撮影:モリサキエイキ

Comic

ロバート山本が語る!ボクシングの聖地「後楽園ホール」のあるあるとは?


ロバートの山本博さんが芸人として、パパとして、日常の気づきを綴る本連載。
第116回目はボクシングの聖地、後楽園ホールについて。実は、お笑いとも意外な共通点が!?

 

■知ってました? 笑点とボクシングの意外な共通点

僕が日々、主戦場としている「お笑い」と「ボクシング」にはいくつかの共通点があります。人に見られてナンボであること。見た目以上に裏での努力が重要なことなど、いろいろありますが、「“聖地”が一緒」というのも大きな特徴です。

ボクシングの聖地といえば、後楽園ホール。そしてその舞台は、笑点の収録スタジオにもなってしまう。血と汗が似合う“闘技場”という匂いがする場所が、日曜夕方のほのぼのとした笑いを届ける場所になるというのがすごいですよね。

実は僕らロバート、まだ後楽園ホールの舞台に立ったことはありません。というか、「ボクシングの後楽園ホール」を知りすぎているばかりに、あの場所でお笑いをやる雰囲気にならないですよ。

過去、ボクサーとしてリングに立った人で笑点の舞台も踏んだ人っているのかな? あるとしたら具志堅用高さんくらいでしょうか。さすがに笑点は出てないんじゃないかなぁ。

そもそも、後楽園ホールに入ったら、僕なんかもう「笑っちゃいけない」という感覚です。ジャッジレフェリー研修中では、リングサイドでは絶対に笑ってはいけない。試合中はとにかく歯を見せちゃいけません。

それくらい、ボクサーにとって後楽園ホールは特別な場所なんです。関東のボクサーは、ほとんどが後楽園デビュー。僕のたった一度のプロでの試合も後楽園ホールでやらせていただきました。
 

撮影:モリサキエイキ

■通好みな2階席、臨場感満載のリングサイド

一方、名古屋や大阪、福岡をはじめ、関東以外のボクサーにとって、後楽園ホールは「いつか立ちたい日本の聖地」。高校野球でいうなら甲子園球場みたいな位置付けなんです。だから、試合を重ねて「日本タイトル戦が初後楽園」という場合もあります。

甲子園に出場できても、舞い上がって本来の力を発揮できない高校球児って結構いますよね。同じようにボクシングでも、後楽園ホールで戦うことにプレッシャーを感じてしまう場合があるみたいです。

そのため、後楽園ホールでのタイトル戦で、東京所属vs名古屋所属、という対戦の場合、なんとなく東京所属のほうが有利なんです。やっぱり後楽園ホールに慣れている安心感があるし、応援してくれるお客さんも多いですから、ホームみたいな感覚なんですよね。

ちなみに、お客さん目線での後楽園ホールというと、ボクシングの試合を見る上で通好みな場所が2階バルコニーの立ち見席です。角度的に試合全体が見やすい、というのもありますし、青コーナー・赤コーナーに分かれる両サイドの応援合戦もよく聞こえる。ボクシング好きが集まることも多く、バルコニー席が盛り上がっていたらそれはいい試合なんです。

戦術的な選手の動きなど全体をしっかり見たいのなら上で見るほうがいいし、迫力や臨場感、選手の表情などを楽しみたいなら、やっぱりリングサイドです。セコンドが掛けている声もリングサイドならしっかり聞こえます。

「効いてる効いてる!」「ボディボディボディ! 当たるよ当たるよ!」といった掛け声を、お互いのセコンドがずっと言い合っているんです。あの臨場感はテレビでも味わえない、現場ならではの醍醐味です。

 

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