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いつか息子と!ロバート山本が語る、LUNA SEAに学ぶプロ意識とは

撮影:モリサキエイキ

Entertainment

いつか息子と!ロバート山本が語る、LUNA SEAに学ぶプロ意識とは

ロバートの山本博さんが芸人として、パパとして、日常の気づきを綴る本連載。
第152回は、山本さんが10代の頃から好きな「LUNA SEA」について。
山本さんが参戦した活動休止前のライブでの学び、将来的には息子さんにもライブを見せたいと語ったほど!
LUNA SEAの凄さとは?
 

■LUNA SEA「バンド休止前ラストツアー」に行ってきました

この連載で嬉しいのは、僕の好きなことで、同じ趣味を持つ人とつながれること。そのひとつがLUNA SEAです。

昔から、僕がLUNA SEAファンであることを知ってくれている人はいたんです。ただ、「そうは言っても、どの程度なの?」という懐疑的な目もあったと思います。

でも、以前この連載で「LUNA SEA山本的ベスト3曲」を発表させていただいたところ、LUNA SEA好きの皆さんからもの反響があって、コメントもたくさんいただきました。

そんな大好きなLUNA SEAですが、なんとボーカルのRYUICHIこと河村隆一さんが声帯手術をすることになってバンド活動休止を発表。居ても立ってもいられず、先月さいたまスーパーアリーナで行われた結成30周年ツアー『CROSS THE UNIVERSE』のファイナル公演に行ってきました。バント休止前のラストツアーです。

手術前で声は大丈夫? と心配だったんですけど、1曲目からものすごいハイトーン! そしてもちろん、原曲キーのまま。2時間以上あるLIVEで一曲目からこの声量で行くの!? と初っ端から驚かされましたね。

演奏メンバーもそんなボーカルを盛り立てようと、バックアップがいつにも増して熱量があったように感じました。

比べるのも大変失礼だとは思いますが、僕らもコント単独ライブなどをやると、初めは調子良くても、2、3時間声を張り上げていると終わる頃にはもう声がかすれて痛んでくるんです。

だから、今回のLIVEでは2時間最後まで喉を持たせるため、少し抑え気味で始めるかもな……とちょっとでも考えた僕がバカでした。改めて河村隆一さんのプロ意識の高さを痛感した夜になりました。

撮影:モリサキエイキ

■ファンもみんな涙、真矢さんも涙

ちなみに、僕は一人で行ったんですが、隣には僕よりも先輩で、おそらく“LUNA SEAドンピシャ世代”のお姉さんが座っていて、一曲目を聞いてもう泣いてらっしゃいました。

やっぱりファンだとわかるんですかね。いつもと変わらない声量だけど、いつもならスムーズに出ているところがちょっと苦しそう……。それでも、ボリュームもキーもずっと変えず、最後まで歌いきったんです。

その上、最後のメンバー紹介でも、「ドラムス真矢!」と会場が震えるほどの叫び。その声量がまたすごいんです。曲のタイトルよりもメンバー紹介は全力なんです。それを受けての真矢さんのコメントがまたよかったんですよねぇ。

「コロナ禍で何度もツアーが延期になってしまって、お客さんの顔を見たときに泣きそうになりました。それもありますけど、隆ちゃんが全身を使って声を出していたところを後ろからドラムを叩きながら見ていたら涙が出てきそうで……」と、真矢さんが涙したのです。それを見ている僕も、隣のお姉さんも、もちろん号泣ですよ。

勝手な想像をしてしまいました。
ぎりぎりまで声を温存して温存して、リハーサルでもほぼ声を使わず、本番まで一声も無駄にせず喉を守ってきた。そんな状況を間近で見ているメンバー。それはファン以上に本番大丈夫なんだろうかと心配だったはず。一度も本域の歌を聞かずにきたメンバー、演奏で助けようと力が入る。ライブ開演。そして一声目、あのボーカルの声量。そりゃメンバー泣くでしょ。

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