
撮影/沼尾翔平
Entertainment
山里亮太さん「娘の友だちと一緒に仕事するみたいな感じ」映画しまじろう『しまじろうとゆうきのうた』出演スペシャルインタビュー
3月14日(金)から映画しまじろう「しまじろうと ゆうきのうた」が公開されます。本作のゲスト声優のひとり、ペンギンのペペ役として出演する山里亮太さん(南海キャンディーズ)がmamagirlWEBのインタビューに登場!
映画の魅力に加えて、山里ファミリーの最近の出来事、そして子どもの頃の思い出まで、たっぷりと語っていただきました♡
■山里亮太さんが映画しまじろう「しまじろうと ゆうきのうた」にゲスト出演
ーー今回の出演オファーを受けたとき、率直にどんなことを思いましたか?
山里亮太(以下、山里):ほんっとうにうれしかったですね。感覚的に言うと、娘の友だちと一緒に仕事する、みたいなかんじです。
ーー娘さんもご覧になっているんですね。
山里:しまじろうには本当にお世話になってるんです。しまじろうのパペットがうちにあって、それが大活躍!娘が何かをするときやちょっとやる気が出ないときに、このパペットのしまじろうに応援されるとがんばれるんですよ。
ーーわー、かわいい!
山里:何するにしても、しまじろうに「がんばってっていってー」って言うから「じゃあ、しまじろうを連れてくるねー」って。寝るときや歯を磨くときがいちばん多いかな。歯を磨くときに、しまじろうが、ぴょんぴょん跳ねてると喜んだり。寝るときもしまじろうの手でぽーんぽーんぽーんってやったり。
いまは、もう、しまじろうのほうがちょっと弟的な存在で、「しまじろうの面倒を見てあげる」と言ってます。だからそのしまじろうと一緒に、しかもね、仲間として出られるっていうのはうれしかったですね。
ーー今回のご出演について、娘さんにはお伝えしましたか?
山里:これはね、伝えないでおこうと思って。僕も自慢げに伝えようと思ったんですけど、別の作品ですけど、うちの奥さんがですね、アンパンマンと一緒に冒険することになりまして(笑)。うちはアンパンマンも一緒にお世話になってるので、「どのタイミングで言う?」って聞いたら、「混乱するから言わないよ」、「え、言うの?」って言われたときに、「俺も、言わないよー」って…。あ、言わないほうがいいんだって気付いたんです。はい。危なかったです。奥さんに言われるまで言う気満々だったから。あれお父さんなんだよって。
ーー蒼井優さんからはどんな声をかけられましたか?
山里:声優さんの難しさって、うちの奥さんも声優さんとかいろいろやらせてもらってたので、僕が「いやほんとに、もう難しい!」って言ったら「テクニックとかは分からないけど、この声は一人しか持ってない声だから。とりあえず、これは他にない声だっていうので呼んでもらったと思って自信持って行ってきなさい」と言われました。
ーー素敵ですね!
山里:そう。もうテクニックは声の大きいか小さいかしかないと知っているから。奥さんの方が上手いので。でも、自信がないって言って現場に行っても何も意味はないと。自分が武器で行かせてもらうんだっていう感じで行ってきたら?って。
ーーそれが勇気になった。
山里:そうですね、そうやって支えてくれるんです。多分、人間4回目ぐらいですよね。
■映画の見どころは? 山里家で起こった娘さんとのエピソードも!
今回のお話は、しまじろうたちが楽しみにしている「キャプテンハット」のショーでひと騒動が起こります。主役のキャプテンハットを演じる自信がないマイリーとしまじろうは、魔法の「マジカルカバン」に吸い込まれ、カバンの中の世界で冒険することに…。マイリーは、しまじろうとの冒険を通して、一歩踏み出す勇気や仲間を信じる大切さを伝えてくれます。
ーー今回の収録で大変だったことはどんなところでしょうか。
山里:本当に大変でした!一緒にやらせていただく方も声優界の神様・山寺宏一さんで、僕がほんとうに昔からお世話になってる、大好きな大好きな山ちゃんが一緒のグループにいるんですけど。いいのかな?俺なんかみたいな…。あと僕が担当するキャラクターがもう、かわいいんですよ!
