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「どうせママだから…」そんな考えを、ライブ配信が変えてくれた!【ママライバーインタビュー⑩】
mamagirl編集部がエージェンシーとなり、ママライバーの配信活動を応援しているのをご存知ですか? 活躍しているのは【mamagirl公認ママライバー】として所属する全国のママたち。彼女たちがどんなきっかけでライバーになり、どんな体験をしているのか。さらにライバー活動と育児・家事の両立テクや、はたまた副業になるってホント?なんてことまで、編集部が直球で聞いちゃうインタビュー連載です!
2歳の男の子のママライバー・おーちゃんさんの1日をチェック!
今回クローズアップするおーちゃんさんは、2歳の男の子ママ。しかも8匹の動物とも暮らしているんです! ライバー歴は約5ヵ月で、「mamagirl award 2024」にも参加してくれました♪ 一体どんな1日を過ごしているの?
「ガチイベ注1 中は12時半~16時までの昼の部と、22時~24時の夜の部の1日2回、長時間配信をしています」と、かなりガッツある配信をしている模様! そんなおーちゃんさんの毎日をさっそく深掘りしていきます!
(注1:「ガチで取り組むイベント」という意味で、気合いを入れてがんばるイベントのこと。開催期間が長期のものや、特典が豪華なものをガチイベとするライバーが多い)
人の輪の中に入れない自分を変えたいと、ライバーに挑戦!
―ライバーに興味持ったきっかけを教えてください。
おーちゃん:シンプルに、誰かと話してみたい! 今の生活にちょっと刺激が欲しい! と思ったことがきっかけです。
ライブ配信ならおうちで育児の合間にそれが叶うと思い、様々なライブ配信アプリを調べました。ミクチャを選んだのは知名度の高さから。ミクチャのことは動画共有アプリ時代から知っていたので、興味を持ち飛び込んでみました。
―ライバーになる前はお子さんと二人きりの時間が長かった?
おーちゃん:そうですね。基本的に家族としか関わりを持っていませんでした。もともと私自身一人が好きで、あまり人の輪の中に入っていくタイプではないというのもあるのですが…。そんな自分を変えたいとも思っていたんです。でも、外でコミュニティを作るのも難しいので、自然と誰かが見に来てくれて話すことができるライブ配信で、まずは他人とコミュニケーションをとっていこうと思いました。
ライバーになり、家族からは「明るくなった」と言われる
―実際ライバーになって、どんな変化がありましたか?
おーちゃん:家族からは「明るくなった」と言われます。家で黙々と作業していることが多かったので、アプリの中で人と交流してコミュニティを作るのは、自分にとってとてもプラスだったと思います。
―生活リズムも変わりましたか?
おーちゃん:変わりましたね。これまでは基本的に21時~22時頃には寝る生活だったので、睡眠時間は減ったかな。特に配信を始めて1ヵ月の新人期間は、「この間にどれだけファンの方を作れるかが勝負」と思っていたので、かなり集中して配信に力を入れていました。
結局その時の感覚のまま、今も長時間配信が定番になっているんですけどね(笑)。だからガチイベの時も同じようなスケジュールで配信していて、イベントが終わったら少しお休みをして家族との時間を満喫しています。
―1日の時間割りに「動物たちのお世話タイム」とありますが…?
おーちゃん:ウサギ2羽、ハムスター2匹、カメ、モルモット、ウーパールーパー、犬がそれぞれ1匹で合計8匹の動物に囲まれて暮らしています(笑)。
動物を扱う仕事をしていたので大変ではないですが、動物のための時間は確保していますね。そんな環境なので、子どもも生き物に対して怖がりません。生き物にたくさん触れながら育ってほしいと考えているので、子どもにとっていい環境になっているなと思います♪
パパも配信に協力的♡ 率先して家事育児を担当
―家事、育児、動物のお世話がある中での配信。うまく両立されている印象です。
おーちゃん:夫が私のライバー活動に協力的だからできているのだと思います。ミクチャを始めることを最後に後押ししてくれたのも夫だったんです。
まだやろうか悩んでいた時に相談したら、「やるからにはとことんやってみた方がいい」と言ってくれたんです。始めてからも「1ヵ月で辞めると言わずに、2ヵ月、3ヵ月と、もうちょっと続けてみなよ」と応援してくれて。
いつも配信のことは気にかけてくれて、スムーズに活動できるように家事や育児も協力してくれています。配信で私が疲れていることを察すると、寝かしつけや洗い物などをこちらから言わなくても担当してくれます。
―先日の「mamagirl AWARD 2024」も開催期間が1ヵ月と、長期間で大変だったかと思います。
おーちゃん:私はどちらかと言うと、達成感の方が大きかったです!
多分ママライバーさんって、自分の時間や睡眠時間など、大なり小なり何かを犠牲にしながら配信していると思うんです。私も、配信って仕事と同じなので、ある程度の犠牲は大前提だと思っています。だからイベント後も、なんとか走り切った! やりきった! と、疲れよりも充実感が勝っています。
リスナーさんはありがたい存在。自分を受け入れてくれることがうれしい
―おーちゃんさんが思う、ミクチャの面白さや魅力は?
おーちゃん:基本的に人が優しいことですね。見ず知らずの私の夢に対して、時間もポイントも使ってくれる環境なんて、日常生活ではまずあり得ません。
普通は社会で働いてお金が発生するのに、夢を語ることで人もお金もついてくる。リスナーさんを「優しい」という言葉に括っていいかわからないくらい、ありがたい世界です。
―おーちゃんさんのファンはどんな方が多いですか?
