撮影:モリサキエイキ

Comic

ロバート山本が感動した笑福亭鶴瓶さんの人柄「緊張させない不思議な人」

■トーク番組の普通の文法が通用しない『A-Studio』

鶴瓶師匠といえば、数年前にロバートの3人で『A-Studio』(TBS系)に出演させていただいたことがあります。
もう本当に恐縮しっぱなしの30分でした。鶴瓶師匠が僕らの話をしてくれるだけですごいことなのに、そのためにわざわざ師匠本人がいろいろ調べて準備してくださったわけですから。
 
普通のトーク番組の場合、台本で「こんな質問をします」「こんな話をしてください」というのが事前に決まっていて、ゲストも事前にアンケートに答えたり、エピソードを用意したりといった準備が必要です。でも、『A-Studio』はそんな文法一切関係なく、ゲストはなんの準備もせずにスタジオにお邪魔し、鶴瓶師匠が聞きたいことをぶつけてくる。
 
その際、鶴瓶師匠がゲストの家族や地元の友人と会って、昔の秘密や家族しか知らないことを聞き出してくる、というのが定番です。あれって本当にゲストには何も知らされていないんです。何も知らない状態で、鶴瓶師匠の取材写真に僕の実家の両親が出てきて本当にビックリしましたから。
 
うわぁ、親父とお袋が鶴瓶師匠としゃべってるよぉ。失礼なこと言いそう……ということにむしろ緊張してしまいました。
 
でも、かつてお年玉をいただいてビックリした初対面から紆余曲折あり、鶴瓶師匠とトーク番組で対談することができただなんて、本当に感慨深かったですね。
 

■レフェリーは選手を裁くのではなく、選手を守る立場  

芸能界の大御所、鶴瓶師匠も懐の大きい方ですが、ボクシング界にも尊敬したくなる立派な方がいます。そのひとりが、「ジャッジレフェリー」の資格取得の研修で師事している福地勇治レフェリー。世界戦を担当するような大ベテランです。
 
福地レフェリーの研修で教えていただいた大事なことは、「レフェリーの仕事は、選手を無事に家族のもとに帰らせること」だということ。レフェリーは選手のプレイを裁くのではなく、選手を守る立場なんです。危険なプレイやダメージから選手を守ってあげる、それが仕事だと。
 
ボクサーというのは苦しいトレーニングを耐えてきたからこそ、ケガを隠してでも勝ちたい。また、選手はアドレナリンが出まくっているので、自分がどれだけ危険な状況であるかもわかっていないことがよくあります。選手は死ぬ気で勝つ為に挑んでくる。でもレフェリーがその選手達を事故の可能性が出る前に止めてあげる。
 
たとえば、KO寸前の状態から立ち上がった選手が「いや、俺大丈夫だよ! できるできる!」みたいにアピールする場面がよくあります。でも、あとから自分でVTRを見直せば、「あ、これはストップだな」というケースがほとんど。冷静な判断をすることが唯一試合を止める権利のあるレフェリーの仕事。僕がまだまだ福地レフェリーから学ばせていただきたいことです。
 


撮影/モリサキエイキ 構成/オグマナオト 企画/mamagirlWEB編集部

ロバート 山本博

2018年で結成20年を迎える、お笑いトリオ・ロバートのメンバー。テレビ番組や劇場でのコントではツッコミとして活躍する一方、ボクシングのトレーナーとしてレッスンを開講したり、相方の秋山竜次から「むちゃぶり」で描かされた「むちゃぶりかみしばい」(文芸社)が出版されるなど、多方面に渡って活動している。

趣味:ボクシング(フェザー級、戦績:1戦1勝1KO、トレーナーライセンス取得)、ポケモン、お城巡り、蕎麦屋巡り、体を動かすこと
特技:ルービックキューブ、ロボットダンス、オカリナ、運動保育

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