【室内の暑さ対策】部屋を涼しくする方法とおすすめ暑さ対策グッズ10選

暑さ対策をしないとどんな症状が起こる？室内での熱中症のリスクもチェック

熱中症は、室温・湿度が高いことや風通しの悪さ、水分不足などが主な原因で引き起こされる症状です。気温が高い7月～8月だけではなく、湿度が高い梅雨の時期にも注意が必要になります。では、暑さ対策をしないとどんな症状を引き起こすのかチェックしていきましょう。

 ＜熱中症の症状＞ 

• 大量の発汗 
• 立ちくらみ
• 筋肉痛 
• 頭痛 
• 吐き気 

では、ひとつずつ詳しく説明します。

・大量の発汗

大量の発汗は、熱中症の初期症状のひとつです。人は体温が高くなると、汗を出すことで体温を下げます。暑さ対策をせずに気温が高い所にいると、大量に汗をかき、体の中から水分や必要な栄養素（ナトリウムなど）が失われ、脱水になる可能性もあります。

 ・立ちくらみ

めまいや立ちくらみも、熱中症の初期症状のひとつです。体にこもった熱を外へ逃がそうと全身の血管が広がり、その結果脳に十分な血液が届かず、血圧が下がり立ちくらみを引き起こします。呼吸回数が増え、脈が速くなり、唇の痺れなどの症状も見られます。一時的に気を失い倒れる「熱失神」を起こす危険もあるので、注意が必要です。

 ・筋肉痛 

筋肉痛は運動後に発症するイメージを持っている方が多いでしょう。しかし、熱中症の症状の中にも筋肉痛があります。大量の発汗による塩分不足が原因です。筋肉痛を含め、筋肉の硬直や、筋肉がピクピク動く、足がつるなどの症状は、「熱けいれん」と呼ばれます。水分補給だけではなく、塩分の補給も大切になります。

・頭痛 

頭痛は熱中症の中等症の症状です。めまいや立ちくらみなどの初期症状の段階で適切な処置をしないことで症状が進みます。脳や臓器の温度上昇や血流の低下により頭痛がするのです。意識がはっきりしているならば、すぐに涼しい場所に行って休み、体を冷やして水分補給をしましょう。

・吐き気 

熱中症の中等症の症状には、吐き気もあります。熱中症の初期症状として現れる、立ちくらみやめまいの症状が進行すると、吐き気や体のだるさの症状を引き起こすのです。吐き気は、頭痛といっしょに発症することがあります。吐き気があり、水分補給ができない場合は、医療機関の受診をおすすめします。 

特に、乳幼児や高齢者は熱中症を起こしやすいため、暑い日や湿度の高い日には熱中症対策をしましょう。室内の暑さ対策グッズは後ほど紹介します。

出典：熱中症予防のための情報・資料サイト | 厚生労働省

熱中症予防！室内ですぐ実践できる暑さ対策5選

「エアコンない部屋で涼しくする方法」と部屋を涼しくする方法はクーラー以外で何があるのかをYahoo！知恵袋で検索している方もいるようです。ここでは、エアコンなしでもすぐに実践できる室内での暑さ対策を紹介します。

 ＜室内ですぐ実践できる暑さ対策＞ 

• 保冷剤や氷で首元を冷やす 
• 通気性の良い衣類を着用する
• こまめに水分塩分を補給して内側からケア
• ベランダや壁に打ち水する 
• すだれをつける 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

・保冷剤や氷で首元を冷やす 

暑い時に「手っ取り早く体温下げる方法があれば」と1番最初に思いつくものは保冷剤や氷ではないでしょうか。保冷剤や氷を体に当てると、ひんやりして涼しいですよね。
より体を冷やすには、太い血管がある所に当てることが効果的で、首元や脇、足のつけ根が当てはまります。首元を冷やす時には、保冷剤をタオルで巻き、そのまま首に巻くと便利です。

・通気性の良い衣類を着用する

暑さをしのぐ方法は、衣類を工夫することもひとつです。綿や麻などで風通しの良い生地を選びましょう。冷感タイプのものや、吸水性速乾性に優れた商品もおすすめです。

 ・こまめに水分塩分を補給して内側からケア

高温多湿の屋内でも大量に汗をかき、体内の水分や塩分が失われて、熱中症のリスクが高まります。そこで、こまめな水分と塩分を補給することが大切です。水分と塩分が同時に摂れる、スポーツドリンクがおすすめ。
また、冷たい飲みものは、体内の温度を下げる効果があるため、冷蔵庫で冷やしておくと良いでしょう。

