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笑顔を取り戻すためにライブ配信をスタートしたママライバー

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笑顔を取り戻すためにライブ配信をスタートしたママライバー

ライバーの中には、学生さんや社会人など、いろいろなバッググラウンドの方がいます。中には、子育て真っ只中のママもたくさん!今回お話を聞いたのは、一人で1歳の息子さんを育てているななこさん。子育てをしながらライブ配信をスタートしたきっかけや、ライブ配信を機に変化したママの気持ちについて語ってもらいました。ニックネーム:ママさん、オンマ、マミー、みんなのママ
生年月日:1990年7月24日
ライバー歴:3カ月
ミクチャを始めたきっかけ:笑顔を取り戻すため
Twitter:@Nanaco__0802
Instagram:@nanaco__0802
ミクチャ:ななこ(ママ엄마)

笑い方を忘れてしまっていた日々

――ななこさんは、1歳のお子さんがいるママさんですよね。小さなお子さんがいる中で、ライブ配信をはじめたきっかけを教えてください。

産後にいろいろあって、今、1歳の息子を一人で育てています。あるとき、慣れない育児とワンオペの日々で笑い方を忘れてしまった自分に気づいたんです。どうしたら笑顔を取り戻せるかなと考えていたときに、友人からライブ配信をすすめられて挑戦してみることにしたんです。

――そうだったんですね。1歳のお子さんを一人で育てながら、ライブ配信をするのは大変ではないですか?

ライブ配信は、息子が寝てからスタートします。途中で起きちゃうこともあるので、そんなときはリスナーさんに「ちょっと、寝かせてきます」と伝えて、息子の様子を見にいかせてもらっています。リスナーのみなさんは、私の事情を知ってくださっている方ばかりなので、私が画面から消えているときは、「今、ななこママはお子さんを寝かしつけに行っています」と状況を伝えあってくれたり、リスナーさん同士でお話が盛り上がったりしています(笑)。

――リスナーさんたちもいっしょに寝かしつけしてくれているようですね。お友達からライブ配信をすすめられたということですが、ミクチャでライブ配信をスタートした理由はなんですか?

韓国語で、顔が最高というのを「オルチャン」と言うのですが、15歳のときに「オルチャンシデ」という番組を知って、その中に好きな人ができました。その人を応援するために独学で韓国語を勉強したんです。そのことを知っている友人から、「韓国について発信できる人を見つけるオーディションを、ミクチャというライブ配信アプリでやっているよ」と教えてもらいました。それが、「ミスオルチャン」でした。韓国語ができるし、とにかく何か変化できるきっかけを探していたので、すぐにアプリをダウンロードしたんです。

――そのイベントの結果はどうでしたか?

育児と家事でなかなかライブ配信をする時間が確保できないこともあって、そのイベントは最後まで参加することができなかったんです。途中であきらめる形になってしまったけれど、それまで応援してくれていたリスナーさんたちから、「イベントはやめても、ライブ配信は続けてほしい」と言ってもらえたので、ライブ配信を続けることにしました。

――すごいですね。その時点ですでに、続けてほしいと言ってくれるファンの方がついていたんですね。

本当に、リスナーさんには感謝しかありません。他のライバーさんたちのライブ配信を見ると、皆さん元気でキラキラしているじゃないですか。それに比べて、はじめたばかりの私のライブ配信は全く笑顔がなかったんです。おそらく、ミクチャでいちばん笑っていないライバーだったと思います。でも、ローテンションでライブ配信を続けていたら、それを見たリスナーさんから、「ななこママの笑顔をみんなで取り戻していこう」と応援してもらえるようになったんです。「みんなで笑顔が作れる枠にしていこう」って。

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私の枠は、メインはリスナーさん

――ななこさんの人柄が、優しいリスナーさんを集めたのでしょうね。普段のライブ配信はどんな内容が多いですか?

性格的に自分からポンポン話せるタイプではないのと、私の枠に来てくださるリスナーさんは話す方が多いので、皆さんのお話を聞いていることが多いです。リスナーさんの話を聞いて、その中でさらに他のリスナーさんから質問がきたり、話をふってくれたりして盛り上がります。ライバーは私なのに、メインはリスナーさんという枠です(笑)。 私から話すときは、育児や韓国の話が多いですね。

――リスナーさんから、こんな話をしてほしいとか、リクエストを受けることもありますか?

