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読み聞かせ絵本、大人のための絵本、ママにおすすめしたい3冊

撮影/筆者

Lifestyle

読み聞かせ絵本、大人のための絵本、ママにおすすめしたい3冊

子どもの読み聞かせ絵本は、良質なものがたくさんありますよね。そのなかで偶然出会った、大人の心にツーンとくる絵本を3冊ほどピックアップしてみました。

親子の関係・葛藤をやさしく描いた構成が素晴らしく、泣けます

まず最初に紹介する2冊は、子を持つ親なら確実に、ましてや女の子ママなら胸を打たれること間違いなしのおすすめ絵本。もちろん男の子ママでも、我が子を思う気持ちは同じですから読めばどっぷり共感するのは確実です!
私自身はもう読み聞かせをする時期を卒業しましたが、それでもなお、手にしてゆっくりページをめくりたくなる、そんなとっておきの2冊をご紹介します。

「ちいさな あなたへ」(文/アリスン・マギー、絵/ピーター・レイノルズ、訳/なかがわちひろ)発行/主婦の友社

(写真上)初版は2008年に出ているのですが、私が購入したのはそれよりずいぶん後のこと。ちょうど娘が小学生になる前のクリスマスの頃、新聞の書評欄で見つけて買いました。
絵がとにかくおしゃれ!そして見開きごとに展開する「ママ」から、子どもである「あなた」に届ける言葉の数々が本当に心に染みわたります。子どもの成長をやさしいまなざしで見守りながら案じる親心…そこにじ~~~んとなり、最後は自分の母にも「ありがとう」を言いたくなる、そんな素敵な絵本です♡

「ママ」(著者/カン・ギョンス)発行/永岡書店

(写真上)こちらも同じ頃に仕事を通じて手にした1冊。ソウル生まれの著者が紡ぐある母親の物語…ですが、開いてみてびっくり!1冊を通して出てくる言葉はなんと「ママ」だけ。それなのに、その一語だけなのに、ページを進むごとに、感情を激しく揺さぶってくる構成で、初めて読んだときは完全ノックアウトでした。子どもを叱った日なんかは、これを読むと猛省するのみ(笑)。親と子の関係に、言葉なんて不要!そう思うくらい説得力のあるつくりで、ページをめくるたびに胸にささる1冊です。

育児が辛い、すぐ怒ってしまう、そんな自分も嫌だ…こういう負のループにハマりそうになったり、疲れちゃったな、って思ったりしたら、ぜひ読んでみてください。言葉では言い表せないけれど、子どもは確実に成長をし、自分はいつか必ず老いていく…。だからこそ、子どもとの慌ただしい日々はとても愛おしいんだと、また頑張ろうって思える力をきっとくれるはずです。

迷える大人のための絵本

「しろ」(作/阿部はまじ、絵/平澤まりこ)発行/ミルブックス

3冊めは友人のイラストレーターが絵を担当している特別な絵本。優しくてとっても不思議なストーリー。読み終わったときに色々な解釈ができるところが楽しいんです。自分って何者なのか、そういうことを子どもと一緒に考えるきっかけにもなる貴重な1冊。周囲に流されず、自分らしく生きることはとても素敵なこと、そんなメッセージが込められているような絵本です。やさしいタッチで登場する動植物もかわいいので、その絵を楽しみながら読み聞かせするのもおすすめです。

編集Aの勝手なセレクションでピックアップした3冊ですが、まだ読んだことないというママさんがいらしたら、ぜひ手にとってみてください。どの絵本も、読みおわったあと、ほんわか温かい気持ちになると思います♪

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ライター

ママが楽しめるサイトを目指してスタッフと日々奮闘中。家に帰ればキックボクシングが得意な小学生女子とやんちゃ猫の母です。ファッション誌の編集者から2020年WEB編集に転身。アナログ気質が拭えず今でも新聞を愛読。欠かせないのは花と緑と美酒美食。

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