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「おはスタ」ポケモン部長ロバート山本直伝!「ポケモンバトル」の楽しみ方

撮影 モリサキエイキ

Entertainment

「おはスタ」ポケモン部長ロバート山本直伝!「ポケモンバトル」の楽しみ方

山本さんが芸人として、パパとしての気づきを綴る本連載。第71回は、山本さん自ら研究してたどり着いたポケモンバトルの楽しみ方を伝授! 自宅遊びに飽きたお子さんに教えてみては?

ポケモンはストーリーを終えてもずっとおもしろい

ポケモンシリーズは、ポケモン図鑑を埋めながら旅をして、最後に伝説のポケモンを手に入れる……というのが大まかなストーリーです。ストーリーを終えれば、一応「ゲームクリア」なので、そこで遊ぶのをやめてしまう子どもがとっても多い。でも実は、ストーリーを終えた後の「ポケモンバトル」のおもしろさにも気付いてほしいです。ポケモンシリーズで遊んだことがある人には今さらな説明になってしまいますが、ポケモンにはそれぞれ相性があります。草は水に強いけど、火には弱い。水は火を消せるけど、草には吸収されてしまう。火は草を燃やせるけど、水に消されてしまいます。簡単にいえば、じゃんけんと同じですね。どれほどレベルが高くても、チョキばかりのチームを組めば、グーを出されたときに負けてしまいます。そんなタイプ相性は全部で18種類。「このポケモンがいれば最強」というのが決まっていない、ものすごくフェアなゲーム。戦略次第で格上の相手にも勝てるところは、将棋やチェスのような頭脳スポーツにも似ています。

撮影 モリサキエイキ

■全員がアタッカーじゃダメ。ポケモンで学ぶチームワーク

どのポケモンも、いい性質と悪い性質を持っています。アタッカーとしてひたすら攻撃を繰り出すポケモン、仲間を強くしてあげるポケモン、アタッカーだと思わせておいて、実はサポート役を担っているポケモン……。それぞれの性質を見極めることで、駆け引きのパターンは無限に考えられます。時には、自分に攻撃を集めて、途中でダウンしていくポケモンもいます。このポケモンは「弱い」んじゃなくて、パーティーが勝つために、他のポケモンの盾になってあげるのが仕事なんですね。僕が子どもたちにバトルを教えるとき、最初に「どのポケモンを使いたいの?」「どれを活躍させたいの?」って必ず聞きます。たいていの子は、強い攻撃を持っているポケモンを使いたがります。でも、強い攻撃を持つポケモンばかりでパーティーを組むと、バラバラの単独攻撃になってしまい、最終的に負けてしまうんです。サッカーも組織プレーが勝敗を決めますよね。全員が「俺が俺が」といって、ドリブルをしてシュートを決めようとすると、絶対に点は入りません。周りが動いて相手を引きつけるから、シュートを打てる隙が生まれるんです。だから、子どもたちには「活躍させたいポケモンをまず決めて、そのポケモンをサポートできるパーティーを組んだほうがいいよ」って伝えています。子どもたちは、パーティーを入れ替えながら遊んでいるうちに、組織プレーの大切さに気づいていきます。そうやって、ポケモンバトルにハマっていくんです。

■レベル1のココドラで伝説のポケモンを倒す

テレビ東京の『ポケモンスマッシュ』という番組に出演していたとき、「レベル1のポケモンで伝説のポケモンを倒す」という戦い方を紹介しました。この回は反響がすごく大きくて、多分、今でもYouTubeなどで検索すれば動画が出てくると思います。ココドラというポケモンを使った戦略なんですが、このポケモンには「がんじょう」っていう特性があるんです。HPがマックスのときに思い切り強い技を食らっても、一撃で倒されずに、必ず1残るっていうのが「がんじょう」のおもしろいところです。この「がんじょう」に、「がむしゃら」という技を組み合わせ、さらに先制攻撃ができるポケモンを用意しておくことで、伝説のポケモンを倒すことができます。「がむしゃら」は、自分のHPと相手のHPを同じにする技。自分のHPが1のときに「がむしゃら」を繰り出せば、相手のHPも1になります。ここまで説明すれば、手順がわかるでしょうか? まずは相手のターンで大きな攻撃を受け、「がんじょう」でHPを1にします。次のターンはこちらの攻撃なので、「がむしゃら」で相手のHPを1にします。次のターンは相手の攻撃のはずですが、こちらのパーティーに先制攻撃できるポケモンがいるため、すばやさ関係なく先に攻撃を繰り出せます。先制攻撃はHPを少ししか削れませんが、「がむしゃら」で相手のHPを1にしたので、あっという間に倒せます。番組では、レベル1のココドラを使っていたので、「よわよわなポケモンが、強いポケモンを倒した!」って、子どもたちの中には、かなりの衝撃を受けた子もいたみたいです。さて、これだけ戦略的な戦い方をしても、必ず勝てるわけじゃないのが、ポケモンバトルのすごいところ。「こうげきをかわした」とか「はずした」とか、技が外れることがあるからです。つまり、どれだけ実力があるプレーヤーでも、運が悪ければ負けてしまいます。ココドラ戦の「がむしゃら」のように、肝になる技を外したりすると、その1ターンで負けが確定します。いま、YouTubeの「ロバート山本ひろしのゲームチャンネル」でポケモンバトルを配信していますが、攻撃を外した瞬間に、「終わったな」「負け確定」って、コメントがばーっと流れます(笑)。視聴者の反応が即座に見られるので、めちゃくちゃおもしろいですね。今は外出を控えている方が多いと思います。動画ならぼけーっと気楽に見られると思うので、良かったらYouTubeのチャンネルにも遊びに来て下さいね。

【ロバート山本ひろしのゲームチャンネル】

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ロバート 山本博

ライター
2018年で結成20年を迎える、お笑いトリオ・ロバートのメンバー。テレビ番組や劇場でのコントではツッコミとして活躍する一方、ボクシングのトレーナーとしてレッスンを開講したり、相方の秋山竜次から「むちゃぶり」で描かされた「むちゃぶりかみしばい」(文芸社)が出版されるなど、多方面に渡って活動している。趣味:ボクシング(フェザー級、戦績:1戦1勝1KO、トレーナーライセンス取得)、ポケモン、お城巡り、蕎麦屋巡り、体を動かすこと特技:ルービックキューブ、ロボットダンス、オカリナ、運動保育【育児絵日記Instagram】yamamotohiroshipapa
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