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奥さん不在の3日間…ロバート山本が感じた息子の奮闘とママのスゴさとは

撮影:モリサキエイキ

Entertainment

奥さん不在の3日間…ロバート山本が感じた息子の奮闘とママのスゴさとは

ロバートの山本博さんが芸人として、パパとして、日常の気づきを綴る本連載。
第151回目は、山本家初の“ママ不在”の3日間について。息子くんの奮闘ぶり、そして突然ハマったのは『イカゲーム』!?

■山本家初! ママのいない3日間

1月31日は「愛妻の日」という記念日なんだそうですね。『アメトーーク』(テレビ朝日系)で「奥さん大好き芸人」に出させていただいたのがもう2年前。おかげさまで、その後も山本家は仲良くやらせていただいています。

そんな奥さんが先日、家を空けるという緊急事態。原因は“親知らず”です。なかなか厄介な生え方をしてしまって2泊3日の入院手術をしないといけない。ということで、僕と4歳の息子は妹の出産の時期以来、1歳の娘ははじめての「ママのいない3日間」を過ごすことに。

最初のうちは、ママがいないということ自体を珍しがって、ママとビデオ通話をしたりで、なんだかハイテンション。でも、ビデオ通話を切ったあと、5分もしたら娘が電話を持ってきて「ママー、ママー!」と、またママと話したいと言ってなかなか大変でした。息子にも「2回寝たらママは帰ってくるからね」と伝えてなだめたりしていました。

そんな2日目の夜、お風呂に入るときに息子が「ママがいいー! ママと入りたい! ママのところに行くー!」と大声で泣き出したんです。僕は思わず息子を抱きしめて、「寂しいけど、ママが帰ってきたら『ママ大丈夫だったよ!』と言ってママを喜ばせてあげよう」と話すと段々と落ち着いてきて、最終的には静かに入浴することができました。

その割に3日目にママが帰ってきたら、息子は嬉しさを隠して、そっけない素振りをしていたのが愛おしかったです。

撮影:モリサキエイキ

■親は体力勝負! 逆ギレする息子との付き合いかた

奥さん不在で子どもたちと過ごした3日間で再確認したのは、子どもたちとずっと付き合うことってどれだけエネルギーがいることか、ということ。その意味でも、我が奥さんは本当に体力があって凄いなぁと改めて感じましたね。

元体育会系というのもあって、娘の抱っこなんかも1日中ずっと出来ちゃうんです。僕が「変わろうか?」と言っても、いつも「大丈夫、大丈夫!」と。その上で、洗濯から洗い物から料理から家のことはなんでも、僕が苦手なこともあって奥さんが全部やってくれる。本当にありがたいし、その底なしの体力に感服します。子どもたちに毎日毎日同じことを注意するだけでも、体力ってものすごく消耗しますからね。

うちの息子って負けず嫌いなのか、最近は注意されると逆ギレするんです。おもちゃを無造作に部屋のなかで投げたりするので、「頭に当たったら大ケガしちゃうよ」と注意しても、またわざと投げつけて反骨精神を示してみたり。こんなとき、どう接したらいいんでしょうね。

息子も怒られていることはわかっていると思うんです。でも、今はまだ、自分の衝動を否定されたことをすぐには受け入れられない。そこで親も諦めず、根気よく言い続けるしかないのかなと。諦めずに接し続けることで、もっと大きくなってから「親はあのとき最後まで親身になって接してくれたな」と気づいてくれて親思いの子になる、と育児本なんかに書いてありますから。

しつこく、じっくり、1円貯金のように。それを普段からずっとやっている奥さん、やっぱり体力あるなぁと思います。

■山本家、『イカゲーム』にハマっています。

もちろん、息子には怒ってばかりではなく、基本的にはバカなことして楽しい日々を過ごしているんですよ。最近はNetflixで話題の『イカゲーム』に家族でハマっていますね。といっても、初めの試練の「だるまさんがころんだ」が好きでそればっかり見たがるので、親は続きを見たいのになかなか前に進めなくて困っています。

『イカゲーム』が世間で話題なんて知らないはずなのに、息子はサムネイルの画像を見ただけで、「これが見たい!」と自分から興味を示したんです。その反応が不思議だなぁと。僕も流行っているのは知っていたので、「じゃあ、一回見てみるか」と家族みんなで視聴してみたところ、ゲームに失敗したら銃殺されてしまうという、なかなか残酷なドラマでビックリしました。

『イカゲーム』のなかで、息子は「だるまさんがころんだ」と「型抜きゲーム」がお気に入り。「パパ、イカゲームやろう!」と言って、だるまさんがころんだと型抜きゲームのやりとりに付き合わされるんですけど、そのだるまさんがころんだは韓国語で覚えて言ってくるんです。そして「脱落」がまだうまく言えなくて「56番、だつまく!」と言って、パパをバンバン銃を撃ってくる。残酷なんだか可愛いいんだか。そんな「イカゲームごっこ」が最近の山本家の日常です。
 


撮影/モリサキエイキ 構成/オグマナオト 企画/mamagirlWEB編集部

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ロバート 山本博

ライター
2018年で結成20年を迎える、お笑いトリオ・ロバートのメンバー。テレビ番組や劇場でのコントではツッコミとして活躍する一方、ボクシングのトレーナーとしてレッスンを開講したり、相方の秋山竜次から「むちゃぶり」で描かされた「むちゃぶりかみしばい」(文芸社)が出版されるなど、多方面に渡って活動している。趣味:ボクシング(フェザー級、戦績:1戦1勝1KO、トレーナーライセンス取得)、ポケモン、お城巡り、蕎麦屋巡り、体を動かすこと特技:ルービックキューブ、ロボットダンス、オカリナ、運動保育【育児絵日記Instagram】yamamotohiroshipapa
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