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ダウンタウン浜田雅功さんの凄さ!「収録が始まって…」ロバート山本明かす

撮影:モリサキエイキ

Entertainment

ダウンタウン浜田雅功さんの凄さ!「収録が始まって…」ロバート山本明かす

ロバートの山本博さんが芸人として、パパとして、日常の気づきを綴る本連載。
第114回目はダウンタウンの浜田雅功さんについて。
山本さんが一人で、初めてゲストとして呼ばれたときに感動したことがあったのだとか。

 

■オーラがすごい浜田さん


「梅宮辰夫さんからは戦国武将のような強大なオーラを感じた」というエピソードを以前ご紹介しましたが、芸能界は凄いオーラを放っている方ばかり。

当然、さんまさん、たけしさん、タモリさんも本当すごかったです。「お笑いBIG3」の皆さんは、神様にお会いできたような感覚になりました。

あとは、もちろんダウンタウンさんも。忘れられないのは、浜田雅功さんの番組に、僕一人で初めてゲストとして呼ばれたときのことです。浜田さんとはほぼ初めての絡みなのに、僕は進行役で出させていただくことに。もう緊張しまくりで、前日から不安に押しつぶされそうでした。

そのときは、渋谷でパンケーキなど若者が好きなものを取り上げる、お洒落なカフェ巡りの企画で、それを全部僕が説明しなきゃいけなかったんです。

「俺、得意じゃないな~、流行りのスイーツとか…」と思いながらも、それぞれのスイーツ名やルーツを全部説明しなきゃいけない。説明量もとても多くて覚えきれなくて、これはもう絶対無理だ……と不安を抱えたまま、浜田さんとの本番の日を迎えました。

撮影:モリサキエイキ

■浜田さんが開口一番に

その時の現場では、浜田さんが来たらすぐに本番に入れるよう準備万端。浜田さんはいつもリハーサルをなどせず初見でやり取りされるので、現場に入ったらすぐスタートだと聞いていました。

スタッフさんは「浜田さんと初対面の方がいい、挨拶はいらないから」と言うですけど、僕は「しっかり絡むのはほぼ初めてだから一言だけでも事前挨拶に行きたいです」とお伝えしたところ、「わかった。じゃあ本番が始まる直前にその時間は作るよ」と約束してくれました。

そして、浜田さんがやってきます。「浜田さんが来られた!」と思って様子を伺うと、その日は風が強かった影響もあって、すごく険しい顔をしているように感じました。いざ近づいて「おはようございます!」と挨拶した瞬間、浜田さんは僕に笑顔を返したと思ったらクルッとカメラに振り向いて、番組タイトルを言ってそのまま収録が始まってしまったのです。

もうその瞬間、僕の頭の中は真っ白! 「ええええ! いやいやいやいや! さっきスタッフさん挨拶の時間を作ってくれるって言ってたじゃん!」と。

僕は完全に言葉が詰まってしまって、とてもじゃないけど番組の進行なんてできる心境じゃありませんでした。そうしたら浜田さんが「ひろしーっ!」と呼んでくれたんです。

「ひろし」という言い方をされるのは、親しい先輩方が僕のことを呼ぶときくらいです。それを、浜田さんがいきなり第一声で言ってくださったことで、一瞬で安心できたのをよく覚えています。

■浜田さんは、男でも惚れてしまう

おそらく浜田さんは、僕が緊張したまま番組に入るんじゃないかと、なんとなく想定してくださったのではないかと感じました。

「今日の進行はロバートの山本です」といった感じで入るのかなと思ったら、笑いながら「ひろしー!お~い! こうやって仕事するの初めてやなぁ〜!」と、浜田さん側から僕に歩み寄ってくださったのです。

「ひろしという僕の名前ご存知だったんですか?」と聞き返すと「当たり前やろ!ロバートのひろしやん!みんなひろしって呼んでるやん!」と、笑って答えました。

その言葉で、浜田さんはなんて優しい人なんだ!と思いました。もしかすると収録をいきなり始めたのも僕が慌てたリアクションを面白おかしくするための計算だったのかもしれません。

ロケ中、僕が何度もエッグベネディクトが口が回らず言えなかったり、商品の紹介の順番間違えてしてしまい、アタフタしながらスタッフさんと何度も確認のやりとりをしていたら、浜田さんがボソっと「なんでもえーねん。ひろしがやりやすいようにやらせたらえーねん」と一言。
惚れてしまいます。この人は男でも惚れてしまうオーラを放っていると肌で感じました。

浜田さんといえば、いろんな後輩たちから「浜田さん、怖い怖い!」とネタのように言われています。確かに怖い雰囲気が全身から出ていますけど、ご一緒させて頂いて気づくのは、実はめちゃくちゃ繊細で、後輩がどう思っているか、どうすれば盛り上がりつつも後輩の見せ場が生まれるか、といったことをすごく考えていらっしゃるんだと感じました。

大先輩の優しさに触れた感覚でしたね。あまりこうゆうこと書くと「やめーや!」と怒られそうでもありますが、あの時は本当に感動しました。

浜田さんは、仮に戦国武将だったとしてもトップクラスになれた人だと思うんです。ある番組で、「それでは、出陣!」みたいな掛け声を浜田さんが言ったんですけど、もう完全に戦国合戦の出陣の雰囲気なんですよ。

あの通る声は合戦場でも響き渡るだろうし、味方を鼓舞させるパワーがあります。自分には到底届かない声量も声質もそうですし、後輩にも心を配れるやさしさを含め、戦国武将みたいですごくカッコいいなと痺れた1日で忘れられません。





撮影/モリサキエイキ 構成/オグマナオト 企画/mamagirlWEB編集部

 

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ロバート 山本博

ライター
2018年で結成20年を迎える、お笑いトリオ・ロバートのメンバー。テレビ番組や劇場でのコントではツッコミとして活躍する一方、ボクシングのトレーナーとしてレッスンを開講したり、相方の秋山竜次から「むちゃぶり」で描かされた「むちゃぶりかみしばい」(文芸社)が出版されるなど、多方面に渡って活動している。趣味:ボクシング(フェザー級、戦績:1戦1勝1KO、トレーナーライセンス取得)、ポケモン、お城巡り、蕎麦屋巡り、体を動かすこと特技:ルービックキューブ、ロボットダンス、オカリナ、運動保育【育児絵日記Instagram】yamamotohiroshipapa
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