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育児と仕事の両立どうしてる?

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Entertainment

育児と仕事の両立どうしてる?

幼児向けテレビ番組『シナぷしゅ』プロデューサー・飯田佳奈子が綴る等身大ママエッセイ。酷暑も過ぎ、9月になりましたね。子どもたちの夏休み期間が無事に終わり、新学期の慌ただしさも落ち着き、今ようやくホッとしている方も少なくないのでは。(何を隠そう、私もそのひとり…)日々、仕事をしながら育児にも全力投球な私ですが、毎年これくらいの時期になってくると疲れがたまってきて、精神的にもへばってきてしまうのですが、皆さんはいかがでしょうか?ここ最近よく、「育児と仕事を両立させるコツは?」なんて質問もいただくので、今日はそのテーマで書いてみたいと思います!

そもそも両立させようなんて考えない!

「両立のコツは?」と聞かれたら、まず答えるのが「そもそも両立させようと思いすぎないこと!」です。よく考えてみると、「両立」なんて甘っちょろい言葉では済まされなくないですか?「家事」「育児」「仕事」の3つのタイヤをほぼ同時にフル回転させながら、それでいて次第に年齢を感じるようになってきた自分の身体のことも大切にしなければならない、という状況はもはや曲芸!と思っています。曲芸はよほどの鍛錬をつまないと、楽にできるものではありません。最初から全部うまくやろうとするから、苦しい。それはここ数年で嫌というほど学びました。

「ワークライフバランス」なんておしゃれな言葉もありますが、24時間365日バランスを意識しながら生き続けること自体がとても息苦しいです。もちろん自分の中に理想はありますが、それを追いすぎない諦めも肝心。今は仕事が忙しい時期だから、家事は適当でいいや、とか。子どもが熱を出しているから、仕事は多少こぼしても仕方ないよね、とか、その時々で臨機応変に自分に都合よく解釈していくのが一番ラクです。もちろん、そのためにはある程度のメンタルの強さというか、自分の中の軸を持つことも大切。私は家庭も仕事もどちらも大好きで大切ですが、どちらかを選べと言われたら、家庭、なかでも子どものことが一番大切だ、としっかり自分の中で順位を決めています。子どもを守るためには、何を犠牲にしても、誰に何を言われてもいいんだ、という母としての強い覚悟をベースに、日々メンタルを鍛えながら仕事をしている感じです。

子どもは親の背中を見て育つ

先日、夫との口喧嘩の果てに、色々と自分の中で決壊して、久しぶりにうわ~んと泣いたことがありました。恥ずかしながら、息子の前でもメソメソと「ママはもうこれ以上頑張れない」と愚痴を言ってしまったのですが、そのときに息子が「そうじきかけたりとか?ごはんつくったりとか?おしごと?」と聞いてきて、あぁよく見ているんだなぁと思わされました。例え理想通りにうまくやれなくて自分としては凹んでいたとしても、それ以上に「一生懸命頑張っている」という事実、その姿を息子はちゃんと見ているということです。毎日毎日手探りで必死で生きていますが、あれやこれやと奮闘する私の背中を見てこの子が育っていくなら、無駄なことなんて一つもないのかもしれません。

自分を甘やかすためにうまくお金をつかう

これはもともと私が一番苦手としていることの一つなのですが、自分のために適切にお金を使うことは、実はとても大切なことです。ついつい自分のことは後回しにしてしまいがちですが、やっぱりママとはいえ自分も一人の人間。無償の愛で家族に尽くすだけでは、心も体も疲れてしまいます。どうしたら自分が楽になるか?をよく見極めながら、時には大胆に自分を甘やかす投資をすれば、それはきっと日々の生活の糧となって返ってきます。

私は今年、はじめてハウスクリーニングを利用してみました!ずっと見て見ぬふりをしていた水回りの汚れなどがピカピカになるにつれ、自分の心も軽くなっていくのが分かりました。安くはないサービスですが、結果的にはとてもコスパが良かったなと思っています。定期的に利用するのはまだ私にはハードルが高く感じますが、まずは一歩踏み出したことで、今後も何かあれば頼ればいいや、という気持ちになれたのも大きいです。自分にご褒美を買ったり、美容品をグレードアップしてみたり、ちょっとずつ「自分甘やかし上手」になっていきたいです。

喉元過ぎれば熱さを忘れる

復職を迷っている方や不安を感じている方からもよくメッセージをもらいますが、私からのアドバイスとしてはまず飛び込んでみる!それできつかったり、無理が生じたら、別の道を考えれば良いと思います。幼児を育てながら仕事をする数年は確かに楽ではありませんが、長い人生あとから考えれば、ほんの少しの期間です。喉元過ぎれば熱さを忘れるといいますが、いまの私は2,3年前のきつさをもう忘れていたりもするから不思議です。きっと大丈夫、その時々で一生懸命地に足をつけて歩いていれば、自ずと自分なりの素敵な道ができます。私もますます頑張りますし、皆さんの奮闘も全力で応援しています!

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飯田 佳奈子

ライター
テレビ東京「シナぷしゅ」プロデューサー。湘南在住34歳、同じくテレビ局勤務の夫と3歳の息子の3人家族。好きな食べ物はエビ、たらこ、たけのこ。同じくエビ好きの息子にエビを全部食べられるのが悩み。
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