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映画『トロールズ ミュージック☆パワー』公開!仲里依紗さんインタビュー

撮影:モリサキエイキ

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映画『トロールズ ミュージック☆パワー』公開!仲里依紗さんインタビュー

2016年に全世界で大ヒットした3Dアニメーション映画『トロールズ』(日本未公開)の最新作『トロールズ ミュージック☆パワー』が10月2日(金)に公開されます。 

子どもが楽しめる世界観ながら、「多様性」や「個の尊重」など深いテーマを内包する本作。日本語吹替版で、ロックの女王・バーブを演じた女優の仲里依紗さんに、キャラクターの魅力や、子どもの個性を伸ばすために大切にしていること、コロナ禍で変化した価値観についてなど、お話を伺いました。

 

■ロックの女王・バーブは不器用でかわいいキャラクター


――今回、吹き替えを終えて感じた作品の印象を教えてください。

カラフルで、大好きな世界観です。音楽もノリノリで元気になれる曲ばかりなので、すごく好きな作品ですね。

――ロック・トロールの女王「バーブ」を演じるに当たり、どんなことを考えて収録に臨みましたか?

ロックの女王なので、少しかすれたような、セクシーな声をイメージしました。オリジナル版の吹き替えをしたレイチェル・ブルームさんはハスキーな声の持ち主なんですが、私はどちらかというと子どもっぽい声。イメージ通りの声がうまく出せるか不安でしたが、頑張りました。

――吹き替えをしていて魅了されたシーンや、好きなシーンはありましたか?

バーブがポピーから手紙を受け取るシーンが好きですね。その手紙には「親友になりましょう」みたいなことが書いてあるんですが、それを読んだバーブは、うれしい気持ちになったはずなんです。だけど、強がってポピーの悪口を言いまくる。怒っているけど、うれしい。うれしいけど、強がっちゃう。そういう、素直になれないバーブのかわいらしさを、垣間見られるシーンになっています。

――バーブは一見ヒール役ですが、仲さんがおっしゃるようなかわいらしさや、信念を曲げない強さのある、魅力的なキャラクターですよね。

バーブは、6本の音楽の弦を集めて、世界をひとつにしようとするんです。ほかの種族から見たら悪いヤツですけど、実は純粋でまっすぐなんですよね。バラバラになったトロール族をまとめようと、よかれと思って弦を奪うような行動に出てしまった……。やり方は不器用だけど、考えていることはポピーと一緒。そういう空回りなところがかわいいし、ただの悪役ではなかったから、演じていて楽しかったです。

――仲さんご自身も、ディープ・パープルやメタリカなど、ロックをよく聴かれるそうですね。音楽の趣味という点で、バーブに共感する部分はありますか?

音楽の趣味は、とても似ているなと思いました! 子どもの頃から聴いていた曲も出てきましたし、劇中で大好きなロックを歌えてうれしかったです。実家の両親もロックが好きなので、映画の公開を楽しみにしているようです。
 

撮影:モリサキエイキ

■個性を伸ばすための魔法の言葉「それ、いいね!」


――本作で、バーブ以外に好きなキャラクターはいますか?

うーん……バーブのパパ(スラッシュ王)かな。作品の中ではちょっとぼんやりしたおじいちゃんとして描かれていますけど、何か質問したら、正しい答えを返してくれるような気がします。長い年月、色々なことを見てきたおじいちゃん・おばあちゃんって、余裕がありますよね。

――ご自身も、おじいちゃんとよくお話されますか?

コロナ禍になってから会えていませんが、普段はよく話しますね。昔からお年寄りと話すのが好きで、小学校や中学校の課外授業では、いつも老人ホームのお手伝いを選んでいました。テレビで「ご長寿早押しクイズ」を見るのも好きです(笑)。おじいちゃん、おばあちゃんに色々な話を聞くと「人は年を重ねるにつれて天才になっていくんだな」って思います。

――本作は「お互いの個性や違いを認め合う」という難しいメッセージを、子どもにもわかりやすく伝えてくれる作品だと思います。仲さんは、このメッセージをどんなふうに受け取りましたか?

エンタテイメント作品が、こういうメッセージを子どもに伝えてくれるのは、親としてありがたいですね。面と向かって教えようとしても、子どもは絶対に聞かないので。すごくいい伝え方だと思いましたし、このような作品に関われたことがうれしいです。

――お子さんの個性を伸ばすために、普段から心掛けていらっしゃることはありますか?

