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ロバート山本「イマイチ印象に残らない芸人も悪くない」アメトーーク後日談

撮影:モリサキエイキ

Entertainment

ロバート山本「イマイチ印象に残らない芸人も悪くない」アメトーーク後日談

 2017年に第一子を授かり、パパとなった、お笑いトリオ・ロバートの山本博さん。息子くんとの生活の中で感じた「?」や「!」をマンガに描き、昨年7月からインスタグラムで発信。そのイラストをもとに、山本さんがパパ芸人ならではの気づきを綴る本連載。連載開始からちょうど1年を迎えた第52回は「イマイチ印象に残らない」件について。キャラが濃い相方2人に囲まれた山本さん。芸人として印象が薄いことはメリットも多いのだとか。

■相方とのあいだで濃度調整が行われている?

9月に「アメトーーク!」(テレビ朝日)に出演しました。テーマは「イマイチ印象に残らない芸人」。テレビには出演しているのに、印象が薄くて顔を覚えてもらえない芸人たちが集まって、「自分の印象がいかに薄いか」がわかるエピソードを披露しました。イマイチ印象に残らないのはなぜか、みんなで分析したところ、相方のキャラが濃すぎて自分の印象が薄れるという話に。番組の中でも話しましたが、ボクシングでプロデビューしたとき、営業先の方に「すごいね、相方さんプロレスデビューしたらしいね」と言われたことがあって……。「ロバートの山本博、プロデビュー」って新聞に載せていただいたにもかかわらず、秋山がプロレスデビューしたという話になっていたんですよ(笑)。秋山の体型などのインパクト強すぎて、僕がボクシングデビューではなく、秋山がプロレスデビューした図式になったことが、容易に想像できました。

■芸人のイメージを持たれたままだと恥ずかしい

そんな悲しいエピソードもあるけど、印象が薄いって、悪いことばかりではないと僕は思っています。芸人としては損しているように見られがちですが、今回の「アメトーーク!」みたいに、それでテレビ出演できましたしね。パパとしては、むしろ印象が薄いほうがいい。ファミレスにごはんを食べに行ったり、電車に乗ったりしても、全然気づかれないですから。息子が生まれてからは、より印象が薄まった気がします。例えばショッピングセンターに買い物に行くとき、奥さんと2人だと顔を見られがちですけど、息子と3人のときは全く気づかれません。みんな息子の方に目がいくし、パパやママの顔をそんなに見ていないから、お会計のときに初めて「あれ?」って顔をされることもあります(笑)。近所の公園とかに行くときは特に、「ロバートの山本博」のイメージを持たれたままだと、ちょっと恥ずかしいんです。変に意識してしまうというか。気づかれないからこそ、知らないパパさんと話したり、一緒に子どもを遊ばせたりできるんだなって思います。

■ロバート秋山の変装からスターの苦労をうかがい知る

このあいだ、お城めぐりをしに、家族で高知に行ってきたんです。市場でかつおを食べようっていう話になったけど、息子がいるから、食堂にフラッと入って、刺身だけ食べて帰ることはできません。あちこち歩いて、大衆居酒屋のようなお店を見つけたので、そこに入りました。かつおの刺身があって、やきそばや唐揚げも頼めるから、ここなら大人も子どもも満足できるね、って。お店の中は人でごった返していましたが、そういうお店に気兼ねなく入れるのも、印象が薄いからこそ。スターやアイドルなら「◯◯さんが来てる!」って、騒がれると思うんです。でも、印象が薄い芸人だと、もし気づかれても「ああ、来てるんだー」みたいな感じで、そっとしておいてもらえる。たまに声をかけてくれる人もいますが、「頑張ってください」って優しく応援してくれる人が多いです。でも……スターになれるかな?って、この業界に入ったんですけど、なれなかったらなれなかったで、変な気を遣わなくていいからまあいっかという感じです。その点でいうと、秋山は大変だと思いますよ。体がでかいから目立ちますし。外で待ち合わせすると、マスクをして帽子も深くかぶって、見るからに怪しいです(笑)。「誰だよ、お前」っていう格好をしている人に話しかけに行く僕も、相当怪しいですけどね。そういう相方の苦労を見ると、イマイチ印象に残らない芸人は結構生きやすいな、って思います。

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ロバート 山本博

ライター
2018年で結成20年を迎える、お笑いトリオ・ロバートのメンバー。テレビ番組や劇場でのコントではツッコミとして活躍する一方、ボクシングのトレーナーとしてレッスンを開講したり、相方の秋山竜次から「むちゃぶり」で描かされた「むちゃぶりかみしばい」(文芸社)が出版されるなど、多方面に渡って活動している。趣味:ボクシング(フェザー級、戦績:1戦1勝1KO、トレーナーライセンス取得)、ポケモン、お城巡り、蕎麦屋巡り、体を動かすこと特技:ルービックキューブ、ロボットダンス、オカリナ、運動保育【育児絵日記Instagram】yamamotohiroshipapa
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