FacebookInstagramYouTube
ロバート山本の子育て方針「子どもYouTuber」やテレビから学ぶこと

Entertainment

ロバート山本の子育て方針「子どもYouTuber」やテレビから学ぶこと

 2017年に第一子を授かり、パパとなった、お笑いトリオ・ロバートの山本博さん。息子くんとの生活の中で感じた「?」や「!」をマンガに描き、昨年7月からインスタグラムで発信。そのイラストをもとに、山本さんがパパ芸人ならではの気づきを綴る本連載。第49回は、息子と動画との付き合い方について後編。いまや子育てに欠かせないYouTubeなどの動画サイトやテレビ番組の活用について。自らテレビ番組に出演する山本さんはどう考えている?

■「子どもYouTuber」からも学ぶこと

前回に引き続き、子育てにおける動画との付き合い方について。理想をいえば、息子のことは全部家族で相手をしてあげて、動画を見せるよりも本を読んであげたり、ずっと一緒に遊んであげたりできれば一番いいんですけど、現実問題として、やっぱりそれは難しい。結果として、息子専用のiPadを用意して、生活のポイントポイントで動画に頼っている我が家ですが、最近は「子どもYouTuber」みたいな番組も見るようになりました。動画の見せすぎってよく問題にあがりがちですけど、いい一面もあったりするんですよね。「子どもYouTuber」の場合、自分よりも2つ、3つぐらい年上の子どもの様子を見ることになるから、その子たちの動きを見て真似をするんです。スポーツもそうですけど、真似から入るって結構大事なこと。僕はいいことかなぁと考えています。それこそ、公園に行ったときとかに、まわりで遊んでいる5歳ぐらいの子たちの動きを見て、2歳の息子も「あ、こうやってやるんだ」と一所懸命考えて、先輩たちの動きをさらに観察しようとするんです。遊具の使い方だけじゃなく、汚れたら手を洗うとか、色んな部分で模倣が始まっているんです。僕ら親がやらせようとしてもうまくいかないけど、やっている人を見るとやりたくなる。そういった観察の習慣だとか、真似することの意義を知らずと覚えられるとしたら、動画もいいところがあると思えます。

■テレビを作る人、出ている僕らが考えていること

自分がテレビに出ている人間だから、というのも当然あると思いますけど、「テレビ害悪論」みたいなご意見はわかる部分もありつつ、でもやっぱり「そうじゃないよ」というのも言いたいんです。躾とかマナーは親が教えられても、ジャンプするとかダンスするとかクルクル回るといった運動機能的なことって、教えようと思っても「どうやってやらせるの?」って話じゃないですか。でも、そこをテレビが教えてくれる。例えば、体操のお兄さんがテレビで楽しそうにいろんな動きを見せてくれることによって、子どももそれを真似して、身体の使い方を覚えていき運動機能も上がります。テレビの影響ってすごいと思うんです。運動機能だけじゃなく、言葉もテレビを通して覚えることって多いですよね。しゃべっている人をたくさん見るから言葉に対しての興味も生まれるんだろうし、必死に真似をして、謎の宇宙語を発しながら、だんだん人間っぽい言葉遣いになっていく。変な言葉を覚えてしまわないか? という不安もわかります。でも、その気持ちは制作する側も同じなんです。子どもたちに使って欲しくない言葉、ふさわしくない言葉にものすごく気を配っている一流のプロの方は本当に多いですよ。僕自身、子ども番組に出させてもらっているなかで、「これは悪影響にならないか?」という気持ちは常に持っているつもりです。僕自身、両親が共働きだったのでテレビからたくさん学びました。だから、そこまで「テレビはよくない」みたいなことは言わなくてもいいんじゃないかなぁと思うんですけどね。

■ひとつの作品の最初から最後までを見る大事さ

ただ、そうは言っても僕自身、息子と動画の付き合いで心がけていることはあります。それは、YouTubeのような単発モノの動画“だけ”に慣れすぎないこと。集中力がない子になってしまうんじゃないかな、と。YouTubeって、なにか「現象」を起こすものが多い様に思います。ウチの息子も観てとても楽しんでますが、なかなか何も起こらないとすぐ違う動画に切り替えるんです。異常なスピードでザッピングしてしまうと言いますか…ちゃんとひとつの作品の最初から最後までを見る大事さ、みたいなものも少しずつ伝えなきゃいけないと思っています。それは動画だけに限らず、本との付き合い方にも通じる部分かなと思うんです。息子には、本を読める子になってほしいんですよね。僕から学ぶことはなくても、本を自然と読める子になって、自分で学びを得て欲しいんです。今は絵本をたくさん読んでいるので、このままどんどん読書体験を重ねていって、そのうち漫画なんかも楽しみつつ、活字も読めるようになったら、すごく世界が広がるだろうなぁ、と。そうすれば、自分の考え方や悩みについても、本が解決してくれたりするじゃないですか。僕自身、育児の疑問や悩みっていうのは、育児本を通していろいろ学ばせてもらったり、考えたりしてますから。でも、奥さんはまったく本を読まない人なんです。これから先、どっちに似るんですかねぇ?

あわせて読みたい

久間田琳加さんが「スタイル良すぎて羨ましい」とファン絶賛の美脚を披露

Entertainment

2024.11.14

久間田琳加さんが「スタイル良すぎて羨ましい」とファン絶賛の美脚を披露

ロバート 山本博

ライター
2018年で結成20年を迎える、お笑いトリオ・ロバートのメンバー。テレビ番組や劇場でのコントではツッコミとして活躍する一方、ボクシングのトレーナーとしてレッスンを開講したり、相方の秋山竜次から「むちゃぶり」で描かされた「むちゃぶりかみしばい」(文芸社)が出版されるなど、多方面に渡って活動している。趣味:ボクシング(フェザー級、戦績:1戦1勝1KO、トレーナーライセンス取得)、ポケモン、お城巡り、蕎麦屋巡り、体を動かすこと特技:ルービックキューブ、ロボットダンス、オカリナ、運動保育【育児絵日記Instagram】yamamotohiroshipapa
SHAREFacebook
POST
LINELINE