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いざというときに慌てない!子連れの防災対策を考える

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いざというときに慌てない!子連れの防災対策を考える

幼児向けテレビ番組『シナぷしゅ』プロデューサー・飯田佳奈子が綴る等身大ママエッセイ。夏真っ盛り、暑くてそして不安定な天気の日も多いですね。「ゲリラ豪雨」という言葉が流行語になったのはもう10年以上も前のことですが、最近では「線状降水帯」という言葉もよくニュースを騒がせています。大雨の降る中で「河川の増水」「避難指示」なんて文字をテレビの画面で目にすると、いざ子連れで避難するとしたら…!?と考えては、その大変さにゾッとしてしまいます。今回は、そんないざというときもできるだけ慌てずに済むような、防災対策について書いてみたいと思います。

備えあれば憂いなし、防災グッズは+αを!

我が家は海の近くに住んでいるので、大地震&津波、の想定は内陸部に住んでいる方よりしているかもしれません。防災グッズは基本中の基本で、同じものを2セット用意しています。1つは、逃げるときに持ちやすいように1階の玄関の近くに。そしてもう1つは、1階が浸水してしまった場合でも大丈夫なように、2階の寝室に。防災バッグは、ホームセンターやインターネットでも買えますが、その中身は一般的なものなので、そこに我が家の必要なものを+αでまとめています。
まずはモバイルバッテリーと、簡易的な発電機。スマホさえ充電できれば、情報もとれるし、懐中電灯などのツールとしても使えます。あとは息子に必要なもの。これは半年に一度くらい、そのときの子どもの成長に合わせて見直しが必要です。ミルクやオムツが必要な子であれば、それはマストです。我が家の場合、息子は肌トラブルがわりとある方なので、塗り薬は絶対。避難所などで満足に身体を洗えなくても、数日は耐えられるようにと考えています。

どこに行くにもハザードマップをチェック

自宅近辺のハザードマップは、もう穴が開くほど、というくらい何度も見ていて、何かあったときの避難場所、避難経路については夫ともしつこいくらいに話しています。それに加えて、私は家族旅行の際も、必ず行先、特に滞在するホテルの場所のハザードマップは必ずチェックしています。いざというとき、土地勘のない旅先で咄嗟の判断を迫られるのは、かなり慌てるはず。「海の近く」とか災害をイメージしやすい場所以外にも、「河川の氾濫」や「土砂災害」などを警戒しなければならない地域は意外と多いんです。
子どもの命を守るためにも、私はできるだけそのホテル自体が避難先になっているとか、避難先への動線がシンプルでわかりやすい場所を選ぶようにしています。ハザードマップを確認するほんのひと手間で、安心が得られるのでおすすめです。

幼稚園選びのポイントのひとつ

息子は今年から幼稚園に通っていますが、幼稚園を選ぶ際のポイントの一つとしても、「防災」の観点がありました。我が家は共働きで、日中はどうしても息子のそばをはなれて仕事をせざるを得ません。何かあったときに、例えば電車が止まってしまえば、幼稚園にたどり着けるのはいつになるやら…。そう思うと、幼稚園における防災は、我が家にとってはかなりウェイトの高いものです。
今の幼稚園は少し高台に校舎があり、その周辺地域一帯の避難先になっています。園の中から出ずに避難が完了すること、そしてそこにある程度の防災グッズが備わっていることが、大きな安心材料となっています。

日常的なリスク管理は明るく楽しく♪

なんだかここまでものすごく真面目になってしまいましたが、毎日毎日災害に怯えながら暮らしているのも違うと思うので、定期的に防災意識を呼び起こすくらいで、普段はあまり気にしていません。
どちらかといえば、日常的にちょっとふざけながら夫とリスク管理をしています。例えば動物園では、「今、万が一この檻が壊れてゴリラが襲いかかってきたらどう倒すか」と武井壮さん的な感じでゴリラを倒す方法を考えてみたり、息子を抱っこして階段を下りているときに、万が一自分が足をすべらせたら、自分の肘は粉砕覚悟で、肘を前に出して倒れよう、と言い合ったり。あとは溺れている子どもを助けるときは、どんなに恥ずかしくても全裸になろう、とか。どれも実際にどこまでできるかは分かりませんが、家族の中で「リスク」への意識を共有しておくのはとても大切だと思います。窮屈にならない程度にカジュアルに、意識から対策していけるといいですね。

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飯田 佳奈子

ライター
テレビ東京「シナぷしゅ」プロデューサー。湘南在住34歳、同じくテレビ局勤務の夫と3歳の息子の3人家族。好きな食べ物はエビ、たらこ、たけのこ。同じくエビ好きの息子にエビを全部食べられるのが悩み。
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