ライブ配信中、無意識に笑顔が消えているときがあるようで、そんなときはリスナーさんが「笑顔が消えてるよ!」と教えてくれます(笑)。ある時、ライブ配信中に気持ちが落ちてしまって無言になったときに、「とりあえず歌おう!」と言われて、歌を歌ったんです。それまで歌に自信があったわけではなかったのですが、私の歌を聞いたリスナーさんたちが、「この枠は、歌枠で行こう!」と言って、とても喜んでもらえたんです。

――すごいですね! リスナーさんの心を動かす歌声ということですよね。

辛いことがたくさんあった1年だったので、歌に感情がのっているのかもしれないです(笑)。でも、これもライブ配信をしたことで気づけた自分の特技です。ライバーとして配信することで、今までの人生にはなかった素晴らしい機会に恵まれました。そのおかげで、1歩1歩明るい世界に近づいている気がするし、この数カ月で明るくなったと実感しています。

――笑顔を取り戻したいとはじめたライブ配信で、その目的を果たせたんですね。

笑顔が増えました。今、リスナーさんの中で私のマネージャーを担当してくれている方が、私を見つけてくれて、いろいろとライバーとして活動していく上で大切なことを教えてくれました。体調やモチベーションも常に気にかけてくれて、マネージャーさんのおかげで笑顔が戻りました。

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ライブ配信をきっかけに夢が持てた

――たくさんの方に支えられているんですね。ななこさんが、ミクチャでライブ配信をしていて一番うれしかったことは?

夢が持てたことです。ライブ配信をはじめる前は、ネガティブで自己肯定感も低かったんです。でも、息子のことを考えたら、自信がないお母さんなんて申し訳ないなと思ったので、自信を持つためにできることはどんどんやってみたいなと思えるようになりました。

――どんな夢を持たれたんですか?

芸能の仕事に興味を持ったので、挑戦してみたいなと思っています。こんな風に思えている自分にびっくりしています。あと、時間はかかるかもしれないけれど、保育士の資格を取りたいです。保育士さんになるのではなく、母子支援員という仕事に就きたいと思っているんです。自分の経験を生かして、私が役に立てることがあるのではないかと思うから。

――ライバーになったことで、ななこさんの人生は大きく変化したんですね。もし、あのタイミングでライバーをやっていなかったら…と考えることはありますか?

ライバーの活動をはじめる前は、暗い顔をして下を向いて日々を過ごしていました。そんなウジウジした母親のままではいられないし、どこかで自分が変わらないといけないって分かっていたけれどできなくて。もしライバーをはじめていなかったら、今もきっと変わらずそのままだったと思います。でも今は、笑顔を取り戻せて、明るく上を向いて生きられるようになりました。

――ななこさんにとって、「ライブ配信」とはなんですか?

笑顔があふれる時間です。そして、リスナーのみなさまから、無償の愛をいただけるところ。ライバーと言っていますが、正直、私は何もしていないんです。ただ、スマホの前に座っているだけで何もできていないのに、素敵なコメントやうれしいアイテムをいつもみなさんが送ってくれるんです。自分がリスナーになって、同じことができるかと考えたらできないなと思うくらい、たくさんの愛をいただいています。私にとっては、リスナーの方こそ尊敬に値する存在です。芸のない私のライブ配信に、3時間も4時間もコメントを送ってくださるなんて、毎日本当にありがたいなと思います。

――これからライバーを目指す人たちへのメッセージを送るとしたら?

今、ライバーを目指している方、はじめたばかりの方に私からお伝えできるのは、ライブ配信をはじめて、すぐに人がこなくてもめげずにがんばってほしいということです。人が来ないと辛いけど、その時間ボーっとできるし、その時間を良い時間にすることはできます。私は、ボロボロな状態からライブ配信をスタートしたので、人が来なくて逆にホッとしたくらい(笑)。韓国語ができることをプロフィールに書いているので、韓国語講座を見ながらライブ配信をつないだりしてました。人が来なくても、何かこれと思えるものをやり続けてめげないでほしいです。その一山を越えた先には、素晴らしい感動がたくさんあります。

――ななこさんは、今後どのようなライバーを目指していきますか?

前向きになってはきましたが、まだまだ自分に自信があるわけではないので、何かを変えるというよりは、ありのままの自分を見ていただければと思っています。私のライブ配信は、決してテンションが高くはないですが、のんびりゆったりした枠を求めている人にとって癒しになるかもしれません。リスナーさんたちもみなさん平和なんです。おかげで私は毎日笑顔でいられるし、成長していく息子に認めてもらえるママになれるように、これからもがんばります。 


ななこさんは、ライバーと聞いてイメージする明るくキラキラしたイメージとは少し違います。とてもゆったりと、しっかり自分の言葉を選びながら話すななこさんを見ていると、リスナーさんたちが、「この子に笑顔を取り戻させてあげたい」と感じて、一致団結する気持ちがわかります。笑顔をなくしていたというななこさんですが、インタビュー中は何度も素敵な笑顔を見せてくれました。ライブ配信が、これからもななこさんのことを支えていってくれますように。

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