 ・ベランダや外壁に打ち水する 

日本で古くから伝わる打ち水は、地球温暖化が問題となっている昨今、暑さ対策としてあらためて注目されています。打ち水をすることで、地面の熱を奪い蒸発し、温度が下がり涼しく感じられるのです。暑い日は、家の上や外壁の熱が家の中に伝わり、室温が上昇します。
そこで、ベランダや外壁に打ち水をし、気温を下げる方法があります。水を撒く時は周囲を確認し、滑らないように注意してください。

・すだれをつける 

すだれは、窓の外につけ、日差しを避けて風を通すのが特徴です。すだれを使うことで、見た目も涼しくインテリアとしても楽しめます。室内の熱の大部分は開口部から来るため、すだれで日差しを避け、風を通しやすくしましょう。さらに、すだれに水をかけると、室内に入る風の温度を下げることができます。
「2階の部屋が暑いんだよね！」という方の暑さ対策として、簡単なdiyで設置が可能です。

冷房効率を上げて部屋を涼しくする対策5選

夏の暑さ対策としてクーラーを使う方は多いでしょう。しかし、冷房をつけたのに、なかなか室内が涼しくならないこともあるのではないでしょうか。そこで、日常の少しの変化で冷房効果を高める対処法を5つ紹介します。

＜冷房効率を上げる対策＞

• 換気をしてからつける
• カーテンを閉める 
• 扇風機を活用する
• 湿度が高い時は除湿モードにする
• 天然素材のラグを敷く

ここから、詳しく見ていきましょう。

・換気をしてからつける

外も暑いけど部屋はもっと暑いときがあります。冷房をすぐにつけるのではなく、窓を開けて部屋の中のこもった空気を外へ出すようにしましょう。よく換気をしてから冷房を入れると、冷房効果が上がりやすいです。

 ・カーテンを閉める 

部屋への直射日光は、部屋の温度を高める原因のひとつです。窓ガラスは熱伝導率が高く、窓に受けた熱の5～7割を室内に伝えます。カーテンを閉め、窓から入る直射日光と温度を遮り、室内の温度も下げましょう。カーテンには遮光タイプや断熱タイプのものがあり、こちらを使うとより冷房効果を高めてくれます。

・扇風機を活用する

冷房の風は足元に溜まりやすく、上の方は暑く足元が冷たいといった温度ムラができやすいです。そこで、扇風機を使うことで、足元の冷たい空気が上に上がり、同じ温度でも涼しく感じられます。冷房の温度を必要以上に下げることがなくなり、電気代の節約につながるでしょう。
冷房と併用して使いやすい、風向きが90度調整ができるものや、サーキュレーター機能がついているものがおすすめです。

 ・湿度が高い時は除湿モードにする 

暑いと感じるのは温度だけではなく、湿度も関係しています。蒸し蒸しして湿度が高いと感じたら、まずは除湿モードで空気をカラッとさせてみるのも良いでしょう。

・天然素材のラグを敷く

ラグには冷気を逃さない効果があり、夏の部屋におすすめです。特に竹や麻、い草、綿などの天然素材でできたラグは、通気性が良く見た目も涼しげになります。ナチュラルでおしゃれなものも多く、お部屋のインテリアにもなりそうです。

おすすめの室内暑さ対策グッズ10選

「冷却グッズで最強なのは何だろう」と気になる方もいるかもしれません。ここからは、室内での暑さ対策グッズで最新のものや、ランキング上位のものを紹介しますので、参考にしてみてください。

・サーキュレーターアイ DC silent PCF-SDS152T｜コンパクトで邪魔にならない

『アイリスオーヤマ』のオリジナルブランド「woozoo（ウーズー）」のサーキュレーター。パワフルな送風で冷房の風を部屋全体に循環させ、涼しさを保ってくれます。さらに、DCモーター搭載で省エネにもなります。コンパクトで邪魔にならず、部屋に馴染みやすい見た目なのもポイントです。

