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ロバート山本「お笑いよりも天性を感じた」吉本ボクシング部の部長に就任!

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ロバート山本「お笑いよりも天性を感じた」吉本ボクシング部の部長に就任!

 2017年に第一子を授かり、パパとなった、お笑いトリオ・ロバートの山本博さん。息子くんとの生活の中で感じた「?」や「!」をマンガに描き、昨年7月からインスタグラムで発信。そのイラストをもとに、山本さんがパパ芸人ならではの気づきを綴る本連載。第29回は、山本さんとボクシングについて。

■「よしもとボクシング部」部長、山本博です!

この春から、吉本興業所属の芸人たちの新しい可能性を切り開くべく、「ブカツ!」という新プロジェクトがスタートしました。共通の趣味や特技を持つ芸人が「部活」のように集まって、ファンともつながりを広めよう、という試みです。歴史部、アニメ部、キャンプ部……といろいろあるのですが、その中のひとつが「ボクシング部」で、僭越ながら僕が部長に就任しました。元プロボクサーだったこともあり、ボクシング好きの後輩たちが「部長は山本さんにやっていただかないと!」と頑張ってくれたんです。部長だからといってなにか使命があるわけでもないんですけどね。でも、ボクシングは本当に大好きなスポーツですし、たぶん一生、見続けるんだろうなぁと思っています。それほど、ボクシングは僕にはなくてはならない存在です。

■「お前は天性のハードパンチャーだ」「あ、俺、センスあるわ!」

そもそも僕がボクシングを始めたきっかけは、健康のため。上京して芸人になって、久しぶりに体を動かしたいなぁと思って。運動不足解消になればいい程度だったので、別にボクシングじゃなくてもよかったんです。それで、まずは芸人仲間の野球チームやフットサルチームに所属しました。ただ、野球もフットサルもまずは場所を押さえないといけないし、人数も揃えないといけないから、1カ月くらい前には日程が決まります。でも、芸人の仕事って3日前とか2日前とか結構ギリギリに決まることもあるので、行けるつもりだったのに行けなくなっちゃった、ということばっかりだったんです。ちゃんと継続的にできて、急な仕事が入っても影響のない運動ってなんだろう? といろいろ考えたら、それがたまたまボクシングでした。ボクシングなら、ジムにトレーナーさんがいるので、自分一人が行けばすぐにできるし、昼の12時から夜の12時までいつ行っても大丈夫という安心感。それに、劇場の仕事って出番の合間に2時間くらい待ち時間ができることが多いんです。以前はただボーッと漫画を読んでるだけでしたけど、その空き時間をうまく活用してジムに行ければ、30分でもう汗びっしょりになりますから。これだったら続けられるな、と始めてみたら、ジムの会長から「お前は天性のハードパンチャーだ」とおだてられたんです。もちろん、リップサービスはあったでしょうけど、自分でも「あ、俺、センスあるわ!」って直感でわかったんです。過去にいろいろスポーツはやりましたけど、人生のなかでこんなに自分にセンスを感じたものはありません。もちろん、お笑いにも感じたことないですから(笑)。

■芸人になる前にボクシングに出合っていたら……

自分でもセンスを感じた、というのはなかなか説明しにくいんですが……強いて言えば、集中力がいくらでも持つんです。よく、アスリートが「ゾーン状態でした」とインタビューで答えるじゃないですか。あの感覚が初心者ながらに感じられたような気がしたんです。「あれ? 俺なんかすごい集中力だったな」と、自分じゃない自分、“新たな山本博”がここにいるぞ、みたいな感覚が練習のときからあったんです。向いてるってこういうことなのか!って、人生で初めての体験でした。子育てを始めるにあたって運動保育士の勉強をしたときもかなりの集中を発揮できましたけど、あれも結局、ボクシングの延長で考えることができたから。とにかく、ボクシングならいくらでも集中できるし、アイデアもどんどん出てくるんです。「あ、こういうトレーニングっていいかも」とか、「俺は今、ここが足りてない」とか、いろんなことが見えてくるんですよね。芸人に関しては、何が足りてなくて何が必要で何をしたらいいか、出てきたことないですから……。その結果としてプロボクサーライセンスから、プロボクシングトレーナーライセンスまで取得できました。芸人になっていたからそのままプロボクサーとしての道は歩みませんでしたけども、芸人になる前にボクシングに出合っていたら、きっとボクシングに没頭していたと思います。お笑いより、絶対ボクシングのほうが向いてますから。

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ロバート 山本博

ライター
2018年で結成20年を迎える、お笑いトリオ・ロバートのメンバー。テレビ番組や劇場でのコントではツッコミとして活躍する一方、ボクシングのトレーナーとしてレッスンを開講したり、相方の秋山竜次から「むちゃぶり」で描かされた「むちゃぶりかみしばい」(文芸社)が出版されるなど、多方面に渡って活動している。趣味:ボクシング(フェザー級、戦績:1戦1勝1KO、トレーナーライセンス取得)、ポケモン、お城巡り、蕎麦屋巡り、体を動かすこと特技:ルービックキューブ、ロボットダンス、オカリナ、運動保育【育児絵日記Instagram】yamamotohiroshipapa
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