FacebookInstagramYouTube
ロバート山本「海に並々ならぬ思い入れ」群馬県民“あるある”語る

Entertainment

ロバート山本「海に並々ならぬ思い入れ」群馬県民“あるある”語る

 2017年に第一子を授かり、パパとなった、お笑いトリオ・ロバートの山本博さん。息子くんとの生活の中で感じた「?」や「!」をマンガに描き、昨年7月からインスタグラムで発信。そのイラストをもとに、山本さんがパパ芸人ならではの気づきを綴る本連載。第32回は、「海に並々ならぬ思い入れがある」という山本さんが語る、ぐんま“あるある”について。

■原付の免許を取って、バイクを買って、海へ行こう!

今年もだんだん、夏が近づいていきましたね。夏といえば、やっぱり海。こう見えて、僕は海に並々ならぬ思い入れがあるんです。その理由は、僕が群馬県出身だから。意味わかります?群馬には海がない……海なし県なんです。だから、小さい頃の夏の水遊びといえばもっぱら「川」。海なし県の人間は結構、川で遊ぶんですよ。川の流れのなかで遊ぶからか、たくましくなるんです。でも、やっぱり夏は海で遊びたいし、流れのない中でのんびり泳ぎたい。何より、ビーチを満喫したい!だから、高校生になって原付免許を取ったとき、次にやることは決まってましたね。友だちと誘い合わせて、「海、行こうぜ!」って。

■「海は広いな♪ 大きいな♪」の詩に隠された感動

当時の仲間……5、6人いたんですけど、みんな夏までアルバイトを一生懸命やってお金を貯めてバイクを買って、ようやく準備完了。夜中に集まって、国道をずーっと原付で進んで、海を目指しました。いやぁ、海が近づいてきて、みんなで興奮しながらいろんなことを叫んだのを今でもよく覚えています。「やばーい、潮っぽい匂いしてきたー!」とか、「ホントに海だぁーーー!」とか。海が視界に入ってきたら、拳を突き上げて喜びましたから。で、朝から夕方まで、とことん海を満喫しました。帰るときには日焼けしすぎて、次の日水ぶくれになってましたね。たかが海遊びで大げさ過ぎ、と思うかもしれないですけど、そのくらい、海なし県の群馬の人間にとって、海は特別な存在なんです。その証拠に、童謡の『海』ってあるじゃないですか。「海は広いな♪ 大きいな♪」で始まる、あの『海』です。この曲を作詞した林柳波さんという方は、群馬県出身なんです。だから、歌詞の意味も皆さんが考えてるのと、きっと違うと思います。本当に本当に感動して、あの詩になったはずなんですよ。「うっわー。海だ!なんて広いんだ! 大きいんだ!! 行ってみたいなー、よその国!!」って。そういう歌詞なんですよ、きっと。この感動は、群馬の人間じゃないとなかなかわかってもらえないかもしれないですね。さて、我が家の息子ももうすぐ2歳。お台場に連れていって海を眺めたり、足先をちょっと水面につけたことはありますけど、本格的な意味での「海デビュー」はまだなんです。海どころか、プールもまだ1回だけですね。なので、今年こそ「海デビュー」してもいいかなぁ、と目論んでいるところです。体力が有り余っているから発散させたいのもあるし、夏を満喫させてあげたいですね。

■天下の温泉、東の横綱・草津温泉

海のない群馬県ですが、その代わりに川以外にもうひとつ、水と縁のある場所に恵まれているんです。それは温泉です。総数は200カ所以上あって、宿泊できる温泉地だけでも、およそ100カ所を数えるそうです。テレビや雑誌なんかでも、「全国屈指の温泉大国・温泉王国」なんて呼ばれることもあります。伊香保温泉、万座温泉、四万温泉、水上温泉……とあげればキリがないですが、なんといっても“天下の温泉”と呼ばれる東の横綱、草津温泉ですよ。僕も、旅番組とかで全国各地の温泉地に行かせてもらいましたが、やっぱりお湯は草津がいいです。酸が強いんですよ。強酸性で、肌の表面が一枚はがれ新しい皮膚に生まれ変わる感じ。温度はかなり熱くって、お宝のような成分を水で薄めずに冷ますための湯もみが名物になるんですけど、それでも熱いので長くゆっくり入るんじゃなく、3分くらいギュッと入って、一度湯船からあがる。それを繰り返すのがオススメです。もし時間があれば、湯治として一週間くらい通って、体のメンテナンスとしてもいいです。湯治目的に、日本全国から集まって来ますので。海がない代わりに、川と温泉が充実していて、海の有り難みがより一層わかる。群馬で生まれ育ってよかったなぁって思います。

あわせて読みたい

【辻希美さんインタビュー前編】「ヘアメイクが家事のやる気スイッチ」4児ママ辻ちゃんのキレイの秘密とは

Entertainment

2024.04.15

【辻希美さんインタビュー前編】「ヘアメイクが家事のやる気スイッチ」4児ママ辻ちゃんのキレイの秘密とは

ロバート 山本博

ライター
2018年で結成20年を迎える、お笑いトリオ・ロバートのメンバー。テレビ番組や劇場でのコントではツッコミとして活躍する一方、ボクシングのトレーナーとしてレッスンを開講したり、相方の秋山竜次から「むちゃぶり」で描かされた「むちゃぶりかみしばい」(文芸社)が出版されるなど、多方面に渡って活動している。趣味:ボクシング(フェザー級、戦績:1戦1勝1KO、トレーナーライセンス取得)、ポケモン、お城巡り、蕎麦屋巡り、体を動かすこと特技:ルービックキューブ、ロボットダンス、オカリナ、運動保育【育児絵日記Instagram】yamamotohiroshipapa
SHAREFacebook
POST
LINELINE