ロバート、インパルス、森三中……我ら東京NSC同期たち！

■同期の仲間が売れていくのは嬉しい？　焦ってしまう？

同期コンビと言っても、養成所時代の後半になってから結成したコンビがほとんどです。僕らロバートもそうだし、インパルスもそう。椿鬼奴の場合は逆で、養成所時代はコンビだったのに、デビューしてからピンになっています。森三中も黒沢とむーさん（村上）の二人コンビだったところに、あとから大島が加わったわけですから。

POISONの二人も養成所に入ってから組んだコンビのはずですけど、コンビ組んだ時からもう今と同じ雰囲気がありました。最初からあのトーンですから、怖いですよ（笑）。

ロン毛になったりといった見た目の変化はありますけど、あの独特の間と雰囲気をデビュー以前からできていた、というのはなかなか肝が座ってますよね。僕だったら焦ってしまいできません。

結局、養成所というのは「きっかけづくり」なんて人がいます。幼馴染同士で入ってくる子たちもたくさんいますけど、それがすんなりうまくいくわけじゃない。入学する際、「相方いるの？ いないの？」というのは盛んに質問されるんですけど、相方いるもいないも、そもそもネタ作りすらやったことがないわけですから。

よく、「同期のコンビや仲間たちが売れていくのは嬉しいものですか？ それとも焦りや嫉妬が生まれますか？」と聞かれることがあります。僕はシンプルに嬉しいですね。これだけ多くの芸人がひしめき合ってる中で「同期が頑張っている。みんなすごいな！」と、今でも誇らしく思いますから。
 

撮影／モリサキエイキ　構成／オグマナオト　企画／mamagirlWEB編集部