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【おにぎり】がなんとミシュランガイドに追加!掲載店舗は?海外の反応は

出典:@ karensologramさん

Lifestyle

【おにぎり】がなんとミシュランガイドに追加!掲載店舗は?海外の反応は

皆さんは外食をする際、どのようにしてお店を決めますか?テレビや雑誌、インターネットや口コミなど…。現在、世の中にはたくさんのグルメガイドが刊行されていますが、その中でもミシュランガイドの存在は別格と言っても過言ではないでしょう。いつかミシュラン三ツ星を獲得したレストランで食事をしてみたい!という方も少なくないのではないでしょうか。

そんなミシュランガイド、掲載されるお店や星の数がよく話題に上りますが、実は最近、新たなカテゴリーとして【おにぎり】が追加されたのをご存知ですか?
おにぎりと言えば家庭の味の鉄板料理。シンプルながらも、どこか私たち日本人の心を掴んで離さないソウルフード。とは言えミシュランガイドに認められた、というのもなんだか意外性を感じますよね。
今回は新カテゴリである【おにぎり】に選定されたお店を徹底リポート!ミシュランガイドの特徴についても、改めて確認していきましょう。

■ミシュランガイドとは?

出典:@ turikichimikkun さん

言わずと知れたグルメガイドブックであるミシュランガイド。知っているようで実はよく知らない…という方も多いかもしれませんね。まずはミシュランガイドについて知識を深めていきましょう。
 

・ミシュランガイドはフランス発

ミシュランガイドの発行元はもちろん、大手タイヤメーカーである『MICHELIN(ミシュラン)』です。その始まりは1889年。アンドレとエドゥアール・ミシュランの兄弟が、それぞれ自分の名前を冠して創立しました。
しかしタイヤメーカーがなぜ、グルメのガイドブックを刊行することになったのでしょうか?その経緯をひも解いていきましょう。
ミシュランガイドは、1900年8月に初めてフランスにて発行されました。当時はあくまでも、ドライバーのために製作されたガイドブックだったようです。現在ほど自家用車が普及していなかった時代は、ドライブと言っても快適なものではなくガス欠や故障、タイヤのパンクなどは日常茶飯事だったそう。
そんな状況を踏まえ、ミシュラン兄弟が「より快適にドライブを楽しんでもらいたい」と考えて作ったものこそがミシュランガイドなのです。

ミシュランガイドに掲載されていた内容は、自動車修理工場やガソリンスタンドの一覧やタイヤの修理方法、ドライバーが食事を楽しめるレストランや宿泊施設など。当時は無料でドライバーに配布していたようです。

・今では美食のレストランガイドに!

出典:photoAC

現在のようなレストランガイドとしての姿に変わったのは、いつなのでしょうか。ミシュランガイドに初めて星が登場したのは1923年と言われています。その後、おいしさを表すものとして星が登場し始めたのは1926年。
美食家たちの間にもミシュランガイドが浸透してきた頃であり、1931年に発行されたフランスの地方版から【三ツ星】や【二ツ星】などと評価されるようになったんだとか。
 

・どのようにして評価が決まるの?

ミシュランガイドに掲載されるお店は、雑誌や著書、SNSやインターネット、評判や口コミなど、ありとあらゆる情報を収集した上で選定します。星の基準は料理のみで評価されるので、お店の雰囲気や接客などは評価の対象とはなりません。
料理は、次に挙げる世界共通の5つの基準を元にして、匿名の調査員が複数回調査を行います。

○素材の質
○調理技術の高さと味つけの完成度
○独創性
○コストパフォーマンス
○常に安定した料理全体の一貫性

また、星の数によって異なるお店の評価は以下の通りです。

○一つ星:そのカテゴリーで特においしい料理
○二つ星:遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理
○三つ星:そのために旅行する価値がある卓越した料理
 

・海外旅行へ行った先の指標になりつつある

ミシュランガイドは、フランス・パリを始めとしてニューヨークや香港、そして東京や大阪、京都などに進出を果たしています。今では、ミシュランガイド掲載店を訪れるためだけに海外旅行へ行く人も少なくありません。美食を求めに異国を訪れるなんて、憧れちゃいますね!

■ミシュランガイドに【おにぎり】追加!

出典:@ karensologramさん

では次に、ミシュランガイドの新カテゴリに追加されたおにぎりについて深掘りしていきましょう。
 

・おにぎりは新カテゴリ!

高級レストランが多いというイメージもあるミシュランガイドの掲載店。実は星以外にも、【ビブグルマン】という評価指標が設けられているんです。
ビブグルマンとは“価格以上の満足感が得られる”という評価。その意味は、“良質な食材で丁寧に仕上げており、5000円以下で楽しめる”というものです。おにぎりのカテゴリーが新たに追加されたのは、このビブグルマン。手軽な価格で、ミシュランガイド掲載店の料理を楽しめるのはうれしいですよね。
 

・おにぎり 浅草 宿六が紹介される!

『おにぎり 浅草 宿六』(以下、宿六)が、「ミシュランガイド東京 2019」に掲載され、大きな話題となりました。同紙が発表されてからというもの、営業時間前からすでに長蛇の列ができる日が続いていると言います。行列が特に長い日には、営業終了時間前に売り切れが確定してしまうこともあるそうです。
おにぎりのミシュランガイド掲載に、実は海外の反応は上々。特にフランス・パリでは、おにぎりがトレンドグルメとして話題を呼びつつあるんだとか。海外でも日本のおにぎり文化が受け入れられているなんて、なんだかうれしいですね。

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