撮影:モリサキエイキ
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ロバート山本が語る、2022年の計は…日本の“名城”を制覇!?
ロバートの山本博さんが芸人として、パパとして、日常の気づきを綴る本連載。
第148回目は、山本さんの2022年の抱負について。今年こそ挑戦したいことは!?
■ロバート山本、2022年の計は「日本100名城」制覇!?
2022年も早一週間。皆さんは1年の計にどんなことを考えたでしょうか。私、ロバート山本の今年の計は、「日本100名城」をちゃんと制覇に向けて動きたい、というものにしました。
これまで見て回った城は70弱でしょうか。仕事のついでに行けるよう場所はもうほとんど回ってしまったので、ここから先は「よし、あの城に行くぞ」と狙いを定めての行程になります。
もともとお城好きだったので、全国各地いろんなお城は見てきました。ただ、以前は「100名城」というものにちょっと反対というか、今更スタンプラリーとか言われても、もうなかなか行けないよというところもたくさんありまして……。「100名城」リストには入っていなけど素晴らしい城もたくさんありますから。
「え、あの城が入ってないのか!」という思いもあって、あまり「100名城」にこだわっていなかった時期もありました。だから、城自体は細かいお城も含めれば100以上はもうすでに巡っています。
でも、「どうせなら達成感が欲しい。100名城を全部回ってみよう」と5、6年前に思い立ったわけです。そろそろ、この「100名城」はクリアしておこうかな、と。
■城マニア的には「続日本100名城」もオススメ
そもそも「日本100名城」入りしているお城というのは、観光目的で復元されたものも多いんです。逆に言えば、建造物としての城が残っていない「城跡」だけでは100名城には入りづらい。でも、歴史好きな人ほど、今は何もない城跡を訪ねてロマンを感じてみたくなるものなんです。
そのため、「日本100名城」とは別に、「続日本100名城」というものも2017年に制定されています。城マニアにはむしろそっちの方が響くお城も多いんですよね。観光的に便利かどうかはさておき、本当に歴史のストーリーのなかで欠かせないお城を見て回りたい! という強い思いがありますから。
実際、小高い丘に土塁だけが残っているような「ここ、ただの公園でしょ?」という場所も「続100名城」にはたくさん選出されています。僕はそういう場所にも行きますし、古戦場なんかを巡るのも大好きなんです。
こういう楽しみ方は、なかなか理解されない部分もあると思います。僕の息子もお城を見てテンション上がったりしていますけど、さすがにただの丘を見せて「ここに昔、お城があったんだよ」と言ってもピンとこない。そこに思いを馳せる想像力はまだないですから。息子にすればただの追いかけっこのフィールドになります。
また、「日本100名城」に選ばれているのは、堀があって石垣が組まれていて、といった比較的「近代的な城」が多い。戦国時代後期の城ですね。天下人争いの展開もだんだんと決まってきて、お金も潤沢になってきた人たちが建てた城だから、立派なものができたんです。
でも、戦国中期までの激動期は、あんな立派な城は建てられないんです。焼かれたら終わりなので、もっと小屋的なもの、柵を打っただけのほぼ砦、なんて場所も。姫君がはんなりしているような場所じゃないんです。
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