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ロバート山本が明かす品川祐の魅力「ちょっとこっち来い」と起こされると…

撮影:モリサキエイキ

Entertainment

ロバート山本が明かす品川祐の魅力「ちょっとこっち来い」と起こされると…

ロバートの山本博さんが芸人として、パパとして、日常の気づきを綴る本連載。
第127回目は、吉本の養成所「東京NSC」では特別な存在だったという品川庄司。山本さんが品川さんとの思いでを語っています。
 

■東京NSC1期生、品川祐さんは実は……

以前、ダウンタウンの浜田雅功さんとの初共演で、勝手に抱いていた「怖い」というイメージとは裏腹にとても優しさに溢れる対応をしてもらった話を紹介させていただきました。

芸能界ではほかにも、世間のイメージではコワモテだったり厳しそうな印象だけど、実際にはとても優しい、という方がたくさんいらっしゃいます。

やっぱり、どんな業界でも結果を出す人って、周囲に気配りができる人だと思うんですよね。
そして僕が思う「実はとても優しい先輩」は品川庄司の品川祐さんですね。

品川さんといえば、ご自身でも「学生の頃はヤンキーで悪さばかりしていた」と公言していますし、映画化・漫画化もされた不良小説『ドロップ』の作者としても有名ですよね。若手時代は「尖ってる」なんてことも言われていました。
僕も、後輩として初めてお会いしたときは怖かったです。

というのも、品川庄司さんって吉本の養成所「東京NSC」では特別な存在。僕らロバートは東京NSCの4期生でしたが、品川さんは記念すべき1期生。そのなかで一番に有名でリーダー格の先輩と呼べる存在だったのが品川庄司さん。
「一期生」ってやっぱり特別なんです。大阪ならダウンタウンさんで、東京NSCは品川庄司さん。この一期生が成功しないと次が続かないわけですから特別な存在です。

撮影:モリサキエイキ

■品川さんに「ちょっとこっち来い」と起こされて…

そんな大先輩の品川さんとある日、ご飯に行くことに。『はねるのトびら』(フジテレビ系)の前身番組『波8』というオーディション番組に僕らはまだ1、2年目のペーペーの頃に出させてもらったんですけど、たまたま品川庄司さんと収録が一緒で、品川さんから「飯行く?」と誘っていただいたんです。

「ぜひお願いします!」とご一緒して、そのまま「俺の家に来る?」と誘っていいただいてお邪魔して、「ちょっと腰マッサージしてくれる?」と言われて、マッサージは得意だったのでやっていると品川さんが寝ちゃって、僕もそのまま泊めさせていただいて。

迎えた翌朝、目が醒めて驚きました。品川さんに「ちょっとこっち来い」と起こされると、朝御飯が用意されていたんです。しかも、品川さんの手作り! 
後輩に飯を奢るっていうのはよくあると思うんですけど、後輩に朝御飯を作るって普通あります?本当に嬉しかったし、またこの朝御飯がメチャクチャ美味しいんです。
そのとき品川さんが作ってくれた、わかめをマヨネーズと醤油で和えて食べる料理がすごく印象に残っていて、美味かったなぁ……。
今でも時々、あの味を思い出して自分で作ることがありますから。
普段から家族にも朝食を作ることがよくある品川さんにしてみれば、後輩に振る舞ったというより、ただなんとなく朝御飯を作っただけなのかもしれません。でも、僕からしたらその姿がすごいなと思って。

あと、叙々苑に初めて連れて行ってくれたのも品川さん。しかも、借金をして奢ってくれたんです。
ちょうど品川さんがお仕事忙しくなり始めた頃で、「テレビのレギュラーが決まって、もう少しすればお金が入るから大丈夫だ」と。そんな気前のいいことなかなかできませんよ。
人生はじめての叙々苑、とても美味しかったです。

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