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今からできる【白髪対策】気になる原因を知って、家で・毎日・ケアしよう
今回は白髪になる原因と有効な対策について紹介していきます。
■白髪になるのはなぜ?原因は?
気になる白髪の原因ってなに?大まかに3つの要因があるようです。
・遺伝的なもの
白髪のなりやすさには個人差があり、若いのに白髪が出てしまういわゆる若白髪の人は、早くて10代から白髪が出ることもあります。
これは遺伝的要因が強いとされており、白髪になりやすい人は、髪の黒化に必要な働きを持つ遺伝子の発現量が少ないなどが近年の研究により明らかになっているそうです。
・不調によって髪に栄養が行かなくなった
「白髪があると苦労している」なんて話を聞いたことはありませんか?これはあながち間違いではなく、過度のストレスが原因で白髪になることもあります。栄養状態が悪いと髪まで栄養が十分に供給されず、白髪が生じてしまうことも。
また、薬による副作用や代謝障害により白髪になってしまうケースもあります。
・加齢によるもの
白髪の多くは加齢による老化現象によって始まるもの。そもそも髪が黒いのは「メラニン」という色素が髪の毛の中にあるから。それが年を重ねるとだんだん少なくなって髪の毛が白くなるのです。他にも前述したような要因によっても白髪のなりやすさ、なりにくさには個人差が出てきます。
■毎日できる白髪対策にはどんなものがあるの?
原因が分かったところで、次は対策について紹介します。毎日できることなので、気になる人は覚えておきましょう!
・食事に気を遣う
一番手軽にできる白髪対策としておすすめなのが、食事に気を遣うこと。食事は毎日するものなので、習慣化することで改善も期待できそうです。
白髪は頭皮内のメラニン色素がうまく働かなくなって生じるものなので、白髪対策としてはメラニン色素を活性化させることが重要です。この元となる成分がチロシンで、チーズや大豆に多く含まれています。
また、チロシンの働きを助けるミネラルや亜鉛を多く含む食材を積極的に摂取するのもおすすめです。ミネラル、亜鉛を多く含むのは海草や魚介類、きのこ類。白髪対策をしたいという人は、これらを日々の食事に取り入れましょう。
・漢方やサプリメントを使う
食事内容に気をつけるのが難しいという方は、漢方やサプリメントを使ってみてはどうでしょうか。漢方の世界では血の不足による「血虛(けっきょ)」、体調や精神的に弱る「気虛(ききょ)」、内臓を含む生命力の衰えである「腎虛(じんきょ)」の3つが白髪の原因になると考えられています。
これらを改善するとされる漢方薬で、白髪の改善も期待できるそう。ただし腎虛の症状は特に幅広く、間違った漢方を服用すると治療と正反対の効能が出てしまう可能性もあるため、漢方を扱っているお医者さんにまずは相談をして飲む薬を検討すると安心です。
前述したチロシン、ミネラル、亜鉛が思うように摂れないのであれば、それらが含まれているサプリメントを食事の補助として使うのも良いかもしれませんね。
・白髪予防に特化したヘアケアを使う
体の内側からだけでなく、直接白髪にアプローチできる方法としては白髪染めがあります。しかしヘアカラーによる染毛は、髪へのダメージが気になるところ。そこでおすすめしたいのがシャンプーやトリートメントによる白髪染めです。
一度で染まるわけではありませんが、ヘアカラーと比較してみるとダメージが少なく、日々のシャンプーに置き換えるだけなのでとても手軽です。ゆっくりと髪を染め上げるので、ナチュラルな仕上がりになるのもうれしいですね。
シャンプータイプは価格が安く、頭皮についても黒くならない、塗り残しが少ないのがメリット。一方トリートメントタイプは少し値段は高くなりますが、髪へのダメージを抑えつつしっかりと染めてくれるというメリットがあります。
選ぶ際には配合されている成分を確認しましょう。ヘナ、紫根エキス、クチナシエキスなどの天然染料を使ったシャンプーは仕上がりが自然で、髪や頭皮へのダメージも少なくおすすめです。その他、髪へのダメージを抑える成分が配合されているかもチェックすると良いでしょう。
ダメージケア成分の加水分解シルク、加水分解ケラチン、椿油。保湿成分のグリセリン、ヒアルロン酸。白髪ケア成分のチロシン、ヘマチン、フコダイン。これらの成分が入っている商品は髪や頭皮に優しい上、気になる白髪を目立たなくしてくれますよ。
ちなみに、男性用と女性用の白髪染めは同じものが使われています。しかし香料の好みや頭皮の脂質量の違いによって、白髪染めシャンプーの成分も異なっているようです。