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最終回!新たなステージに全力で向かいます!

画像提供/筆者

Entertainment

最終回!新たなステージに全力で向かいます!

幼児向けテレビ番組『シナぷしゅ』プロデューサー・飯田佳奈子が綴る等身大ママエッセイの最終回です。全力ママジャーナルの連載がはじまって1年、第26回目を迎える今回で最終回とさせてください!
実は、現在妊娠9カ月を迎え、まもなく第2子を出産予定です。 育児・家事・仕事と常に全力で走り続けている私も、さすがにこれから数か月は生まれてくる子や自分の身体と向き合う、ゆったりした時間を過ごしたいと思います。皆さん、これまでこのエッセイにお付き合いくださって本当にありがとうございました。最終回ということで、私なりの育児論や、マタニティライフ、これからの2児育児への想いを綴らせてください。

育児こそ最もクリエイティブな仕事

常日頃「シナぷしゅ」というコンテンツと向き合い、いわゆる“クリエイティブ”とされる仕事をしている私ですが、声を大にして言いたいのが「育児こそ最もクリエイティブだ!」ということ。まっさらな状態で生まれた赤ちゃんを、この世界で生きていくために全力で守りながら、それぞれの子の無限の個性に寄り添い、のびのびと育てていくこと、その子の人生の基礎を作り上げていくことは、本当に果てしなくクリエイティブです。だからこそ難しいし、ときには苦しいし、そしてやっぱりやりがいがあります。いま育児に向き合っている皆さんは胸を張って、この最も美しくクリエイティブな日常生活を誇ってよいと思います。

子どもの未来に投資できる社会へ

第1子妊娠中にも感じたことですが、いまの世の中はまだまだ、子育て世代にとって居心地がよいとは言い切れません。例えば「マタニティマーク」や「優先席」について、時折ネットニュースでも取り上げられてはいますが、どちらかというと炎上しがちなトピックで、なんとなくこの話題には触れづらい空気があります。子どもたちがのびやかに笑い声をあげて走り回ったり、シャボン玉や花火をしたりできる公園はどんどん減っていると聞きます。ただ、「もっと子育て世代に優しくして!!」と声高に言えば、そうでない方々からの反発を買いかねないことも分かります。すごくバランスの難しい主張です。でも、これからの私たちが生きる未来を、ゆくゆく支えてくれるのはいまの子どもたちです。彼らがいてこその、私たちの老後です。

今、この瞬間のこの社会をどう生きるかももちろんすごく大切ですが、子どもたちが生きる未来をもう少し思いやって、そしてそれが自分たちの未来にも関わってくることだという当事者意識を大人たちがみんな持ち、未来に投資できるような社会になってほしいです。炎上は怖いのでお手柔らかにしていただきたいですが(笑)私はそう考えています。

未知のステージ!4歳差の2児育児へ

息子は4歳になり、年少さんとしての振る舞いも板についてきました。これまで4年間、一人っ子として家族の愛情を一身に浴びながら育ってきた彼にとって、私のお腹の中にいる子はどう見えているのでしょうか。今のところ、毎晩寝る前にお腹に手をあてて話しかけ、おやすみを言ってくれていますが、この調子で優しいお兄ちゃんになれるかな。4年前に息子が生まれて初めての育児をする中で、私は「シナぷしゅ」というコンテンツを企画・制作しましたが、今度生まれてくる子は「シナぷしゅ」がすでに存在する世の中に生まれてきます。“シナぷしゅネイティブ”として生まれてくる新たな我が子が、私への忖度などもちろんない状態で、どうシナぷしゅに触れて、どう感じるのかもとても楽しみです。

4年前に経験したはずの赤ちゃんとの触れ合いも、すっかり忘れてしまっているので、慣れた顔をせずまた気を引き締めて新米ママの気分で向き合います。新米パパママ、新米お兄ちゃん、新米赤ちゃんの4人家族で新しい家族のステージを楽しみたいです。

これからも全力で頑張ります!

家族としてのステージやライフスタイルが変わっても、自分が変わるわけではありません。これまで通り明るく元気に全力で生きていきたいと思います。エッセイの連載をはじめて1年、ともに育児に奮闘する読者の皆さんと、記事を介して繋がって「仲間」でいられたこと、とてもかけがえのない経験になりました。一人じゃない、と思えることって本当に心強いですね。出産後は、またきっと細切れ睡眠の日々が始まって、心配ごとや困りごとを抱えながら仕事復帰をして…大変なことも多いと思いますが、「一人じゃない」という感覚が私を支えてくれると思います。同じように、今日も育児に家事に生活に悩まれている方がどこかにいたとして、私のこの他愛もないエッセイがふんわりと支えになってくれることを願います。
皆さん、これからもお互い頑張って生きましょう!またどこかでお目にかかれますように。1年間お付き合いくださってありがとうございました!

最終回なので夫も含む写真も許可が出ました(笑)



等身大のメッセージを1年間にわたって届けてきてくれた飯田佳奈子さん。第2子出産を控え10月から産休に入るのを機に、mamagirlWEBでの連載は最終回となります。

多岐にわたり様々なリアルママの想いを発信し続けてきてくれた飯田さんの記事は、新米ママ、子育て真っ最中のママが何度読んでもためになる【本音】がつまっています。子育てで行き詰ったときにはぜひ読み返してみてください。きっと元気になれる飯田語録が見つかるはず♪そしてまたいつの日か、第二の育児ステージで活躍する飯田さんの奮闘記を、mamagirlを通じてお届けできればと思っています。

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2022.09.10

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飯田 佳奈子

ライター
テレビ東京「シナぷしゅ」プロデューサー。湘南在住34歳、同じくテレビ局勤務の夫と3歳の息子の3人家族。好きな食べ物はエビ、たらこ、たけのこ。同じくエビ好きの息子にエビを全部食べられるのが悩み。
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