撃したら、親としてはもう泣くしかないでしょうね。なので、そろそろ息子に聞こうと思ってますよ。お前のキックバイクへの思いは「エンジョイ」なのか「ガチ」なのか。どっちだ?って。といっても、東京大会は人数も多いしレベルも高いので、どこか地方の大会からまずは経験させようかな……と。どこかの街のキックバイク大会に山本家がいるかもしれません。

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ロバート 山本博

ライター
2018年で結成20年を迎える、お笑いトリオ・ロバートのメンバー。テレビ番組や劇場でのコントではツッコミとして活躍する一方、ボクシングのトレーナーとしてレッスンを開講したり、相方の秋山竜次から「むちゃぶり」で描かされた「むちゃぶりかみしばい」(文芸社)が出版されるなど、多方面に渡って活動している。趣味:ボクシング(フェザー級、戦績:1戦1勝1KO、トレーナーライセンス取得)、ポケモン、お城巡り、蕎麦屋巡り、体を動かすこと特技:ルービックキューブ、ロボットダンス、オカリナ、運動保育【育児絵日記Instagram】yamamotohiroshipapa
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