「セックスが気持ちよくない」前戯や挿入で感じにくい原因や対策、体験談も

■不感症？セックスが気持ちよくない・挿入や前戯で感じない原因は？

セックスが気持ちよくないと感じる原因は、以下のさまざまな点が考えられます。

＜セックスが気持ちよくない・感じない原因＞

• ・【心因的な原因】ストレスやトラウマがある
• ・【男性側の原因】刺激が強くて痛い
• ・【女性側の原因】性的な興奮を得られる場所がわからない
• ・【心因的と身体的な原因】性欲がない
• ・【コミュニケーション不足や我慢が原因】相性が悪い
• ・【身体的な原因】不感症

それぞれ詳しく解説していきましょう。

・【心因的な原因】ストレスやトラウマがある

心因的な理由から、セックスが気持ちよくないと感じる場合があります。たとえば、日常生活でストレスや悩みを抱えていたり過去にセックスで嫌な思いをしたりなど、トラウマが原因で気持ちよくなれないことも。また、思春期に性行為に対して嫌悪感を持ち、自分の体の反応を気持ち悪いと感じてしまうケースもあるようです。

・【男性側の原因】刺激が強くて痛い

男性器のサイズや勃起時の角度、勃起時の硬さなどが自分に合わず、挿入時に気持ちよくないと感じるケースがあります。また、セックスの仕方をAVなどのアダルトコンテンツを参考にしていて、男性の愛撫が強すぎて痛い場合も。強く刺激すれば女性は気持ちいいと思っている男性は多いようです。

・【女性側の原因】性的な興奮を得られる場所がわからない

自分の性器をさわったことがない、一人エッチの経験がないという女性は、セックスで気持ちいいと感じにくいことが多いでしょう。この場合、自分がどうしたら性的興奮を感じるのか、どの部位をどのくらいの強さで刺激されると気持ちいいのかなど、自分自身の体を理解していないことが原因である可能性があります。

・【心因的と身体的な原因】性欲がない

日常でセックスしたいと思わず、性的想像も起きない、パートナーから誘われても興奮しないという人もいます。この場合は、セックスのときに濡れないことが原因で、性交痛や性交後痛、性器から出血が起きるなどのトラブルが起きてしまう可能性もあります。
トラブルを抱えるとセックスをしても気持ちよくないので、性欲がなくなってしまう原因につながるでしょう。

・【コミュニケーション不足が原因】相性が悪い

セックスが気持ちよくないと感じると、パートナーと相性が悪いのかも…と思ってしまいがちですが、コミュニケーション不足が原因の可能性もあります。セックス中に、どんな刺激で気持ちよくなるのか・前戯の時間が短くて痛い・そのやり方は気持ちよくないなど、言いたいことを我慢して受け身でいませんか？
されるがままだとセックスを思い切り楽しむことができず、気持ちよくないと感じてしまうでしょう。

・【身体的な原因】不感症

不感症とは「セックスが気持ちよくない」「イケない」という症状を意味します。この不感症というのは正式名称ではなく、医学的には「性的興奮の障害」と呼ばれています。
通常セックスでは、性的興奮が起こると、発汗や心拍数の増加といった全身反応が現れ、女性器が濡れた状態になります。そして、快感が絶頂に達する「オルガズム」と呼ばれる瞬間を迎え、その後平常時に戻っていくのが一般的な性反応。
この変化がスムーズに行われず、途中で止まってしまったり前の状況に戻ってしまったりする場合、性的興奮が正しく行われていない不感症であると言えるでしょう。そもそも性的興奮がまったく起こらないのか、それともオルガズムに達していないだけなのかなど、さまざまなパターンがあります。

■改善する方法はある？セックスが気持ちよくなるためにできること6つ

大好きなパートナーと思いきり愛し合うために、セックスで気持ちよくなりたい女性は多いはず。ここからは、セックスが気持ちよくなるためにできる改善方法をご紹介します。

＜セックスが気持ちよくなるためにできること＞

• ・パートナーとのコミュニケーションをとる
• ・セルフプレジャーで気持ちのよい場所を知る
• ・膣トレーニングをする
• ・前戯に時間をかける
• ・自分もセックスに積極的になる
• ・セックスのシチュエーションを変える
• ・セックスサポートグッズを使う

