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撮影/mamagirl編集部

Entertainment

【水上恒司さんインタビュー】「こういうキャラクターがいてくれたら」映画『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』初の声優に挑戦

5月1日に公開の映画『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』で、初の声優に挑戦した水上恒司さんがmamagirl初登場です♡水上さんが演じるぞうくん役との共通点や初挑戦の声優での奮闘、松田元太さん、髙石あかりさんの印象などたっぷりとお聞きしました。記事の最後には動画コメントにチェキプレゼントもあるのでお見逃しなく!

■国民的おかし「たべっ子どうぶつ」が映画化!注目作に出演の水上恒司さんにインタビュー

ーー「たべっ子どうぶつ」発売から47年の国民的なお菓子が映画化です。出演が決まった時の率直な感想をお聞かせください。

水上恒司さん(以下、水上):お客さんやこの情報を知った皆さんと同じような感想ですね。まさか、「たべっ子どうぶつ」がアニメ映画化されるなんて!って(笑)。周りの方々からも「どんな映画になってるんですかね?」って。やっぱりみんなそこが気になると思うので、こうした取材も1回目はあんまり意識せずにいたのですが、2回目からはより見てもらいたい、興味を持ってもらえるようにお話ができたらと思って話すんですけど…なかなか言えないこともあって(笑)。でも、初声優がこの「たべっ子どうぶつ」のぞうくんっていうのは、なんだか僕らしいなと思いました。

ーーどんなところが自分らしいと思いますか?

水上:庵野(秀明)さんや宮崎(駿)さんのような作品ではなくて、こうした全く新しい取り組みの作品に参加するのが自分らしいなって思っています。

ーー今回、水上さんが演じるのは、包容力ナンバーワン、メンバーいちの頭脳派・ぞうくんです。キャラクターの印象や魅力について教えてください。

水上:僕はよく“昭和の香りがする”と言われるんです。僕は平成生まれだから昭和を知らないのですが、見る作品や話す人、事柄で、自分が興味を持つのはだいたい昭和。面白い時代だなって思います。令和の時代ではあまりこういった考え方はそぐわないかもしれませんが、僕が九州出身っていうのもあって、いい女房というか、女性は1歩2、3歩下がって後ろをついていくっていう、たぶん今の時代からするとあんまり良くない考え方ですが…。

でも、その中にも美学やドラマがたくさんあって、これまで描かれてきた作品もたくさんある。今作でもらいおんくんについて行きながらも3歩ぐらい下がって、彼が道を間違えないように。でも、らいおんくんにとってこの間違った道に行くことは彼にとってはいいことだなと思いながら、時には放置して、時にはバシッと指摘する。僕が演じたのは人間じゃないですけど、こういうキャラクター、人間がいてくれたらって思っています。

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ーーぞうくんと水上さんとの共通点や、反対に、ここは共感できなかった部分は?

水上:僕はこんなに知性ないです(笑)。知的じゃないので。でも、(野球で)キャッチャーをやってたからかもしれないんですけど、視野が広い。ぞうくんはその視野の広さをちゃんと活用できているんですけど、そこも僕との違いですね。でも、周りが見えてるっていうのはわかる気がします。

ーーぞうくんの注目ポイントは?

水上:僕の感覚からすると、ぞうくんは、このアイドルグループ・たべっ子どうぶつたちの中でも黒子性というか、裏方性が強いので、その品の良さというか。僕は自分が前に出ていかないといけない立場であるからこそ、そういった裏方に徹する難しさというか。みなさんのおかげで僕はこの舞台に今立てているので、その裏方の品性がすごく好きなんです。
たべっ子どうぶつの中ではぞうくんが一番それを持っていると思うので、とはいえ、全員がちゃんと(表に)出てきてるんですけどね(笑)。僕はぞうくんの裏方性を大事に作っていったので、僕ならではの見方かもしれませんけど、そこが見どころの一つです。