おーちゃん:男性でちょっと年上の方が多い印象です。また、プライベートで会うくらい仲良くなった女性ライバーさんもいます♪ 今度、他のママライバーさんも含めて集まろうって計画しています。そういったつながりも、今まで人とあまり関わらない日々を送っていた私にはとても刺激的です!
―かなり大きな変化ですよね。
おーちゃん:ちょっとリハビリに近い感覚ですね(笑)。リアルでも仲良くしてくれるほど自分を受け入れてくれる人たちがいるんだって、うれしさをすごく感じます。
―家事育児にライブ配信の影響はありましたか?
おーちゃん:応援してくださる方がいると、ダラダラしがちな家事や育児にもメリハリがつきますね。それに、配信をすることで、今までにも増して家族への感謝の気持ちが膨らんでいます。
ふとした家族との会話や、子どもの面白い場面に出くわすと、今まではそれが「当たり前」と感じていたけど、今はそんな瞬間に救われる時もある。あらためて家族っていいなと思う瞬間が増えましたね。たぶん、産後に仕事復帰した感覚と似ていますよね。
毎日をがんばるために、髪も服も自分らしさを忘れないでいたい
―これまでの配信で大変だったことはありますか?
おーちゃん:やっぱり配信と家事育児の両立に慣れるまでは大変でした。配信とプライベートが切り離せなくなってしまう時もあって。配信は配信、プライベートはプライベートときっちり分けたいのに、うまくできない時期はありました。例えば配信中に「うまくいかなかったな」と思った気持ちを家庭にも持ち込んでしまうこともありましたね。
―気持ちのスイッチの切り替えということでしょうか?
おーちゃん:そうですね。私、普段はそんなに喋らず聞き役に徹するタイプなのですが、配信中は完全に“おーちゃんスイッチ”をオンにしていて(笑)。どんどん自分から発信するモードに切り替えています。ちょっと違う自分を演じている感覚です。
―そういった自己プロデュース力の高さはどうやって身に付いたんですか?
おーちゃん:まだまだできていないと思っていますが、接客業をしていたので、いざとなると人前に出ることはできるんです。せっかく視聴しにきてくださった方のために、楽しいことをしよう! とはよく思っています。
―ライバーをやっていて良かったと思うのは、どんな時?
おーちゃん:応援してくださる方に出会った時ですね。私は髪型も派手ですし、おばあちゃんになっても自分の好きな姿でいたいと思っています。私にとって、自分らしい見た目でいることは、毎日の家事育児をがんばるためにも必要なことなんです。それなのに「どうせママだから」と考えてしまっていた部分も少なからずありました。「ママなのにこんな見た目?」とか言われてしまうかもと、ちょっとは不安もあって。
でも配信することによって、私のことを一個人として認めて、応援してくれるたくさんの方に出会えたので、「私は私でいいんだ」と前向きになれました!
夢は、発達障害の子どもと家族のためのサロンカフェの開業♪
―これまで参加した中で、印象的なイベントは?
おーちゃん:初めて1位入賞できた、「ピンク×クロ」イベントですね。特典でゲットしたぬいぐるみの開封も配信で行いました。画面の向こう側で応援してくださっているリスナーさんとその瞬間を共有できたのも、とても感慨深かったです。
―今後どんなイベントに参加したいですか?
おーちゃん:今回の「mamagirl AWARD 2024」のように、ママ限定のイベントはとても魅力的です!ママにスポットライトが当たる場は貴重ですし、ママの日々のがんばりを評価してもらえるって、モチベーションにもつながります。
―では、配信を通して今後叶えたい夢は?
おーちゃん:発達障害を抱えたお子さんと家族の方が集えるサロンカフェを作りたいと思っています。私自身、発達障害の当事者でもあるので、ライバーになる前は気持ちが落ち込んでしまう日も多くて。「どうせ私なんか」と思いがちだったんです。だから同じ思いをしている人とその周囲の人が落ち着いて交流できる場所が作りたいです。
ミクチャは夢を持っているライバーさんばかりです。私もこの夢の実現のためにがんばっています♪
―素敵な夢です! ちなみに、そのカフェでは動物も触れ合える?
おーちゃん:そうでうすね。私自身、これまで動物にたくさん救われてきたので。その感覚を他の人にもおすそ分けできたらと思っています♡
―最後に、まだミクチャを始めていないママに、ミクチャの魅力をアピールをどうぞ!
おーちゃん:ミクチャは誰でもいつでも始められるので、迷っているならまずやってみてください! もしもやっぱり違ったと思ったらお休みもできますし。配信を通してちゃんと自分を評価してくださる方に出会えた時のうれしさや達成感は普段では味わえません。一歩踏み出すことで、自分の世界が変わりますよ♪
★取材後記★
取材中もお喋り上手でこちらも楽しくなるような明るいオーラのおーちゃんさん。実は人の輪の中にあまり入らないタイプと聞いた時は正直、驚きました。
ライブ配信は、元々明るくて人前でたくさん喋れる人が得意なもの、とも思っていたふしがありましたが、おーちゃんさんのように人付き合いの「リハビリ」として始めるのも良さそうです。私もそうでしたが、産後は大人と喋る機会がグッと減るので…。最近家族以外と喋ってない! とモヤモヤしたら、配信から始めてみてはいかがでしょうか?
▼ミクチャのプロフィールはこちら
https://mixch.tv/u/17904994
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菱山恵巳子
1991年生まれのライター・コラムニスト。エンタメからビジネスまで、執筆ジャンルは多岐に渡る。恋愛漫画の原作も手掛ける。2016年に出産、男女の双子を育てる母。男性アイドルウォッチャー。Twitter:@kaerita_i
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