＜商品概要＞
商品名：サーキュレーターアイ DC silent PCF-SDS152T
価格：10,800円（税込）
色展開：グリーン、グレー、ピンク
商品サイズ：幅約21cm×奥行約21cm×高さ約29cm
本体質量：約1.3kg

・エコマカロンクリーム｜かわいい色のカーテンで遮光や遮熱効果があり

遮熱率ランキング1位の「エコマカロン」は、遮光率100%。夏は遮熱、冬は保温効果があり、防音機能もついています。マカロンのようなかわいい色が豊富にあり、好みに合わせて色を選べるのもうれしい！

＜商品概要＞
商品名：【100サイズから選べる】完全遮光・遮熱・防音・形状記憶の高機能カーテン 『エコマカロン　マスカット』
価格： 3,740円（税込）
容量：1枚
サイズ：幅100cm×丈100cm
色展開：クリーム、キャメル、チャイ、カプチーノ、バニラ、ショコラ、アーモンド、アールグレイ、マスカット、ライム、ピスタチオ、グリーンティ、ミント、ラムネ、ブルーベリー、カシス、アプリコット、オレンジ、フレーズ、フランボワーズ、グレープ、クランベリー

・15mmウレタン入り接触冷感ラグ｜ひんやりふっくらして気持ち良いラグ

『ニトリ』の定番Nクールの接触冷感ラグ。冷感タイプは普通のものよりも強く、暑みが15mmあるので、寝転がってもふっくらと気持ちいいです。ナイロン生地で、丸洗いもできます。

＜商品概要＞
商品名：15mmウレタン入り接触冷感ラグ
価格：4,490円（税込）
サイズ：幅130cm×奥行185cm×高さ1.5cm
重量：約1.5㎏
色展開：グレー、ベージュ、モカ

・遮熱フィルム 窓 TS7080 オーダーカット 窓ガラスフィルム 遮熱フィルム UVカット 窓 透明系｜窓に貼るだけで節電や紫外線対策に！

日差しを反射させて遮熱するため、冷房効果が高まり節電にもなります。暑さ対策だけではなく、紫外線対策もできる優れものです。こちらの商品は透明度が高く、室内の明るさを保ってもくれますよ。ガラスの破片の飛散を防ぐ効果もあるため、台風などの災害時に備えて窓にフィルムをしておくと良いでしょう。

＜商品概要＞
商品名：遮熱フィルム 窓 TS7080 オーダーカット 窓ガラスフィルム 遮熱フィルム UVカット 窓 透明系
価格：59円（税込）/0.01㎡

・エアリズムUネックT｜ひんやり肌ざわりも良い

『ユニクロ』で夏の定番商品といえば、「エアリズム」シリーズですよね。肌ざわりが滑らかで軽く、ひんやりしているのが特徴です。冷感が持続し、室内での暑さ対策に役立つでしょう。

＜商品概要＞
商品名：エアリズムUネックT
価格：1,290円（税込）
色展開：WHITE、04GRAY、09BLACK、31BEIGE
サイズ：XS、S、M、L、XL、XXL

・IT’S COOL TOWEL｜水で冷たくなるタオル！

水で濡らして絞って振ると冷たくなる、ポリエステル素材のタオルです。冷たさが感じられなくなったら、再び振ることで何度も冷たくなります。デザインが豊富で、その日の気分で選んでも楽しそうですね。

＜商品概要＞
商品名：IT’S COOL TOWEL
価格：550円（税込）
色展開：メランジブルー、メランジグリーン、メランジグレー、メランジパープル、ニュアンスブルー、ニュアンスピンク、サマータイムネイビー、サマータイムピンク、シトラスブルー、シトラスバイオレット、モクモクブルー、モクモクオレンジ

・ICE RING｜充電不要で屋内屋外でも使用できる 

アイスリングは首元を冷やすことでクールダウンし、屋外や室内どこでも繰り返し使える商品。28度以下で自然に凍結するため、充電が必要なく節電にもなります。サイズやカラーも豊富なため、家族でそれぞれお気に入りのものを選ぶと良いでしょう。

