撮影:モリサキエイキ

Comic

ロバート山本も困惑…写真をめぐって繰り返す親と子の奇妙な関係とは?


ロバートの山本博さんが芸人として、パパとして、気づきを綴る本連載。
第106回目は、娘さんが初めて迎える桃の節句と、子ども写真について。親として頭を悩ませていることは?
 

■生後半年の娘に教わる、女子のコミュニケーション能力


娘が生まれてようやく半年。長男のときと比べて感じるのは、「女の子ってこんなに育てやすいの!?」と、日々いい意味でビックリしています。

一番違うのは、無駄泣きをしないことです。「オムツ替えたい」「ミルク飲みたい」「もう寝たい」。この3つ以外ではほとんど泣かなくて、かえって心配になってしまうほど。それに対して、息子が赤ん坊のときはもう1日中泣いてばかり。泣くのは赤ちゃんの仕事とはいえ、ずっと忍耐の日々でした。1日に何度、おんぶや抱っこをしてベランダであやしたことか。

とくに、生まれて半年頃の息子といえば、とにかく泣いていた記憶ばかり。ただただ「俺をかまってくれよ!」という感じで泣いていた……というよりも叫んでいた印象です。

でも、娘の子育てでは、女の子の持って生まれた行儀の良さ、みたいなものを感じています。加えて、娘はすごく人を観察している印象があります。親のやりとりをよく見ていて、「おはよう」と声をかけると「あ~」「あ~」と、ちゃんと会話のキャッチボールをしようとしてくれるんです。

女の子はコミュニケーション能力が高い、とは聞いていましたけど、「本当にそうなんだなぁ」と感心しきりの毎日です。先輩諸氏の話を聞く限り、4歳くらいになると「パパ~、そういうことしちゃダメなんだよ」「今の言い方はよくないよ」と、おませなことも言ってくるみたいですね。女の子って本当にすごいです。
 

撮影:モリサキエイキ

■もうすぐ初の桃の節句

一方、お兄ちゃんになった現在の息子なんですが……、やっぱり「俺をかまってくれよ!」という感じです(笑)。

先日、娘のために「メルちゃん」という人形を買ったんです。もう少し大きくなったら、赤ちゃんを抱っこしたり可愛がったりするように、娘がその人形をお世話するようになればいいな、と。なのに、現状では息子が妹からその人形を奪ってお世話をしています。

「違うよ、妹のお人形さんなんだよ」と伝えても、抱っこして一緒に寝たりと、もうメルちゃんに夢中。もしかしたら、ウチの奥さんが娘を世話している様子を見て、真似したい、と思ったのかもしれませんね。

そして、まもなく3月3日。我が家の娘にとって初の「桃の節句」がやってきます。僕自身、男兄弟の環境で育ったので、女の子のイベントは初めてでワクワクしています。

男の子の場合、カブトを飾ればOK、ということもありますけど、ひな人形だとやっぱりスペースの問題が気になります。僕が子どもの頃、田舎だったこともあって、一部屋を貸し切るくらい立派な ひな壇を飾っていた家もありましたけど、東京じゃそんなの無理ですからね。

というわけで、どうするものかなと考えていたところ、奥さんの実家と兄貴の家族からそれぞれひな人形が送られてきました。なのでそれらのひな人形たちをうまく飾って、ひな祭りを迎える予定です。その様子をしっかり写真に収めて記念として大事にしていきたいですね。
 

■写真をめぐって繰り返す、親と子の奇妙な関係


自分が子どもの頃を思い出すと、親に写真を撮られる、というのは正直ちょっと嫌でした。嫌というか、「そんなのもういいよ」という気持ちでいっぱいでしたけど、不思議と親になると、子どもの写真を撮りたくなってしまうものなんですよね。

そして、息子の何気ないシーンを撮ろうと構えた瞬間、「ちょっとやめてよ」という空気になったり(笑)。歴史は繰り返します。

この前も、遊んでゲラゲラ笑っているところを写真に撮ろうとしたら、「もうやめる」と。でも、そこをかいくぐって写真を撮っていかないと、あとで「俺の写真少ないじゃん!」となってしまうのが厄介です。

僕が実際そうでした。実家では、僕の兄貴の写真はたくさんあるのに、僕の写真は全然ない。でも、考えたら自分が写真を撮りたがる親を突き放していたのかなと。

そんな反省があるからこそ、親になった今、イベントごとに写真を撮ろうと意識しています。毎回やっていれば子供も嫌々でも付き合ってくれると思うので。でもそれは、子どもたちのためでもありつつ、自分の老後の楽しみとして残しておきたい、という狙いもあります。

そして、こんなご時世なので、僕の親父や母ちゃんに写真を送るため、という側面もあります。今はビデオ通話もあるわけですけど、おじいちゃん・おばあちゃんとしては、やっぱり写真が手元にあるのは嬉しいみたいで、喜んでくれますね。


撮影/モリサキエイキ 構成/オグマナオト 企画/mamagirlWEB編集部
 

ロバート 山本博

2018年で結成20年を迎える、お笑いトリオ・ロバートのメンバー。テレビ番組や劇場でのコントではツッコミとして活躍する一方、ボクシングのトレーナーとしてレッスンを開講したり、相方の秋山竜次から「むちゃぶり」で描かされた「むちゃぶりかみしばい」(文芸社)が出版されるなど、多方面に渡って活動している。

趣味:ボクシング(フェザー級、戦績:1戦1勝1KO、トレーナーライセンス取得)、ポケモン、お城巡り、蕎麦屋巡り、体を動かすこと
特技:ルービックキューブ、ロボットダンス、オカリナ、運動保育

【育児絵日記Instagram】yamamotohiroshipapa
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