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ブラマヨ小杉、ジャンポケ太田…ロバート山本が明かすパパ芸人事情とは?

撮影 モリサキエイキ

Entertainment

ブラマヨ小杉、ジャンポケ太田…ロバート山本が明かすパパ芸人事情とは?

 山本さんが芸人として、パパとしての気づきを綴る本連載。
第74回は、パパ芸人との交流について。ロバート山本さんが子どもの話を共有したい芸人とは?
 

■後輩芸人ジャングルポケット太田との絆

取材などで「仲のいい先輩・後輩芸人は誰ですか?」ってよく聞かれます。いつも答えに迷ってしまうんですが、割と仲が良くて、自分と似ているなと思うのは、ジャングルポケットの太田博久です。

太田は『炎の体育会TV』(TBS系)をきっかけにレスリングを始め、日本代表に選出されるまでがんばってきた努力家。僕もボクシングをやっていたから、仕事の合間にトレーニングをがんばる太田の気持ちが手に取るようにわかりました。

大会の前は、現場で顔を合わせるたびに、「ケガしてないか?」とか「練習めっちゃつらいだろ」とか、芸人の先輩としてじゃなく、アスリート仲間として声を掛けていました。

太田とは、もともとそういう絆があったんですが、お互いパパになってからは、子どもの話をよくする仲になりました。子どもが同い年なので、共感ポイントが多いんです。

2018年の沖縄国際映画祭のとき、大雨でレッドカーペットイベントが一時中断になりました。雨がなかなかやまず、ホテルで待機することになったんですが、ちょうど近くに太田がいて。
「僕の部屋、すぐそこなんですけど、博さん来ます?」って誘ってくれたので、太田の部屋に遊びに行ったんです。

レッドカーペットイベントがようやく再開したのは、それから2時間後。イベントそのものよりも、「最近子どもと何してる?」とか「いまどんなことに挑戦させてる?」とか、太田と子どもの話で盛り上がっていた時間のほうが、強く印象に残っています。

■スポーツ好きなパパの“あるある”

太田と僕は、「子どもにどんなスポーツをさせたい?」ってよく話します。自分が運動好きだから、子どもと一緒にスポーツをして遊びたいっていう気持ちがあるんです。あわよくば、将来は部活の大会を応援しに行くパパになりたい。

息子に子ども用のストライダーを買ってあげたとき、その動画を太田に見せたら、「これはいいっすねー」ってテンションが上がっていました。「子ども向けの大会もあるから、そのうちエントリーしてみようと思ってる」って話したら、「うちもこれ買いますよ。やらせてみます!」って、すっかり夢見るパパの表情になっていましたね。

その後、太田に会ったとき、「ストライダーはどう?」って聞いたら、「うちの娘、全然乗ってくれないんすよ……興味ないみたいっす」って、ショボンとしていて。

子どもがスポーツに興味を持ってくれなくてシュンとするのは、体育会系パパの“あるある”なのかもしれません。親が思い描く方向に、子どもはなかなか進んでくれないんですよ。

うちの息子は活発なんですが、スポーツが好きかといえば、ちょっと怪しい。「体を動かしたい」よりも「怖い」が勝ってしまうことがあるんです。実家の近くにある子ども用のアミューズメント施設で遊ばせようとしたときも、やっぱり妙なところで怖気づいていました。

息子はいつも、「ジャンプ、ジャンプ」って言いながら、家のあちこちで跳ね回っています。床の上でもソファーの上でも、ところ構わずジャンプするから、「下のお宅からクレームがきたらどうしよう」って、僕らはハラハラ。

子ども用のアミューズメント施設にはエアークッション製の遊具があったので、「ここなら存分にジャンプさせられるぞ」と思って連れて行ったんです。そうしたら、「……こあーい」ってか細い声を上げて、ちっとも跳ばない(笑)。

僕が手本を見せてもダメ。どうやら、揺れるのが怖いみたいです。結局、最後までエアークッションには近寄ろうとせず、ボールプールに潜る遊びを延々と続けていました。

「どこいるのー?」って呼ぶと、ボールプールの中から「シャー!」って出てくるんです(笑)。それはそれでかわいかったから、良しとしましょう。
 

■ブラックマヨネーズ小杉さんは近所のおじさん?

親になると、自分の子どもだけじゃなく、他人の子どもの成長も楽しみになります。

エレベーターに乗っているとき、ベビーカーに乗っている子どもと目が合っても、昔はあまり関わっちゃいけないと思って目をそらしていました。でも、いまは「こんにちはー」とか「目がくりくりですね」とか、気軽に話しかけられるようになりました。

この連載でも何度か書いていますが、ブラックマヨネーズの小杉竜一さんと僕は、同じマンションに住んでいます。先日、家族で出かけた帰り、1階のフロントを抜けようとしたら、小杉さんが隅にあるソファに1人で座っていました。

小杉さんがうちの息子に会うのは2〜3カ月ぶり。息子に「こんばんは、って言いなさい」と言って挨拶させると、「おお、こんばんはが言えるようになった!」って驚いていました。

小杉さんに会うと「もうしゃべるんやなー」とか「走ってるやん」とか、息子の成長に毎回感動してくれるので、親としてすごくうれしい気持ちになります。

子どもの成長に気づくとき、小杉さんの顔は、芸人の先輩じゃなくてすっかりパパの顔。「小杉さんも、お子さんの成長を見続けてきたんだな」って、同士のような気持ちになります。

小杉さんは、僕にとっては先輩だけど、息子にとっては「近所のおじさん」。これからも、息子の成長を見守ってほしい一人です。

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ロバート 山本博

ライター
2018年で結成20年を迎える、お笑いトリオ・ロバートのメンバー。テレビ番組や劇場でのコントではツッコミとして活躍する一方、ボクシングのトレーナーとしてレッスンを開講したり、相方の秋山竜次から「むちゃぶり」で描かされた「むちゃぶりかみしばい」(文芸社)が出版されるなど、多方面に渡って活動している。趣味:ボクシング(フェザー級、戦績:1戦1勝1KO、トレーナーライセンス取得)、ポケモン、お城巡り、蕎麦屋巡り、体を動かすこと特技:ルービックキューブ、ロボットダンス、オカリナ、運動保育【育児絵日記Instagram】yamamotohiroshipapa
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