ーーぞうくんに品性を感じたそうですが、それ故にメンバーを包み込むような丸みのある声になったのでしょうか。

水上:僕は、大きい体の持ち主、ぞうくんらしい、もうちょっとこもった声を出そうとしたんです。でも、監督から「君らしく、君らしさがある声を出してほしい」と言われました。だから、その狙いがあったのは監督だったんです。僕はでき上がった後に、そういう包み込むような声を狙ってほしいんだっていうことに気づいたんです。

ーーでは、わりと等身大で挑めた。

水上:等身大ですね。役を踏まえて、(裏方への)憧れがあるからこそ。基本的に僕はこういう仕事をする時って、“水上”をあまり前に出したくないんです。自分がこういう人間ですって、伝えるためのものではないので。
声のお仕事って、その極みがアナウンサーさんだと思っていて、情報を伝えるうえで、自分の感情をなるべく入れない。反対に、声優は自分の感情はのせるけれど、自分の解釈をそこまでのせないことが目標だったので。(映画を観たときに)「これ、水上がやってるんだ!」と思わせたいという思いが力みになっていたようで。だから監督から「そうじゃない」ってアドバイスされたんだと思います。

ーー印象的なシーンは?

水上:キングゴットンの拠点※に(たべっ子どうぶつの)みんなで行く場面があるんです。そこであれ?って。うまい棒など、ギンビスさんじゃないメーカーのお菓子が出てくるんです。そこが好きですね。

※らいおんくんたちと敵対する“わたあめ軍団”の“最凶わたあめ”

■声優に初挑戦、実写との違いは?

ーー今回、声優初挑戦ですが、挑むにあたってどんな準備をしましたか?

水上:準備はこれまでの作品と一緒ですが、声優は体が見えない。アナウンサーさんのように一言一句全て発音ができて、音が落ちていない人がこの現実世界にどれだけいるのかっていうと、いないと思うんです。それよりも、実写の世界では、何を言いたいのかが伝わることが僕は大事だと思って演じているんです。今回も同じことは言えるけれど、とはいえ実写よりも記号性が求められる世界だと思うので、今回の「たべっ子どうぶつ」の台本の記号の訓練をして、あとはもう、今まで実写でやったような役作りの仕方、アプローチの仕方しか僕は知らないので、いつも通りに役作りをしました。

ーーそうなんですね。参考にした作品は?

水上:有名な作品は見てきた方だと思うので、それが参考になりました。あとは、声優さんや声優界が好きなお客さんからすると、その方のSNSやラジオを追ったり、作品以外の部分を追ったりすると思うんです。僕はそこまでいかない人間だからこそ、全く顔や姿形が浮かんでこないのに、キャラクターとして立っているっていうところを目指したかったんです。そこに憧れというか、尊敬、リスペクトがあるからこそ、それがちょっと自分にとって(演じる上での)ブレーキになったなとは思います。

ーー普段の芝居と声優とではどんな違いを感じましたか?

水上:やっぱり芝居をするときとは声の重点が違いますね。先ほども話したように、声優は記号性がすごく大事だと思っているので。とはいえ、何を言ってるのかがわかるのはプロの方々のなせる技。時々その声が、落ちてたりするけども、何を言いたいのかちゃんと伝わってくる。そこが僕は全くできないので、まずは記号性を大事にしつつ、でもその記号性ばかりに気を取られないようにするためには、ぞうくんの中で何が流れてるのかっていうのをちゃんと理解することが大事なので、そこを意識しました。

■「松田くんはもう、らいおんくんそのまま」松田元太さん髙石あかりさんとの共演

ーー一番最初に発表されたビジュアルでは、松田元太さん、髙石あかりさんとの3ショットでした。共演したお2人の声や演技の印象は?

