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油性ペンの落とし方!服についたインク汚れを落とす簡単な方法とは?
油性ペンが服についたときのインク汚れの落とし方をご紹介します。家によくあるもので適切に処置すれば、きれいに汚れを落とすことが可能です。食品のストック時や子どもの服に名前を書くときなど、家事育児をしている中、日常で使うことが多い油性ペン。誤って服にインクがついてしまい、汚れがなかなか落ちずに困った経験はないでしょうか。実は、家にある何気ないアイテムで適切に処置をすれば、時間がたった油性インクの汚れでも簡単に落とすことができるのです。今回は、頑固な油性ペン汚れの落とし方についてご紹介。服についた場合に注目して解説していきます。
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■油性ペン汚れが落ちにくい理由
まずは、油性ペンの汚れがなぜ落ちにくいのか、理由を確認しましょう。
・主成分が油性なので水を弾く!
乾きやすくなかなか落ちないため、さまざまな場面で活躍する油性ペン。そもそも油性ペンは、油や揮発性のあるアルコールが混ざった有機溶剤に、インクの色となる着色料が溶けているものです。油の疎水性から水になじみにくく、乾きやすいことが利点ではあります。だからこそ、服などのついてほしくない所にインクがついた場合、水で濡らしたふきんで拭いたり洗濯をしたりしただけでは汚れが落ちてくれないのです。
・簡単にインクがはがれないよう定着剤が入っている
油性ペンには、簡単にインクが落ちたり消えたりすることのないよう、定着材も含まれています。簡単にいえば、書きたい素材にインクを定着させる接着剤のようなもの。定着材が含まれているおかげで、油をはじきやすいビニールやプラスチックといった素材でも、油性ペンなら簡単にインクが消えません。 定着材だけでも、洗濯した程度ではインクが落ちないほど強力。さらに、油性ペンに油分と定着材をつなぎ合わせる樹脂が含まれていることによって、よりしぶとい汚れになるのです。
■家にあるものでできる!服についた油性ペンの落とし方
服についてしまった油性ペンの落とし方を紹介していきます。汚れがついてしまったらできるだけ早く対処することが、きれいに汚れを落としやすくする重要ポイントですよ!
・【油性ペンの落とし方】除光液や無水エタノール
除光液や無水エタノールは、油性ペンに含まれる樹脂成分を落としてくれるため、インクを落とすのに最も効果が見込める落とし方といえるでしょう。ただし、柄物や色の濃い服は色落ちする可能性があり、また合皮やレザーなどの革製品には使えないため注意が必要です。
<用意するもの>
- ・除光液または無水エタノール(クレンジングオイルでもOK)
- ・汚れても良いタオルやガーゼ 2枚
消毒用のエタノールでは色落ちする可能性があるので、無水エタノールを使うようにしてください。また、除光液やクレンジングオイルも色落ちする可能性があるため、まずは見えない箇所で色落ちテストをしましょう。
<手順>
- 1.汚れの上にタオルやガーゼであて布をする
- 2.1をひっくり返し、裏から除光液や無水エタノールを少しずつかける
- 3.汚れの部分をタオルやガーゼでトントンと優しく叩く
- 4.タオルにあてる部分を変えながら薄くなるまで2と3を続ける
- 5.通常通りの洗濯をする(お湯で洗うとより効果的です)
あて布に汚れを移すイメージで、少しずつやりましょう。3でトントン叩くときは、歯ブラシを使ってもやりやすいですよ。4で十分落とせたら、石鹸とお湯で1回もみ洗いをしても良いですね。
・【油性ペンの落とし方】濃縮タイプの洗濯洗剤
洗濯機を回すタイミングではなかったり、軽くトントンしたりする時間も惜しいときは、濃縮タイプの洗濯洗剤をつけて放置するだけの塗布放置洗浄がおすすめです。長時間放置している間に水分が蒸発し、洗浄成分がより濃くなることで汚れが溶け出てくれます。
洗浄成分の濃度が高いため、服の種類によってはシミになったり傷めてしまったりすることも。見えない所で事前に確かめてから行いましょう。
<用意するもの>
- ・濃縮洗剤(「トップ スーパーNANOX」や「アタック ZERO」など)
- ・汚れても良いタオル
<手順>
- 1.汚れが移らないよう、裏にあて布をする
- 2.汚れに洗剤を塗布(汚れ全体に洗剤がかかるくらいの量でOK)
- 3.一晩放置
- 4.通常通りの洗濯をする(お湯で洗うとより効果的です)
この方法でかなりインク汚れを落とせますが、もし気になる場合は薄くなるまで繰り返すと良いでしょう。
・【油性ペンの落とし方】酸素系漂白剤
油性ペンが服についたときに汚れを落とすには、酸素系の漂白剤もおすすめです。ハイターなどの塩素系漂白剤を使う方法もありますが、汚れだけでなく色素を分解する力も強力なので、色落ちする可能性も。白い色の服への使用のみに留めておいたほうが良いでしょう。
その点、酸素系であれば色柄物の服でも比較的安心して使えます。必ず洗濯表示を確認し、見えにくい所で試してから使いましょう。
<用意するもの>
- ・酸素系漂白剤(「オキシクリーン」など)
- ・洗濯桶や洗面器
<手順>
- 1.酸素系漂白剤をお湯(40~60度)で薄め、泡立てながらよく混ぜて溶かす (お湯4Lに対し、付属のスプーンかキャップで1杯。大きなスプーンならライン2ほどでOK)
- 2.1に汚れた衣類をつけて、4時間ほど放置する
- 3.もみ洗いし、通常通りの洗濯をする(お湯で洗うとより効果的です)
時間がたった頑固汚れは落ちにくい可能性もあるため、気になる場合は薄くなるまで繰り返す必要があります。
つけ置き時間をのばす場合は、6時間未満が推奨されているためそれ以上にならないよう注意が必要です。
■落ちない場合や傷めたくない場合はクリーニングに出すのもアリ
ここまで油性ペン汚れの落とし方をご紹介しましたが、汚れが落ちやすい素材と落ちにくい素材があります。
例えば、綿やコットン、ポリエステルといった普段着る機会の多い服の素材は、繊維の隙間が多いためインクが染みにくく、油性ペンがついても汚れを落としやすい素材といえるでしょう。対してカシミヤやウールは繊維が高密度であるためインクが染み込みやすく、汚れが落ちにくいといえます。
ケースによっては服を傷めるリスクもあるため、要注意。また、レザーなどの革製品は自力で油性ペン汚れを落とすのは困難といわれています。
今回ご紹介した油性ペン汚れの落とし方で服についたインクが落ちない場合や、服の色落ちや傷みが心配な場合は、プロに任せるのも一つの方法です。クリーニング店に直接行く時間がないという方は、宅配クリーニングに依頼するという方法も良いでしょう。インク汚れや染み抜きサービスも充実していますよ。
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