YouTube銀の盾、ちびまる子ちゃん出演…ロバート山本が一年を総括

■2021年は「大きな記念」を手にした１年

いよいよ2021年も残りあとわずか。この１年を振り返ると、仕事としてはやっぱり、『ちびまる子ちゃん』での声優体験が大きかったですね。しかもロバートでまるまる一話。『ちびまる子ちゃん』好きだった自分にとって、大きな記念。本当に芸能界を頑張ってきてよかった、端っこでもしがみついてきた甲斐があったと感じた瞬間でした。

記念という意味では、先日、YouTube『ロバート山本ひろしのゲームチャンネル』の登録者10万人達成記念の「銀の盾」が届きました。ゲーム配信のみでどれくらい出来るのか、挑戦のつもりで始めましたが、日々コツコツコツコツ積み重ねての十万人。本当に嬉しいですね。

これまではテレビや劇場でのネタ披露が中心だったので、視聴者さんとの交流は決して多くはありませんでした。でも、YouTube配信でたくさんのコメントをいただくようになり、嬉しい内容も手厳しいコメントも、視聴者さんとつながって共有している感覚でとにかく楽しいです。

そんなゲームチャンネルで、視聴者さんと感動して盛り上がった回がありました。『ポケットモンスターソード・シールド』の色違い探し。何千匹に一匹現れるといわれている通常の色ではないポケモンが出現します。そのポケモンに出会うことを信じて何十時間もひたすら探すのです。そのポケモンが現れる瞬間に立ち合おうと沢山の視聴者さんが見届けてくれました。またポケモンとは別ゲームで、大会にも出場したゲームもありました。それは『Dead by Daylight』（以下、DbD）。殺戮の世界に招待された人間がどう逃げまわるか、という地獄みたいなゲームです。世界観はものすごく怖いんですけど、ゲームシステムは本当に素晴らしい。

そのなかで下手くそな僕が手を出したキャラクターが「ナース」という、上級者でも扱うのを避けると言われたりする超難易度キャラ。最初の頃はあまりにも失敗ばかりで、「ヘタクソ、ひどい、やめろ、違うのを見せてください」というコメントとともにYouTubeの視聴者数がガクンと減ったこともありました。

■苦行の練習を乗り越え、ナースと大きな達成感！

それでも、何事においてもストイックに挑戦したくなってしまう僕は、ひたすら弄ばれて泣きそうになりながらも「ナース」を練習をし続けました。すると、少しずつですが相手チームを攻略できるようになり、視聴者数も少しずつ戻ってきていき、コメント欄での「頑張れ」という声も日増しに大きくなっていきました。

いつしかそのゲーム配信は「ナース研修」という呼び名になり、僕が「ナース」のことを「ナっちゃん」と愛情をもって呼んでいたら、コメントも「ナっちゃん頑張ってー」「今夜も研修頑張れナっちゃん」と怖い見た目のキャラですが、チャンネル内ではアイドル化していきました。

そんななか、先日、吉本の「吉本自宅ゲーム部」で主催した『DbD』の非公式大会「PRC-CUP」が開催。芸人だけでなく、『DbD』の公式配信者など超一流の人たちも参加するような大会で、なんと皆さんに助けられながらも、僕のチームが優勝を手にすることができたんです。

決勝では、敬愛する先輩、品川裕さんのチームと対戦。品川チームで参加していたDbD公式認定プレーヤー、柏木べるくらさんを、奇跡的に僕のナースが倒したときは興奮しましたね！ナース研修でずっと応援してくれていた僕のチャンネル視聴者さんからも、「日々を思い出し、泣いちゃう！」「これは涙無しでは見れない」「殺戮しか無いゲームにこんな感動があったのか…」と、温度の高いコメントをたくさんいただきました。僕的には、ひどいプレイ時代から信じて支え続けてくれた視聴者さんと、その感動を共有出来たことが、ゲーム配信を続けてきて良かったなと感じとれた瞬間でした。

ボクシングもそうですけど、ずっと地味なトレーニングをやり続け、形になる瞬間は本当にたまりません。この『DbD』も、2021年において忘れられない「キツイ練習を乗り越えて得られた達成感」だったなと感じています。