FacebookInstagramYouTube
小芝風花さん「覚悟して突き進む強さはカッコいい」『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』公開記念インタビュー

撮影/mamagirlWEB編集部

Entertainment

小芝風花さん「覚悟して突き進む強さはカッコいい」『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』公開記念インタビュー

12月27日(金)公開の映画『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』にボイスキャストとして出演する小芝風花さん。
J.R.R.トールキンの傑作原作を基に、ピーター・ジャクソン(監督/共同脚本)が手がけた『ロード・オブ・ザ・リング』3部作。2004年の「王の帰還」日本公開から20年の時を経て、『ロード・オブ・ザ・リング』の知られざる200年前の物語を初めて映画化した『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』がいよいよ公開されます。

本作で主人公、若き女王・ヘラ役を演じる小芝さんがmamagirlWEBのインタビューに登場です!美の秘訣にも迫りました♡

■勇敢な若き王女・ヘラ役に挑む小芝風花さんにインタビュー

ーー『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』という世界的な人気作品への出演です。オファーを受けたときの心境は?

小芝風花(以下、小芝):最初はすっごくうれしくて、「やりたいです!」って即答したんです。でも『ロード・オブ・ザ・リング』という有名で人気、ファンも多い作品で、経験のない私が簡単に「やりたい!」って言ってよかったのかなって、プレッシャーがどんどん大きくなっていきました。また、アニメーション声優が初めてだったので、こんな初心者が一番軸となる人物を演じさせていただいていいんだろうかという不安も……。

今年の夏頃に予告編を録ったんですが、その時はまだ予告部分のセリフと映像しか見られなかったんです。そこにひとりだけリアルな人間の声が混ざっている気がする、アニメの声になってないんじゃないかって、アニメーションの顔から自分の声がする状況が馴染まなくて、この数ヶ月はすごく不安でした。

 ーー不安を解消するべく、事前にどんなことを?

小芝:心の準備ができないままどんどん日が迫ってきて……。収録の45日ぐらい前に、台本と本編の映像を見せていただき、それを基にたくさん練習して、あとはもう監督に任せようと。自分で練習して役を固めて行っても何が正解かが分からないので、とにかく予習はして、その場で臨機応変に対応できるようにがんばろうと思っていました。神山(健治)監督に「初めてで分からないことだらけなので、本当によろしくお願いします!」とご挨拶したら、とても丁寧に優しく指導してくださりました。現場でも皆さんが優しくて、「大丈夫ですよー!」って声をかけてくださって。収録が始まる前まではすごく不安だったのですが、この2日間はリラックスして収録することができました。

ーーとてもいい環境だったのですね!『ロード・オブ・ザ・リング』は200年前の物語です。神山監督が作りあげた世界観についてどんなことを感じましたか?

小芝:やはり壮大でした。今回、声優を担当させていただくことが決まって『ロード・オブ・ザ・リング』三作品を見たのですが、スケールの大きさをすごく感じましたし、それと同じくアニメ版も美しくて壮大で。これはスクリーンで観たい作品だなって思いました。ちょっとした目の動きが細やかで、心情が細かく伝わってきて、今のアニメーションってこんなにすごいんだ!と驚きました。

 ーー完成した本編と実写三作品をご覧になったそうですが、どんな印象を受けましたか。

小芝:指輪よりも、一人の女性が成長する物語でもあり、親子の愛でもあり、家族愛でもある。そして愛が執着に変わってしまって……。感情がすごく込められている作品だなぁと思いました。実写映画は“欲望”という印象を受けましたが、アニメは民への愛だったり家族の愛だったり。時には愛が歪んでしまったり……。そんな風にいろんな愛が描かれている作品にも感じました。

 

ーー予告編にもありますが、小芝さんの声には芯があり、「民たちを守るぞ!」という力強さが感じられます。

小芝:ヘラはもともと活発で、小さな頃から剣を振り回しているような女の子です。もともと芯が強いのですが、やはり民を守らなきゃいけないと自覚してから、より芯の強さを出したいなと思っていました。でもそのなかにも、元々はお兄様が王位を継ぐものだから、自分がそうなると思ってなかったという背景があって。いざ、守らなきゃいけないとなったときの、不安に揺れる心情だったり、弱い部分もあるけれど、それでも覚悟を決めて強く敵と対峙していく女性という役だったので、その強さが声に乗ったらいいなと意識していました。

ーー声だけで人の感情を表現するのは、自ら演じる俳優とはまた違うかと思います。声優の面白さや魅力はどんなところにありますか?