ーー手品師ペンギンのペペ役ですね。
山里:ペペがかわいすぎるので、こんなガサガサ(声)でよかったのか?って。完成したものを見た今でもまだこれ大丈夫かなー俺で、って思っています。
ーー拝見しましたが、すごく丸みがある声でハマり役でした。
山里:いやー、それ皆さん言ってくださるけど、これを言うとカツアゲになっちゃうんですけど(笑)。でも、もっと可愛い声のほうが、子どもたちは喜んだのかなとか。相変わらず俺のガサガサ声だ〜と思いながら完成を見ましたけど。うーん。ちょっとドキドキしますね、やっぱね。
ーーきっと娘さんが聞いたら、気付くかもしれませんね。
山里:そうですね、僕の場合はね、気付かれる可能性があるんですよね。声がすごい特徴で、すぐ気付くみたいで。この前の節分も、僕が鬼になって「がおー」って行ったら、娘は泣いてたんです。でも次の日、ご近所のお母さんに、節分の話をすごい楽しそうにしてて、「昨日、パパ鬼が来たんだよ」って。「え、パパ鬼ってなに?」って聞かれて、娘が「鬼さんになったパパが来た」と。「え、なんで、お父さんいなかったじゃん、そこに」と言ってみたけど、「いやお父さんだった」ってバレてたんです(笑)。
次の日も、娘に「鬼やって」って言われたから、「いや、鬼じゃない」と伝えました。だから(今回の映画も)バレちゃうのかなあと。今回の鬼は、お面と簡易的な服だったんで、だからもうそれを言われた直後にネット通販で本格的鬼セットっていうのを買いまして。全身真っ赤なタイツで、筋肉のラインがついていて。あとアフロと、ちょっと怖いお面、ツノと棍棒。
ーー棍棒もついてるんですか!
山里:もうぜんぶ。2月4日だから40%オフだったんです。めちゃくちゃ安いんですよ。2月3日までがいちばん高いんですよ。4日だとクリスマスのケーキと一緒で、むっちゃくちゃ安くて。それを買って今、押し入れに入れてあるんです。来年、来年だけはバレないように!
ーー娘さんと一緒に劇場に観に行く予定はありますか?
山里:行きたいですね。この「しまじろう」はみんなで声を出す応援上映ができるから。前ね、アンパンマンのショーのとき、娘がアンパンマンが思った以上に大きくて泣いちゃってたんです。映画だとたぶん大丈夫だと思うんです。映像ですし。教育番組とか、「おかあさんといっしょ」とかでも参加型のイベントがあるじゃないですか。ああいうのに行きたいなと思っていて、あの感じで行けるじゃないですか。みんなで声を出そう!みんなで手を叩こう!って。だから今回も一緒に行きたいんですよね。
ーーそこでサプライズ発表も!?
山里:あれ、お父さんだぞって。それぐらいのテンションでいたいんですけども、奥さんが、絶対にそれは違うって言ってたので。だから大人になって観たときに「これお父さんなんだよ」ぐらいがいちばんちょうどいいのかなあ。
ーーそれも素敵なプレゼントですね。
山里:あとあと、これも奥さんが言ってたんですけど、大人になって気付けばいいかなって。
ーー今作で山里さんの好きなシーンや注目ポイントは?
山里:終盤、ペペにもちょっとしたアクションシーンがあるんですけど、でもどこだろうな…。おとぼけなところがあって、ペペが別の役を演じて、しまじろうたちに試練を与えるところがあるんですけど、そこのとぼけ方が可愛い。あと、しまじろうたちが戻ってこなくて、舞台をつながなきゃいけない、でもどうにもならなくなったときの、ペペの捨て身のボケとか。
場をつながなきゃならないことは芸人時代に僕らもよくあったんです。前説で、メインの方が楽屋で話が盛り上がっちゃって1時間ぐらい出てこないとか。上沼(恵美子)さんがぜんぜん出てこなかったんです(笑)。あのときの気持ちとか思い出しながらやって、ちょっとリアルでした。
■mamagirlWEB独占インタビュー!山里亮太さんががんばれる秘訣は母の言葉にアリ?
ここからは山里さんの著書『天才はあきらめた』(朝日文庫)や、山里さんと若林正恭さん(オードリー)の半生を描いたドラマ『だが、情熱はある』(日本テレビ系)でのエピソードを踏まえて、山里さんのパーソナルな部分に迫りました。
ーー著書『天才はあきらめた』やドラマ『だが、情熱はある』でも、序盤にお母様の「すごいね」「えらいね」という言葉が出てきます。それは今も支えになっていますか?