＜商品概要＞
商品名：ICE RING
価格：3,410円（税込）
色展開：ベージュ、チャコール、カーキ、ライトグレー、ピンク、サックス
サイズ：M

・Kirala Air ハイブリッドネックファン Nino（ニーノ）｜新感覚のハイブリッドファン 

暑さ対策グッズとしておすすめのネックファンは、首面積のおよそ90％をカバーする38の送風口から、心地よい風が吹き出し涼しさを感じられる商品。また、マイナスイオンを放出し、髪の静電気や広がりも抑えてくれます。ヘッドフォンのようなおしゃれなデザインで、最大6時間稼働できるのもうれしいポイントです。

＜商品概要＞
商品名：Kirala Air ハイブリッドネックファン Nino（ニーノ） 
価格：9,800円（税込）
色展開：ホワイト、ピンク、ネイビー、ミント
本体重量：約283ｇ

・フレ スマートハンディファン マット （扇風機）｜かわいい見た目で多機能

ふたつ折りが可能で、デスクに置くことができるハンディファンです。5段階の風量とリズムが選べる上に見た目もかわいく、暑さ対策グッズでおしゃれなアイテムを持ちたい人にもピッタリ。モバイルバッテリー機能つきで、スマホの充電もできます。

＜商品紹介＞
商品名：フレ スマートハンディファン マット（扇風機）
価格：3,280円（税込）
色展開：マットピンク、マットネイビー、ホワイト、ライトブルー、マーブルホワイト、マットグレー

・激冷えくん　熱中症レスキューウェアクール｜消臭効果もある冷感スプレー

衣類にスプレーするだけで、ひんやり涼しさを感じられるアイテム。低刺激で子どもやお年寄りでも安心して使用できます。爽やかなミントの香りで、冷感と共に消臭効果もあります。

＜商品概要＞
商品名：激冷えくん　熱中症レスキューウェアクール
価格：980円（税込）
容量：400ml

・真空断熱タンブラー JDY-340 ステンレス（S）｜保冷力が高いタンブラー

暑さ対策グッズでおすすめの保冷タンブラーは『サーモス』。保冷力が最強で、氷が溶けにくく飲みのもが薄まりにくいのが特徴です。家の水分補給時に、冷たい飲みものでクールダウンすると良いでしょう。

＜商品概要＞
商品名：真空断熱タンブラー JDY-340 ステンレス（S）
価格：2,200円（税込）
容量：340ml

これですぐにひんやり！部屋が暑い時の対策グッズ選びのポイント

「熱中症対策グッズとして使うならどれがいいかな」「どれが一番冷えるのかな」など、どの暑さ対策グッズを買えば良いのか、悩む方もいるでしょう。ここでは、暑さ対策グッズの選び方のポイントを紹介します。

 ＜暑さ対策グッズ選びのポイント＞ 

• シーンに合わせて選ぶ 
• 持続時間をチェックする 
• 外出先でも使えるものを選ぶとなおよし 

ここから、詳しく説明します。

・利用シーンに合わせて選ぶ 

暑さ対策グッズは、利用シーンに合わせて選びましょう。首元を冷やす場合は、ネックリングやネッククーラーがおすすめ。体がほてっていて素早く体を冷やしたいときは、冷却スプレーを使用すると良いでしょう。それぞれの暑さ対策グッズの特徴を知り選ぶことが大切です。

・持続時間をチェックする 

暑さ対策グッズのハンディファンや首かけ扇風機は、充電式のものが多いため、購入する前に持続時間の確認をしましょう。長時間使う場合は、手で持たなくて良い首かけの扇風機、短時間ならハンディファンがおすすめです。

・外出先でも使えるものを選ぶとなおよし 

暑さ対策グッズが室内だけでなく、屋外でも使えたら一石二鳥ですよね。例えば、ハンディファンや冷却スプレー、冷却タオル、ネックファンなどは、室内でも屋外でも使えるため、一つあると便利ですよ。

屋内でも熱中症のリスクがある！暑さ対策におすすめのグッズを取り入れて快適に過ごそう

熱中症になるとさまざまな症状が現れ、重症になると命に関わるほど危険になります。屋外に限らず、室内でも熱中症対策を行うことが大切なのです。この記事を参考に、室内での暑さ対策を試してみてくださいね。また、暑さ対策グッズも取り入れて、家の中でも涼しく快適に過ごしましょう！