小芝:声だけですが、動いているアニメーションがあるので、完全に耳だけで聞くものではなくて。ラジオドラマともまたちょっと違うと思うんです。実写など、自分で演じる声の出し方と、声優さんの声の出し方は全く違うところから出てる感覚がありました。この声の出し方が、普段のお芝居でも“演技の幅”になるように、役づくりの一環として活きたらいいなと思いました。

ーーヘラは小芝さんから見てどんな人だと思いましたか?

 小芝:意志がしっかりしているなと思いました。もちろん、愛情をかけてのびのび育ててもらったというのもあるのですが、たとえば剣を持つのが好きだったり、自分が「これが好き!」っていうのが小さいときからあって。ちゃんと自分がやりたいことを自覚している人なんだなと感じました。女性ながらにして馬に乗って敵の前に行くってすごく勇気のいることですし、しかも負けたら民も、より危険にさらされる。覚悟して突き進む強さはカッコいいなって。ヘラの勇敢な姿を見て、心を動かされる方は多いんじゃないかなと思います。

ーー演じる中でヘラから学んだことは? 

小芝:国のトップとして、王家の一人としての自覚だったり、守らなきゃいけないという覚悟って、すごくカッコいいなと思いました。私自身も年齢を重ねていくにつれて、主演を担ったり、年下のスタッフさんや共演者の方がどんどん増えていくなかで、安心感のある現場づくりをしたい、ヘラが王女だったら大丈夫!って思ってもらえるような感覚で、私自身も楽しくもあり安心感のある現場づくりができたらいいなと思いました。

ーーこれまでも演じた役から得たものはあった?

小芝:あります!まわりの目を気にすることがすごく多くて、演じる役もまわりにどう思われるかって気にしていました。主人公が成長していく物語への出演が立て続けにあったんですが、そのときに、もちろん人に迷惑かけたりはダメだけど、一回きりの自分の人生だから、もっと自由でいいんじゃないかって。

まわりの目に縛られすぎちゃうタイプで、息苦しいなって思うことがすごく多かったんです。でもそういう役を通して勇気をもらえるというか。私生活でも、ああ、こうやって強くありたいなって思わせてくれる役に出会うと、自分自身も強くなれるような気持ちになります。 

ーー今回の作品でも、見る人に勇気を与え、小芝さんも勇気をもらえた?

小芝:そうですね、憧れる女性像というか。ヘラってちゃんと芯を持っていて、でも愛情深くもあるので。だから家族を殺されてもなお、ウルフに対しての、最後まで慈悲の心がある。昔の姿を知ってるからこその優しさで、ウルフは復讐に囚われすぎてて、何も見えなくなっています。でも、ヘラは最後まで思いやることができる。いくら敵でも、その人たちにも愛する家族がいるはずだからって言える強さがある女性なので、強いだけじゃなく、そういう優しい心だったり、思いやる心がある女性に憧れます。

■mamagirlWEB独占インタビュー!小芝風花さんの美の秘訣は?

ここからはmamagirlWEBだけの独占インタビュー!キラキラとした笑顔が素敵な小芝さん。幼少期の映画との思い出から美しさの秘訣をお聞きしました。 

ーー今回はアニメ作品です。親子で鑑賞を予定している読者も多いかと思います。小芝さんが幼い頃の映画の思い出は?

小芝:映画は、週末に家族で観に行ってました。アニメが多かったのですが、ジブリだったり。見た作品の下敷きを買うっていうのが我が家の定番でした。「ハウルの動く城」「ナルニア国物語」など。カルシファーの下敷きを持ってました(笑)。

ーーご家族で感想を言い合ったり?

小芝:小さい頃はどうなんだろう…でも面白かったー!とか、それこそ子ども向けの作品によく連れてってくれてたので、たぶんしてたんだと思います。

ーー笑顔がとても素敵な小芝さん。笑顔の源や内面からあふれる美しさの秘訣を教えてください。

小芝:ええー!(笑)。でも、健康面はまだ気を遣えてないんです。肌はちょっとした小じわとかができたりするようになって、何もしないわけにはいかない年齢になってきたんだなって実感することが多くて。毎日パックしてケアしたり、あとはビタミンサプリを飲んだり。少しずつ気をつけるようになってきました。

ーーできることから。

小芝:そうですね。なのでまだ、こだわりの〇〇とかはないんですけど、でも巷でいいって言われてるものは試してみようと。

ーーその中で良さを実感したものは?