それぞれ詳しくみていきましょう。

・パートナーとのコミュニケーションをとる

セックスの質をあげるためには、パートナーと日常的にコミュニケーションをとることが大切です。セックスをしない日であっても、ハグやキスなどのスキンシップをとり、お互いを思いあった会話を心がけましょう。
お互いの気持ちを充実させることで、セックスに対するプレッシャーや不安がなくなり、パートナーとのセックスを思いきり楽しめるようになるはずです。

・セルフプレジャーで気持ちのよい場所を知る

自分の体や性的な反応に興味を持つことも大切です。セルフプレジャー（オナニー、一人エッチなど）で自分が気持ちいいと感じる場所を探したり、短時間で脳をセックスモードにしたりする練習をしましょう。そうすることで、相手に自分の望む刺激の仕方や気持ちいいと感じる部位を上手に伝えられるようになり、パートナーとのセックスをより楽しむことができます。
また、セルフプレジャーは、セックスをする気にならない・局所が濡れない・オルガズムを感じないといった女性性機能障害の改善にも効果的です。

・膣トレーニングをする

膣トレーニングとは、骨盤底筋トレーニングと同じものです。本来は、尿漏れ・便秘・月経痛の改善のように、病気を治すためのトレーニングなのですが、深いオルガズムを得られる・膣の締まりがよくなるなど、「セックスが楽しくなるため」のトレーニングとも言えます。
トレーニング方法は、基本の立ち姿勢や仰向けの状態でできるものなどさまざま。通勤の電車の中や、毎日の歯磨きタイム、寝る前のベッドの上でなど、普段の生活で必ず行うルーティンにつけ加えることをおすすめします。継続して行うことが大切なので、自分に合ったトレーニング方法でトライしてみてください。

・前戯に時間をかける

男性は、AVなどのアダルト作品のように前戯に時間をかけない人もいます。十分に潤っていないのに挿入されても、気持ちいいどころか痛みしか感じませんよね。
潤い不足を感じたら、しっかり濡れるようにもっと前戯に時間をかけてほしいと、パートナーにリクエストしてみてください。「そこをもっとさわってほしい」「さっきの気持ちよかった」など、さりげなく気持ちを伝えてみるといいでしょう。

・自分もセックスに積極的になる

女性は男性のペースに合わせて、受け身のセックスをしてしまいがちです。本当は気持ちよくないのに感じている演技をして、男性を勘違いさせてしまうことも。そうならないためにも、女性は受け身になりすぎないことが重要です。
具体的にこうしてほしい、そこを刺激してほしいと伝えてみたり、ときには自分から気持ちいいことを追求して積極的に動いてみたりすることで、お互いの好みを理解し、気持ちいいセックスができるようになります。

・セックスのシチュエーションを変える

セックスがマンネリ化して最近気持ちが盛り上がらないという女性は、刺激が不足している可能性も考えられるでしょう。自宅や行き慣れたホテルなど、同じ環境でのセックスは性的興奮を感じにくくなることがあります。
そんなときは、旅行に出かけてみたり雰囲気のいいホテルに宿泊してみたりなど、セックスに没頭できるようシチュエーションを変えてみることもひとつの改善策です。いつもと違う雰囲気に脳が刺激され、再び性的興奮を得やすくなるでしょう。

・セックスサポートグッズを使う

膣内の潤い不足やパートナーと性器のサイズが合わないことから、挿入時に痛みを感じることがあります。そんな性交痛には、セックスサポートグッズを使用するのもおすすめ。ほんのり温かく感じるゼリーや滑りがよくなるローション、男性のペニスに装着して膣に入ってくる長さを短くするリングなど、目的に合わせて選んでみましょう。
女性ホルモンの問題やストレス、物理的な問題など性交痛の原因はさまざまですが、痛みを我慢したセックスは苦痛でしかありません。セックスを楽しむために、パートナーと相談して気持ちよくなるためにできることを試してみてくださいね。

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