水上:松田くんはもう、らいおんくんそのままですよね。きっと世の中、どんな人間、どんなタイプでも、自分が主人公だ、自分が舞台の主役であって、人の舞台の自分は脇役だっていうこの考え方って、多様性の世の中としてまさしくだと思うんです。でもやっぱり人のことを動かしていくような、動かす人の母数が大きい人って、多分らいおんくんのような人だと思うんですね。紙一重だと思うけど、そういうキャラクターを演じるにふさわしいものを松田くんはお持ちなんだろうなって思います。
髙石(あかり)さんに関しては、演じるぺがさすちゃんが「ピヨピヨ」しか言わないひよこちゃんに対して、「ちょっと何言ってるかわかんない」という場面があるんです。でも、「あなたの言っていることがわからない」って伝えることも大事だし、大事だけどそれを立てすぎるとちょっと冷たいキャラクターになっちゃう。そこを、ちゃんと母性というか、愛を持って言うっていうのを、この22歳というご年齢で、しかも声でやれちゃうんだっていうのはすごく印象的でした。

ーーお2人からも刺激を受けた。

水上:そうですね。完成した後に思ったのですが、そんなお2人とご一緒することできて楽しかったです。だから、実写の世界でまたご一緒できたらと思います。

■水上恒司さんのお気に入りの映画は?mamagirlだけの特別な動画、チェキプレゼントも!

ここからはmamagirlWEB独占インタビュー。好きな映画作品に、動画コメント、さらにはサイン入りチェキプレゼントも!ぜひ最後までご覧ください。

ーー水上さんと映画の思い出を教えてください。

水上:幼少期の映画の思い出は少ないのですが、この職業を始めてからさらに映画が好きになりました。

ーーお気に入りの作品は?

水上:ジェイソン・ステイサム主演の『トランスポーター』っていう作品が好きです。プロの運び屋の話なんですけど、若いんですよジェイソンが。僕が見たのはたぶん10代よりも前だと思うんですけど、大人っぽいんです。ちゃんとエロもあって(笑)、車をつかったアクションの迫力もすごいし、面白いですね。

■コメント動画もお見逃しなく!

■プロフィール

水上恒司(みずかみ・こうし)
1999年5月12日生まれ。福岡県出身。
2018年10月期ドラマ『中学聖日記』(TBS系)で俳優デビュー。2021年放送のNHK大河ドラマ『青天を衝け』に続き、2023年にはNHK連続テレビ小説『ブギウギ』に出演。2023年12月公開の映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』で福原遥とW主演を務め、「第47回日本アカデミー賞」優秀主演男優賞を受賞。7月にWOWOWで放送・配信の『怪物』で安田顕とのW主演を務めることが発表されたばかり。

■撮影・取材・文/mamagirl編集部

■作品情報「たべっ子どうぶつ THE MOVIE」

「たべっ子どうぶつ THE MOVIE」5月1日(木)全国公開

©ギンビス ©劇場版「たべっ子どうぶつ」製作委員会

松田元太 水上恒司 髙石あかり 藤森慎吾 蒼井翔太 小澤亜李 水瀬いのり 東山奈央 立木文彦
間宮くるみ 大野りりあな 関智一 大塚明夫 大塚芳忠
原作:ギンビス
監督:竹清仁 脚本:池田テツヒロ 企画・プロデュース:須藤孝太郎
主題歌「Would You Like One?」Travis Japan (Capitol Records / ユニバーサルミュージック)
2025年/90分/G/日本
クリエイティブプロデューサー:小荒井梨湖 音楽:羽柴吟
音楽制作:TBSテレビ 音響制作:グロービジョン 音響監督:横田知加子
アニメーションプロデューサー:宇井正人 CGスーパーバイザー:堺井洋介 アートディレクター:亀井清明 ラインプロデューサー:髙橋弘樹
宣伝プロデュース:KICCORIT
アニメーション制作:MARZA ANIMATION PLANET INC. 製作幹事:TBSテレビ
配給:クロックワークス TBSテレビ

[公式HP]https://tabekko-movie.com
[公式X]@tabekko_movie(https://x.com/tabekko_movie)
[公式Instagram]@tabekko_movie(https://www .instagram.com/tabekko_movie)
[公式TikTok]@tabekko_movie(https://www .tiktok.com/@tabekko_movie)
[公式ハッシュタグ]#映画たべっ子どうぶつ

©ギンビス ©劇場版「たべっ子どうぶつ」製作委員会

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※本キャンペーンについて、所属事務所、映画配給会社等へのお問い合わせはご遠慮ください。
mamagirl公式XのDMにて受け付けます。

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