小芝:目元用クリームです。やっぱり最近は乾燥がすごくて、ちょっとファンデーションが寄れちゃって、笑い皺にたまっちゃったりするのが気になったので目元用のクリームを塗るようにしたり、メイクさんに教えてもらって試したりすることが多いです。

ーーストレス発散はどんな風にしていますか?

小芝:ストレス発散は、いっぱい人と話す!聞いてもらう!「こんなことあって〜」とか、「どう思うー?」とか。女の人って話して発散できることが多いですよね。あとは美味しいごはんを食べる!それがごほうびです(笑)。

ーー今回の仕事のご褒美は何か考えていますか?

小芝:収録中だと、この一週間はすごくハードだったから、仕事終わりに「ちょっとポテトが食べたいです」って(笑)。大きなごほうびもありますが、小さいご褒美をちょくちょく作っています。

ーー小さなご褒美、大事ですね。ためこまず、その日のうちに発散するスタイルなんですね。

小芝:わりとその日あったことを全部、嫌だったこととか、逆にうれしかったこととかも、「こんなんですごく笑った〜」とか、全部話します。

ーーへえ!うれしかったことを話すのは忘れがちかもしれません。

小芝:けっこう共有したがりなんです(笑)。

ーーそれがきっと曇りのない美しさにつながっているんですね。小芝さんの笑顔はどこから来てるんだろうって、全女性の憧れだと思います!

小芝:いえいえいえ(笑)。でも笑顔でいることは意識してます。昔、『魔女の宅急便』のお母さん役のセリフのなかに「いつも笑顔でね」っていう一言があって。たとえば、現場で、ムスってしてる人がいて、それで気分がいい人はいないけど、笑ってる人見て、ええっ?って思う人はいない。

深刻なときにヘラヘラはしませんが、基本的にはやっぱり楽しい現場がいいし、私も楽しみたい。せっかくだから一緒にお仕事してくださる人も、「大変だけど今日も楽しかったな」とか、「いい仕事できたねー」っていう空間になるべくしたくて。ハードだからこそ。なので、コミュニケーションを取って、たくさん笑って、楽しい空気感…スタッフさん、役者だからと隔てずに、みんなでひとつの作品を作る仲間だから、なるべく笑顔で楽しくっていうのは心がけています。

ーーなるほど笑顔のための意識があるんですね。小芝さんといえば笑顔です!

小芝:あははは。そうなんですね(笑)。

ーーあとは、ごはんを美味しそうに食べる姿が印象的です。

小芝:たしかに、食べることが大好きなんです(笑)。なので今、ゴチ(※1)の収録で隔週1回、ごほうびを(笑)。美味しいごはんを食べて負けたら地獄ですが(笑)。

ーー最後にmamagirlWEB読者にメッセージをお願いします。

小芝:ヘラという女性が、国のために強くなる、成長物語でもありますが、いろんな形の愛が描かれている作品でもあります。父と娘の愛、親が子を思う気持ちだったり、自分を犠牲にしても子どもを守りたいっていう思いだったり、心が熱くなる部分も多いと思います。人情ものというか…戦いももちろんありますが、そういう愛の部分も描かれています。戦うシーンは爽快感もあると思いますので、ぜひお母様方にも、子育ての合間を縫って映画を見て、日々の疲れを発散していただけたらなと思います!

1「ぐるナイ」(日本テレビ)のコーナー「ゴチになります」

■プロフィール

小芝風花(こしば ふうか)
1997416日生まれ。大阪府出身。20251月放送大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK総合)に出演予定。

撮影・取材・文/mamagirlWEB編集部

■映画『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』

LOTR TM MEE lic NLC. © 2024 WBEI

■公式YouTube(日本版予告)

■イントロダクション
アカデミー賞歴代最多受賞『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズが帰ってくる!〈中つ国〉の運命は、若き王女ヘラに託された――
〈一つの指輪〉をめぐる壮大な冒険を描き、アカデミー賞最多受賞を果たした『ロード・オブ・ザ・リング』3部作には、200年に遡る戦いの物語があった。J・R・R・トールキンの原作「指輪物語 追補編」に記された、その始まりのエピソードの映画化に、3部作を監督したピーター・ジャクソンが製作総指揮として立ち上がる!そしてハリウッド超大作の監督の座を託されたのは、『東のエデン』『攻殻機動隊S.A.C.』などで、日本アニメーションの第一人者と讃えられる神山健治。この冬、〈中つ国〉の未来を決める伝説の戦いを見届けて初めて、『ロード・オブ・ザ・リング』は完結する――。

