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映画『アンダードッグ』に出演!撮影秘話と千原ジュニアさんとの思い出

撮影:モリサキエイキ

Entertainment

映画『アンダードッグ』に出演!撮影秘話と千原ジュニアさんとの思い出


ロバートの山本博さんが芸人として、パパとして、気づきを綴る本連載。
第96回は、山本さんも出演している映画『アンダードッグ』について。勝地涼さん演じる役どころに親近感!?

 

■勝地涼君演じる芸人ボクサーは、まるで僕のよう!?

11月27日から、僕も出演している映画『アンダードッグ』が公開されます。なんと前編・後編、同時公開です。

「アンダードッグ」というのは、ボクシング界で「かませ犬」を意味する言葉。つまりは、対戦相手からも観客からも敗北を期待されているロートルボクサーのことで、森山未來君が演じています。

そして、そんなロートルボクサーと対戦するのが、北村匠海君演じる期待の若手ボクサーと、勝地涼君演じる大物俳優の二世タレント兼ボクサーです。

この勝地君の役どころが「テレビ番組の企画でボクシングに挑戦する鳴かず飛ばずの芸人」……どこかで聞いたことないですか? まさにテレビ番組『Qさま』をきっかけにプロボクサーとして試合に挑戦した数年前の僕のようだなと。そんな映画に出演できるのは本当に嬉しいです。

ちなみに僕の役は、勝地君演じる芸人ボクサーに対して、「お前、殺されんぞ」と厳しい言葉をかける、同じジムの先輩ボクサー。最初は、テレビの企画なんてふざけるな! という立場なのに、勝地君演じるボクサーのひたむきな姿にだんだん感化されて……という、数年前の僕の周囲の皆さんもこんな感じだったのかなぁといろいろ考えさせられる役どころです。
 

撮影:モリサキエイキ

■本当の試合のような森山君vs勝地君

この映画では、僕以外にも芸人が多数出演することで話題です。友近さん、バッファロー吾郎Aさん、じゅんいちダビッドソンさん……勝地君が芸人の役ですから、ある意味これもリアリティです。

ちなみにこれは裏話ですが、勝地君が演じる芸人の劇中ネタがありまして、これがとんでもないど下ネタ。テレビではもちろんNGで、劇場でも無理だろ!というような下ネタなんです。それがどこまで劇中で残っているのか!? ぜひ楽しみに確認してみてください。

ただ、お笑いシーンはもちろん、ボクシングの試合シーンもリアリティ満載です。森山君演じるロートルボクサーと勝地君演じる芸人ボクサーの試合は、設定上はテレビ企画のお遊びのようなエキシビションマッチだから、観客はそんなに盛り上がっちゃダメなんです。

でも、森山君と勝地君が体もきっちり仕上げてきて、ボクシングのトレーニングもちゃんと積んできているから、会場に集まった観客役のエキストラの皆さんが思わず興奮して盛り上がってしまうほど、すごくいい試合をしてしまう。エキストラに「もっと興味ないようにして!」という謎演出が入ってしまうほどでした。

■山本デビュー戦と千原ジュニア秘話

勝地君は芸人という設定ですから、劇中ではまわりの芸人もいろんな目線で見守る描写があります。この点でもまた、僕自身のデビュー戦のことを思い出しました。

最初はみんな「山本がプロボクシングの試合するって大丈夫かよ」と、半信半疑のスタンスなんです。でも、トレーニングを重ねてだんだんと僕の体と顔つきが変わっていくと、如実にみんなの反応が変わるんです。

舞台裏では、衣装チェンジで上半身裸になるのはザラ。そのたびに、「お前、すげぇ身体だな……」と言われたりしました。そして、僕の本気度が伝わるほど、「チケット用意してよ。応援に行くから」という反応に変わっていったんです。

プロボクサーとして、チケットを買ってもらえるのはやっぱり嬉しいもの。ただ、僕がどうしても「この人にだけは僕が自腹でチケットを買って来てもらいたい」と思った方がいます。千原ジュニアさんです。

それまで、僕はジュニアさんにいろんな場面で奢って頂いてばかり。それが吉本の伝統とはいえ、旅行にも連れて行ってもらってましたからね。そして何よりも、ジュニアさんはボクシングが大好き。ぜひとも最前列で見て欲しい、とジュニアさんに第一号でチケットをお渡ししたんです。

迎えた試合当日。リングに上がって客席を見たら……ジュニアさんがいない! 1R終わったあとに見てもいないし、結局最後までジュニアさんの席は空いたままでした。

後から聞いたら、「すまん。仕事で行けなかった」と。「見に行けないとわかって気分を害すると試合にも差し支えるかと思って言えなかった」ということでした。いやいや、むしろ「ジュニアさんがいない、ジュニアさんが来てない」と試合中、気になって気になって仕方がなかったんですけどね。

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ロバート 山本博

ライター
2018年で結成20年を迎える、お笑いトリオ・ロバートのメンバー。テレビ番組や劇場でのコントではツッコミとして活躍する一方、ボクシングのトレーナーとしてレッスンを開講したり、相方の秋山竜次から「むちゃぶり」で描かされた「むちゃぶりかみしばい」(文芸社)が出版されるなど、多方面に渡って活動している。趣味:ボクシング(フェザー級、戦績:1戦1勝1KO、トレーナーライセンス取得)、ポケモン、お城巡り、蕎麦屋巡り、体を動かすこと特技:ルービックキューブ、ロボットダンス、オカリナ、運動保育【育児絵日記Instagram】yamamotohiroshipapa
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