山里:そうですね、それが合ってるのか合ってないのかはまだ分かってないんですけど、僕ほんとに、ずっと、何をやってもそれを親がポジティブに解釈して褒めてくれてたので。そのせいですごいわがままになった気もしますけど…。
だからといってそんなに自己肯定感が高くなったわけではないんですよね。でも母親が言ってくれた言葉とか、その考え方がいまに活きていると思っています。
昔、親が学校に呼び出されたんです。僕が、学校でちょっとエンタメ性の低い嘘、みんなが迷惑するような嘘をついていたんです。それを理由に親が呼ばれたときに、先生にむかって第一声「あ!今日そんなに褒めてもらえると思ってなくて来たんで」「そんな嘘つけるんですか!?うちの子って頭いいんですねえ」みたいなことを言うもんだから…僕も嘘をつくってすごいことなんだと思って、むちゃくちゃ嘘つきになりました(笑)。そういうのがいまのおしゃべりにつながっていったのかな。
でも、僕が芸人になるとき、父親は「堅実に生きてほしい」って止めてたんですけど、母はもう「行ってこい!」の一言だったんです。あのときに「行くな」はやっぱ認められてないってかんじがするし「行ってこい」は、ああ認めてくれたんだなあと。そういえば、母ちゃんはずっと俺のこと認めてくれて生きてたなって。
ーーあとから実感する。
山里:そうですね。親はね、心配だから絶対危険な道は行かせたくないと思うんですけど。でもこう…迷わず行かせてくれたイメージがありますね。
ーー今作も、仲間を信じることだったり、自分に自信を持ったりして初めての挑戦をしていくのですが、親御さんの言葉っていうのはけっこう後押しになっている?
山里:あると思います。母は、「やる・やらないなら、やる」っていうのをずっと言ってたので。僕、元々ものすごいネガティブで自己肯定感が低いので、それを通常の人よりもちょっとあるぐらいまで引き出すための全肯定だった気もしないでもないですね、今思うと。だからスタートラインが普通だったら、超ポジティブな、ハッピーで自己肯定感の高い人間だったろうなーって思うんですけど。当時の僕はむっちゃくちゃ卑屈だった。
僕は自分のことを、“陰湿な陽キャ”だって言ってるんですけど。そこは、母のとにかく全肯定してやらせるっていうところで、自分を信じるのも、自分ぐらい自分を信じてあげないとダメだっていうのを思い込ませてた。でも自分を信じる権利は、努力の先にしかないから。だから、自分を信じるほど才能がないって思ってるから、それに気付けたのが早くて楽だったんです。
才能がないって気付くと、自分を信じることはできないんですけど、でも、できないで終わるんじゃなくて、じゃあ、才能がない自分が自信を持つ、自分を信じるにはどうしたらいいかっていったら、圧倒的努力しかない。だから努力がしやすいんですよね、才能がないと。それはすごくよかったなあと思います。
ーー最後に山里さんと同じように子育てを頑張るmamagirl読者にメッセージをお願いします。
山里:自分の行動ひとつで、どうにかなってしまうかもっていう、すごい緊張感のなかで僕より先に10カ月過ごしてきた、命の大切さを知る大先輩なので。その先輩には敵わないところがあるんですけれども、必死でついていきますんで。どうか、間違ったときには応援…楽しく笑いながら教えていただければ、我々、男性陣はですね、必死でやりますし、お母様にちゃんと感謝してますので。どうか一緒に、ゆっくりひっぱりあげていただければと思います。がんばってついていきます!
■プロフィール
山里亮太(やまさと・りょうた)
1977年4月14日生まれ。鹿児島県出身。NSC大阪校22期生。2003年に山崎静代とお笑い芸人コンビ・南海キャンディーズを結成。2019年に俳優・蒼井優と結婚。現在1児のパパ。『DayDay.』(日本テレビ系)でMCを務めるほか、『水曜JUNK 山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)でリスナーから絶大な支持を集める。
■撮影/沼尾翔平、取材・文/mamagirl編集部
■映画しまじろう「しまじろうとゆうきのうた」
■公式YouTube(予告編)
みんなのうたが一歩踏み出す勇気にかわる!
しまじろうたちが楽しみにしている「キャプテンハット」のショーが、ちゃれんじじまでいよいよ開催!
主役のキャプテンハットを演じる自信がないマイリーとしまじろうは、魔法の「マジカルカバン」に吸い込まれ、カバンの中の世界で冒険することに…。マイリーは、しまじろうとの冒険を通して、自信をつけることができるのでしょうか…?
今作も、映画しまじろうでは、お子さまが冒険の主役に!大きな声や拍手での応援、クイズ、そして「ゆうきのうた」で実際に映画に参加しながら、一歩踏み出す勇気や仲間を信じる大切さを体感することができます。
さあ、しまじろうたちと冒険の世界へ出発しましょう!
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