■ストーリー
偉大な王ヘルムに護られ、騎士の国ローハンの人々は平和に暮らしていた。だが、突然の攻撃を受け、美しい国が崩壊していく…。王国滅亡の危機に立ち向かう、ヘルム王の娘である若き王女へラ。最大の敵となるのは、かつてヘラと共に育ち、彼女に想いを寄せていた幼馴染のウルフだった。大鷲が空を舞い、ムマキルは暴走、オークが現れ、金色の指輪を集める“何者”かが暗躍し、白のサルマンが登場…。果たしてヘラは、誇り高き騎士の国と民の未来を救えるのか――!?"あの指輪"をめぐる壮大な冒険へと繋がる、まだ誰も知らない伝説の戦いの幕が開ける!

■公開情報(公開日)12月27日(金)全国劇場公開!吹替/字幕版同時公開(※一部劇場除く) <Dolby Cinema®/Dolby Atmos®/4DX/MX4D/IMAX®>

■配給
ワーナー・ブラザース映画
■監督 神山健治(『東のエデン』『攻殻機動隊S.A.C』「精霊の守り人」)
■製作 フィリッパ・ボウエン、ジェイソン・デマルコ、ジョセフ・チョウ
■製作総指揮 フラン・ウォルシュ、ピーター・ジャクソン、サム・レジスター、キャロリン・ブラックウッド、トビー・エメリッヒ
■脚本 ジェフリー・アディス&ウィル・マシューズ、フィービー・ギッティンズ&アーティ・パパゲオルジョウ
■ストーリー アディス&マシューズ、フィリッパ・ボウエン

■出演 日本語吹替版キャスト:市村正親(ヘルム王)、小芝風花(王女ヘラ)、津田健次郎(ウルフ)、中村悠一(フレアラフ)本田貴子(オルウィン)、坂本真綾(エオウィン)、斧アツシ(フレカ)、森川智之(ハレス)、入野自由(ハマ)、山寺宏一(ターグ将軍)、沢田敏子(老ペニクルック)、田谷隼(リーフ)、大塚芳忠(ソーン卿)、飯泉征貴(シャンク)、村治学(ロット)、勝部演之(サルマン)
字幕版キャスト:ブライアン・コックス(ヘルム王)、ガイア・ワイズ(王女ヘラ)、ルーク・パスクァリーノ(ウルフ)、ミランダ・オットー(エオウィン)ほか

■オフィシャルサイト http://lotr-movie.jp #LotR #ローハンの戦い

■mamagirlWEB特別プレゼント企画「小芝風花さんサイン入りミニ色紙」3名様にプレゼント

映画の公開を記念してmamagirlWEB読者のみなさんに特別なプレゼントキャンペーンを実施。
小芝風花さん直筆のサインミニ色紙を応募した人の中から抽選で3名様にプレゼントします。
今回だけの特別な色紙、どしどしご応募ください♪

【応募方法】
・mamagirlWEB公式X(旧Twitter)アカウント⇒https://x.com/mamagirl_jpをフォロー
・mamagirlWEB公式アカウントでのサイン入りミニ色紙プレゼント告知投稿をリポスト
・応募理由をリプライ
以上の3点をクリアした方の中から、抽選で3名様に小芝風花さん直筆サインミニ色紙をプレゼントします。

【募集期間】
・2024年12月24日(火)11:00~12月30日(月)23:59〆 

【注意点】
※当選の発表はmamagirlWEB公式X(旧Twitter)アカウントより、DMにて当選者にのみお知らせします。
※応募に関する一切の費用はご自身の負担となります。
※本企画はmamagirlWEBの主催です。配給会社をはじめ各劇場、所属事務所や所属レーベル等、関係各所へのお問合せはおやめください。
※抽選は2025年1月6日以降に行い、当選者確定から1週間以内に発送します。

たくさんのご応募お待ちしております。

あわせて読みたい

菊地亜美さんと橋本マナミさんが地元をPR!「一緒にみんなで子育てができたら」mamagirl独占インタビュー

Entertainment

2024.10.17

菊地亜美さんと橋本マナミさんが地元をPR!「一緒にみんなで子育てができたら」mamagirl独占インタビュー

SHAREFacebook
POST
LINELINE