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ロバート山本が語る富士登山の魅力!天津・木村とおたけと登ったら…

撮影:モリサキエイキ

Entertainment

ロバート山本が語る富士登山の魅力!天津・木村とおたけと登ったら…

ロバートの山本博さんが芸人として、パパとして、日常の気づきを綴る本連載。
第119回目は前回につづいて富士山の思い出。天津・木村とジャングルポケット・おたけと登ったらまさかの展開に……。
 

■後輩芸人と、ある日突然、富士登山

子どもができてからは行けていませんが、独身時代、時間がうまくできれば夏によく富士登山に行っていました。

初めて登ったのは芸人になってから。ずっと登ってみたくてネットで調べたりとかはしていたんです。でも20代前半の芸人で「富士山に登りたい」なんて周りに共感してくれる人がいなくて、二の足を踏んでいました。

でも、いざ登ろう、というのはいきなりやってくるもの。あるとき、後輩芸人ラフ・コントロールの森木俊介君に、「富士山に登りたい?」と聞いたら、「あ、登りたいっす。いつっすか?」と軽い感じで返してきたんです。

「急遽、明日空いたから明日行っちゃおうかな。もしスケジュールが合うなら行く?」と聞くと、森木君は「バイト終わりなら行けるかなぁ……」「え?バイト終わりで行ける?大変だよ。大丈夫?」と、トントン拍子で。

「何を準備したらいいすか?」と質問され、僕は相当過酷なのは知っていましたけど、かじった知識だけの登山初心者だったので山登りのための道具もなくて、「ちょっと早めに集合して、新宿で登山用の道具を買ってから行こうよ」と。

そこからかよ!とつっこまれそうですが、そんな軽い感じで僕の初めての富士登山は始まりました。

撮影:モリサキエイキ

■1年を振り返ったときの富士登山の達成感

僕は結構ネットで調べて向かったつもりでしたが、いざ現場に着いても、どの道がどのルートか全くわかりません。ウロウロしていたら、大学生くらいの外国人3人組女性が「登りたいけどわからない」という感じのことを話しかけてきたんです。

こうして、富士登山初心者の5人パーティが完成です。ジェスチャーとわずかな単語を頼りに会話をしながら5合目から登ったんですけど、6合目の山小屋で一人の男性がいて話かけてみたら、なんと夏場はずっと山小屋で働いている、という人でした。

「アルバイト期間が終わったから最後にまた登ってから帰ろうと思って」と言うので、「ぜひ一緒にお願いします!」と、超頼りになる助っ人を引き入れ、6人パーティに。この人が本当に詳しかったんです。「この山小屋は行かないほうがいいです」「もう1つ先の山小屋で休みましょう」と、全てを把握しているから本当に頼もしくって。

女性もいるので、男だけのペースにならないように前と後ろで挟んだりしながら、無事登頂。僕は結構楽しく登れましたが、森木君は後日「めちゃくちゃキツかったです」と言ってましたね。

富士登山の何がいいって、「今年、何もやってないな」という感じにならないこと。年末に1年を振り返っても「富士山に登ったぞ」というのがあるので楽しいですね。
 

■天津木村&ジャンポケおたけで食べた「富士登山の味」

そんな僕の富士登山の次の仲間は、天津・木村君。実は木村君、めちゃめちゃ登山好きで、富士登山も僕なんかより遥かに上級者なんです。そんな木村君とジャングルポケットのおたけと3人で富士山を登ったことがあります。
 
 



 

そのときの大テーマは「山小屋泊」。前から一度、山小屋に泊まってみたかったので、頼りになる木村君と一緒のときに挑戦してみました。

木村君には「狭い狭い」と聞いていましたが、一人でも多くの人を休ませるため、想像以上に狭くてビックリしました。1つの布団に2、3人の男が寝るんです。「俺のスペースどこ?」「ここです」と言われたのが、木村君の布団と、隣の知らないおじさんの布団の、ほんのわずかな隙間なんです。

右に知ってるおじさん、左に知らないおじさん。じゃあ、せめて知ってるおじさんにしようと木村君と寝息を交わすような。今だったら絶対アウトですよね。「ソーシャル・ディスタンス」なんて全くとれてないですから。

そんななかでもしっかりと睡眠を取っていた木村君はやっぱり上級者だなと。僕はどうにも寝れなくて、10分くらい寝て起きてを2、3回ほど繰り返したくらいで日の出を見るため出発。疲労困憊でしたが、なんとか登頂できました。

登り切った後のコーヒーやラーメンがご馳走、とよく言われますが、僕はコーヒー派です。ただ、そのときは木村君がでっかい湯沸かしキットを持ってきてくれていたので、「これはカップラーメンでしょう」と楽しみにしていたのに、いざお湯を沸かそうとしたら、まさかのガス切れ。結局、何も食べずに下山しました。

ただ、車に予備のガスは積んであったので、駐車場まで戻ったあと、もう早く帰りたいのに意地のようにそこでお湯を沸かし、みんなでカップラーメンを食べました。忘れてはいけない思い出の味です。車まで来たならどっかのお店に入ればいいんですけどね……。



撮影/モリサキエイキ 構成/オグマナオト 企画/mamagirlWEB編集部

 

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ロバート 山本博

ライター
2018年で結成20年を迎える、お笑いトリオ・ロバートのメンバー。テレビ番組や劇場でのコントではツッコミとして活躍する一方、ボクシングのトレーナーとしてレッスンを開講したり、相方の秋山竜次から「むちゃぶり」で描かされた「むちゃぶりかみしばい」(文芸社)が出版されるなど、多方面に渡って活動している。趣味:ボクシング(フェザー級、戦績:1戦1勝1KO、トレーナーライセンス取得)、ポケモン、お城巡り、蕎麦屋巡り、体を動かすこと特技:ルービックキューブ、ロボットダンス、オカリナ、運動保育【育児絵日記Instagram】yamamotohiroshipapa
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