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ロバート山本が語るゲーム歴、歴史は『信長の野望』地理は『桃鉄』で学んだ

Entertainment

ロバート山本が語るゲーム歴、歴史は『信長の野望』地理は『桃鉄』で学んだ

山本さんが芸人として、パパとして、気づきを綴る本連載。

第80回は、ゲームについて。YouTubeでゲームチャンネルを開設するほどのゲーム好きな山本さん。
しかし、息子さんにはみられたくないプレー中の秘密があるのだとか。
 

■なぜ昔のゲームはクソゲーばかりだったのか

去年の年末から、YouTubeで「ロバート山本ひろしのゲームチャンネル」を毎週更新しています。振り返れば、僕の人生はゲームと共にありました。

まずは、5歳のときにファミコンが登場。山本家でも兄貴が「欲しい欲しい」と親にせがんでくれて買ってもらいました。

最初に買ったソフトは、僕が『デビルワールド』という迷路系ゲームで、兄貴が『マッピー』という、警官ネズミがトランポリンを使って泥棒猫が盗んだアイテムを回収するゲーム。あとは、兄弟で遊ぶという名目で『ナッツ&ミルク』というアクションパズルでした。

どれも普通にやってはクリアできないような無茶苦茶なレベル設定で、『マッピー』なんて一体何面まであるんだ!?という代物。というか、昔のゲームは全部そうでしたけどね。今ならクソゲーって言われるようなものばっかり。

でも、そのクソゲー感が良かった!ちなみに、クソゲー=駄作ではなく、クソ難しいゲームをクソゲーというレトロゲームへのリスペクトが含まれてるんですけどね。

序盤に意味不明な強さの敵が出てきたり、まず一面がクリア出来ないとか、そんな昔のゲームに「クソゲー」が多かったかのは、ゲームバランスが酷かったのもありますけど、本質的にはソフトのデータ容量がなくて、シナリオを長く作れないから。

それでも、少しでも長く楽しんでもらえるように、シナリオ1個ずつの難易度を上げよう、というゲームクリエイターたちの創意工夫なんですよね。そこに当時の僕ら子供達は、必死になってテクニックを磨きクリアして、とんでもない達成感を味わってました。

■歴史は『信長の野望』で、地理は『桃鉄』で学んだあの頃

これまで遊んだゲームのなかでも、やっぱり『ポケモン』はレジェンドクラスのソフト。でも、ほかにも思い出深いものはたくさんあります。なかでも、小4くらいで『信長の野望』というシミュレーションゲームに出会ったのは大きかったですね。それで歴史への情熱に火がつきましたから。

もともとは、ばあちゃんが歴史好きで、小さな頃からいろんな武将の話をしてもらっていたんです。ただ正直なところ、子どもにはちょっと難解な話が多かったんです。親戚の中でも最後まで聞いてたのは僕だけ…

でも、『信長の野望』をやって一気に内容がわかるようになったというか。「武田信玄?!ばあちゃんが言ってた武将だ」「ばあちゃんのあの話が出てきたー!」と、『信長の野望』をはじめてからの方がばあちゃんと仲良くなれましたね。

そんな風に、歴史は『信長の野望』で学んで、地理は『桃鉄』で学んだ人って、きっと僕だけじゃないはず。北海道は缶詰工場多いんだなとか、船で沖縄行くのはめちゃくちゃ大変だな、とか。

そして、僕らの世代って、青春とハードの進化がリンクしてるんですよね。ゲームボーイは貴重で手に入らない人もたくさんいたし……って、まるで今のNintendo Switchみたい。貴重だからカセットには名前を書いている人も結構いました。

そういえば、ゲームボーイを買ったときに、うちの親父がゲームボーイの本体裏に、いきなりはんだごての熱で溶かして「山本」と刻んだんですよ。マジックで書いても落とされたら終わりだからって。

「いや、マジでやめてくれよ」って叫びましたね。結局は、その凸凹したゲームボーイでずっと遊んでましたけど。

■小声でゲーム配信するのは『鶴の恩返し』と一緒

こんな風にずっとゲームをして大人になったので、今、「ゲームチャンネル」という形で配信できているのはすごく嬉しいですね。

ただ、ひとつだけ難点があります。家で配信しているので、子どもが寝静まってからしかできないんです。そして、せっかく寝た子を起こすわけにはいかないから、プレー中もあんまりリアクションが取れないんです。

だから、「テンション低くないですか?」とか、「もうちょっと元気出してください」という書き込みがめちゃくちゃ来るんです。

最初の頃は、「今ちょっと隣の部屋で息子が寝てるので……。」と毎回説明していたんですけど、だんだん面倒くさくなってきて、もうタイトルに「息子寝てます小声配信」と書いてやっています。

息子に気づかれたくない理由はもうひとつあって、動画配信中は手作り感満載のピカチュウのコスプレをしながらプレーしているので、あの姿を見られるわけにいかない。

だから、歯磨きをして寝る準備をしている息子には「絶対にこの部屋の扉を開けちゃダメだぞ」と言い聞かせてからゲーム配信を始めています。

なんだか『鶴の恩返し』みたいですよね。でも、鶴が真の姿を見られて物語が終わったように、もしもコスプレ姿を見られたとしたら、ゲーム配信も終わってしまうかもしれません。

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ロバート 山本博

ライター
2018年で結成20年を迎える、お笑いトリオ・ロバートのメンバー。テレビ番組や劇場でのコントではツッコミとして活躍する一方、ボクシングのトレーナーとしてレッスンを開講したり、相方の秋山竜次から「むちゃぶり」で描かされた「むちゃぶりかみしばい」(文芸社)が出版されるなど、多方面に渡って活動している。趣味:ボクシング(フェザー級、戦績:1戦1勝1KO、トレーナーライセンス取得)、ポケモン、お城巡り、蕎麦屋巡り、体を動かすこと特技:ルービックキューブ、ロボットダンス、オカリナ、運動保育【育児絵日記Instagram】yamamotohiroshipapa
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