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蕎麦好き芸人ロバート山本が感動!出雲名物「釜揚げそば」のおいしさとは?

撮影:モリサキエイキ

Entertainment

蕎麦好き芸人ロバート山本が感動!出雲名物「釜揚げそば」のおいしさとは?


ロバートの山本博さんが芸人として、パパとして、気づきを綴る本連載。
第109回目は、蕎麦について。子どもも大好きな蕎麦ですが、山本さんが感動した蕎麦が出雲にあるのだとか。
 

■蕎麦の一口目は、ビールの一口目の如し

前回は「特技」の話をしましたけども、今回のテーマは「趣味」です。ボクシングや歴史、ゲームなど好きなものはたくさんありますけども、食べ物に関して好きなのは蕎麦。そして、全国の蕎麦巡りが趣味の一つなんです。

僕が蕎麦店に求めるのは、雰囲気とか店構えは二の次。期待するのは「蕎麦の一口目」です。一口目にどれだけ“蕎麦感”があるかどうかが僕の蕎麦の楽しみ方です。
 
もちろん、二口目以降も美味しいんですけど、口になにもない状態のところに蕎麦を入れたときの「蕎麦の香り」がものすごく好きなんです。仕事終わりのビールの一口目が一番美味しいよね、というのと一緒かもしれないです。
 
とにかく、蕎麦の一口目の美味さといったら格別です。といっても、前から蕎麦好きだったわけではないので、余計に蕎麦の良さを知らなかった時間を取り戻すように食べています。
 
好きになったきっかけは、お世話になっているジュニアさんです。以前、ジュニアさん主催のグルメツアーがあって、正月休みなんかに全国各地に旅行をしていた時期があるんです。その九州ツアーでのこと。熊本県の阿蘇に「そば街道」と呼ばれる蕎麦の名店が点在する場所があるから行ってみよう!ということで連れていってもらったことが蕎麦との馴れ初めなんです。
 

撮影:モリサキエイキ

■阿蘇で味わった蕎麦カルチャーショック!

そもそも、「そば街道」なんてものがなぜ生まれたのか? 
 
地元の人に聞くと、ある蕎麦職人が「水の澄んだこの阿蘇で、絶対に美味しい蕎麦を作る」と意気込んで店を出したところ、「これはすごい蕎麦だ」とたちまち評判に。そのファンのなかから「僕もこんな蕎麦を作りたいです」と弟子入り志願者が現れ、近くに次々と出店して、やがて「そば街道」と呼ばれるようになったんだそうです。
 
そんなことは全く知らずに、その店に食べに行ったんですけど、その蕎麦の一口目……、僕が今まで食べてきたことのない蕎麦の香りとキレ。「これが蕎麦か!」と。「こうゆう蕎麦を食べたことは今までなかった」と驚かされました。一口目の香りと食感、鼻に残る風味、飲み込んだ後に残る余韻……これ全部が蕎麦なのかと、大げさではなくカルチャーショックを受けました。
 
その感動が忘れられなくて、旅行から帰ってきたあとも「蕎麦の名店」と呼ばれる店にあちこち通ってみて、それぞれの蕎麦の美味しさがあることを知りました。でも、阿蘇で食べたあの味を食べたくても、同じものはまだ出会えてないですね。
 
ちなみに、蕎麦好きが高じると蕎麦打ちを始める、とよく言われます。実際、僕も蕎麦打ちをやってみたことはありますが、長続きはしませんでした。楽しいんですけど、理想の味があるがために、どうしてもその差に落胆してしまうんです。だったら、ちゃんと職人さんの蕎麦を食べたくなってしまうんですよね。
 

■知ってますか? 釜揚げそば

旅行に行くたび必ず蕎麦を食べていますが、最近感動したのが島根県出雲市の名物「釜揚げそば」です。湯がいた蕎麦を水洗いせず、そのままそば湯と一緒に器に入れて提供されるんです。
 
食べるときは、薬味とつゆを入れて少しずつ味を調整していくんですが、まずは何も加えず、そば湯とゆでた蕎麦だけで本当に美味しい。寒い日には特にオススメの味わい深い蕎麦です。
 
あとは我が故郷、群馬県は麺どころなので、蕎麦の産地もちゃんとあります。群馬と新潟の県境に位置するみなかみ町は、利根川の最初の湧き水が出る場所。「水のきれいな阿蘇の蕎麦が美味しいんだから、みなかみにも絶対に美味い蕎麦屋があるはずだ」と思って何軒か食べたところ、やっぱり美味しかったですね。
 
ちなみに、麺料理といえばラーメンだ、という人も多いはず。僕もラーメン大好きです。ただ、ラーメンって足していく美味しさですよね。麺があってスープがあって、そこにチャーシュー、煮卵を載せていって……という。そのラーメンも大好きなのですが、蕎麦は逆に足せない、足さない美味しさ。蕎麦の香り、味、食感、このシンプルな3点を感じさせるために邪魔をはぶいて提供する潔さが好きなのかもしれません。
 
小さい子どもは蕎麦アレルギーの心配もありますけど、我が家は息子も蕎麦が大好き。一緒に楽しめるのはありがたいですね。
あぁ、また蕎麦食べたくなってきました。
 

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ロバート 山本博

ライター
2018年で結成20年を迎える、お笑いトリオ・ロバートのメンバー。テレビ番組や劇場でのコントではツッコミとして活躍する一方、ボクシングのトレーナーとしてレッスンを開講したり、相方の秋山竜次から「むちゃぶり」で描かされた「むちゃぶりかみしばい」(文芸社)が出版されるなど、多方面に渡って活動している。趣味:ボクシング(フェザー級、戦績:1戦1勝1KO、トレーナーライセンス取得)、ポケモン、お城巡り、蕎麦屋巡り、体を動かすこと特技:ルービックキューブ、ロボットダンス、オカリナ、運動保育【育児絵日記Instagram】yamamotohiroshipapa
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