否定しないことですね。息子が何か行動を起こしたり、気持ちを表現したりしたときは、「すごい!」「いいね!」って言うようにしています。例えば「男の子が好きなんだ」って言われたら、「いいじゃん。そういう子もいるんだからさ」って。人を傷つけるとか、誰かの物を取るとか、100人中100人がダメだと思うようなことをしたら、「それはダメだよ」って注意しますけどね。

以前、塾みたいな教室に通っていたときに「僕は、勉強のほかにもやりたいことがある。勉強が全てじゃない」みたいなことを、息子が言ったんです。そのときは「そうなんだ。必要だと思わないなら、やらなくてもいいんじゃない?」って返しました(笑)。自分にとって必要だと気づいたときにやりなよ、という感じです。

――簡単そうだけど、なかなか言えないことですね。

自分で気づくことが、一番の学びになるっていうスタンスなんです。大人にガーッて言われるのは嫌だろうなって分かるから、気づくように仕向けることはありますね。夫へも同じです。気づくように、洗濯物を目の前でたたむんですけど……まぁ、なかなか気づいてくれません(笑)。
 

撮影:モリサキエイキ

■負のエネルギーを使わず「エコ」を心掛ける


――ご家族で意見が食い違ったときや、受け入れられないようなことをされたときは、どうやって解決しますか?

それが常識の範囲内の行動なら、その人の個性として受け入れて、気にしません。それよりも、自分のことを一生懸命やろうって思います。

――肩の力がほどよく抜けた感じで、いいですね。家族で過ごすうちに、少しずつそういう境地になっていったのでしょうか。それとも、何か考え方を切り替えるタイミングがあったのでしょうか?

歳を重ねるにつれて、次第にそういうふうになっていきました。自分に対しても、他人に対しても、エコになりますよね。怒ったり悲しんだりすることにエネルギーを使いすぎると、寿命が縮まる気がして(苦笑)。だから、面倒くさいことや、ストレスが溜まることはやりません。

ご飯を作りたくないときは、「お惣菜を買ってこよう」「お弁当でいいや♪」という感じです。何か嫌なことがあっても、好きなことに集中していれば、そのうち消え去ります。仕事とか、好きなことに集中していると、そのうちに「忙しすぎて、嫌なことなんて忘れてたな」ってなりますから。

――コロナ禍で、何か価値観の変化はありましたか?

以前は、仕事に家事に、1日中バタバタ動いていたんです。でも、コロナ禍になって、ゆっくり生活を楽しむことも必要だなって思いました。余裕ができると心が豊かになるし、作品にもいい表情が出ます。あとは、家で長く過ごすようになったときに、家の環境を整えるのって大事だなと思いました。

だから、寝具をいいものに替えたり、ソファを買い替えたりしましたね。これからは、そういうところにお金をかけていきたいです。洋服ももちろん買いますけど、5時間くらいしか外に出ないのに、何万もする服を着ても……。まぁ、そう言いながら買っちゃうんですけどね(笑)。

――家にいる時間をプラスに活用できたんですね。4月からYouTubeチャンネルを始めるなど、仕事と育児、自分の時間を、すごく上手に使い分けていらっしゃるなと思います。mamagirl読者に、その秘訣をぜひ教えてください。

自分が興味ある分野に関しては、情報を得られるように意識しておくことが大事かなって思います。例えば、服が好きでも、雑誌やSNSを見なくなると、「おしゃれしたい」っていう欲求がなくなってしまいますから。

私も、海外ブランドや雑誌のインスタアカウントを定期的に見て、「新作はこういう感じなんだ」「いまはこういうのがトレンドなんだ」って、インプットするようにしています。知るだけでも楽しいですし、そこから興味につながることもあるので。もちろん、子どものことが最優先ですが、ママになっても趣味を楽しんでいいし、自分のやりたいことを大事にしていいよって伝えたいですね。

――ありがとうございます。最後に、親子で『トロールズ ミュージック☆パワー』を観に行く方に向けて、おすすめポイントを教えてください。

この映画には家族で聴ける洋楽がたくさん使われています。選曲がとても良くて、懐かしい曲も入っていますし、K-POPなどトレンドの曲も入っています。耳に残る曲ばかりだし、子どもが洋楽を聴くきっかけになるかもしれません。映画を観た後も、サウンドトラックを聴きながら子どもと一緒に歌うなど、ずっと楽しめるお得な作品だと思いますね。

――ライブに行きにくい時期ですが、この映画を観れば、映画館で音楽のパワーを浴びられそうですね。

本当にそうですね。そういう意味でも、すごく楽しいし、いい作品です!
 

撮影:モリサキエイキ
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